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北海道美術ネット別館

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2024年11月6日に訪れたギャラリーは4カ所

2024年11月10日 08時11分06秒 | つれづれ日録
 6日(水)、月寒中央駅前でバスからバスへ乗り継ぎ、豊平橋停留所で降車して、ギャラリー犬養へ。
 いつも会期が2週間ですが、今週は1週間しかなく、10日までです。

 2階は佐野妙子個展。
 佐野さんは以前は油絵だけでしたが、近年はアクセサリーなどにも作品の幅を広げています。
 絵画は、マチエールや色調など、描きすぎないところで筆を止めるなど、いろいろと苦心を重ねているようでした。シマエナガのかわいらしい絵もあります。
※この段落、ちょっとだけ表現を変えました(11月10日午後)

 1階の小部屋はとくにタイトル表示が見当たりませんでしたが、本物の木の幹を何本も運び入れて床から天井までを貫かせて、本物の林のような空間をつくる、かなり労力のかかったインスタレーション作品でした。中央には小さな池もあります。

 豊平川に沿って歩き、一条橋を渡って、市民ギャラリーへ。
 第40回読売書法展北海道展。

■第40回読売書法展 北海道展 (2024年11月6~10日、札幌) - 北海道美術ネット別館

某所で招待券を入手したので行ってきました。昨年も鑑賞したようですが、まったく記憶にありません。会場を歩いていても知らない名が大半です。道内は毎日系に出品している...

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 2階では「第68回 新道展 受賞者+会友展」。

 小さめの作品が多いうえ、出品していない人も多く、壁面が余ったため、会員の小品なども展示しています。

 画像2枚めの右手前は中三保子さん。
 得意の自動車エンジンの細かな描写に加え、さびでできた魚の化石のおばけのようなものが描かれ、不思議さが増しています。

 会場にいたGさんは「おれたちのころは名誉だと思って出したけど、いまの人は、新作を出してくれというと、平気で『ありません』とかっていうんだよなあ…」とぼやいていました。
 絵を処分するため清掃工場へ持ち込んだ話なども聞きました。
 正直、捨てるぐらいならくださいと言いたいところですが、もらっても筆者の家にも保管場所はありません…。ちょっと考えさせられる話でした。

 街まで歩き、三越ギャラリーで第12回伝統工芸北海道展

■第12回伝統工芸北海道展 日本工芸会東日本支部北海道研究会 北海道在住作家による (2024年11月5~11日、札幌) - 北海道美術ネット別館

三越ギャラリーの両室を使って今年も開かれています。伝統にのっとりつつ、現代の暮らしに合った要素をも取り入れた質の高い工芸作品が並んでいます。出品している作家は次...

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 小山さんが会場当番で、訪れていた陶芸家のMさんと話をしていました。
 11日まで。

 ギャラリー大通美術館へ。
 水彩連盟北海道支部展を見ました。
 80号前後の大作を1人1点ずつ出していて、力作が多いのですが、道展の出品作と同じ作を出した人がかなりいました。
 そのなかで、石垣渉さんは、これまでもモチーフにしてきた荒涼とした雪道の向こう側に巨大な山塊を描き、家紋のような文様を画面全体に散らして、何やらスケールの大きな風景画? に取り組んでいます。このチャレンジ精神には頭が下がります。
 10日まで。


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