地下鉄東西線からジェイアール北海道バスに乗りかえ、「ふもと橋」をめざす。
ギャラリー山の手がなかったらたぶん利用することもなかった路線だろう。
あと何度乗るだろうと思うと、あれこれ感慨がわいてくる。
オープン以来、個展などが開かれた作家を取り上げるこの展覧会、3回目は版画と彫刻を中心に展示している。
こういう展覧会なのでまとまりはないが、おもしろい作品が並んでいる。
◆彫刻・立体・陶芸
川上りえ「未知なる構造体」
水谷のぼる「作品A」
橘井裕「くも」「くも II」
壁掛け型の金属彫刻。壁からつり下げるためのひもをくもの糸に見立てたユニークな作品。
浅見和司「馬」
今村亨「ミトコンドリア」
神谷ふじ子「花」
七宝と金属が合体した、なまめかしさ漂う立体。茎も金属だ。
田部隼夫「北の語らい」
坂坦道「二枚貝」
道展彫刻部の重鎮。首を傾け、ひざをついて坐る女性の像。
望月健「北の標」
三角錐状の柱12本が連なり、針葉樹林のような、北国の風土を感じさせる金属の作品。なお、名前は「建」のはずだが。
谷内丞「紋様楕円皿」
菅原せつ子「花器」
二部黎「ふたり」
田所陸男「少年」
谷内健「シャツを脱ぐ女」
小野寺玄「面取花生」
高際美映子「花いれ籠」
武田律子「花器」
川上勉「月の位置」
畑野天秋「トルソ」
◆版画
森岡完介「’85-10N」
矢崎勝美「COSMOS」
いまにつづく「COSMOS」シリーズ。宇宙空間を思わせる画面は変わらないが、近作よりも要素が少なくてシンプルだ。
間部マナブ「春雨」
浜西勝則「origin-work №3」
渡島管内八雲町出身で国際的に活躍する版画家。三角形に配置して縛った枝を描いたものとと、3本平行させてならべた枝を描いたものとを、上下に並べている。いずれも背景は黒い。非常にリアルだ。自然とは何か、あらためて考えさせられる。
斉藤三郎「セビリアの女」
石川亨信「無題」
渡会純价「マリオネットの旅」
船、月、鳥、人形などを配したメルヘン調の作品。青が幻想的で美しい。
渋谷栄一「カーニバルB」
春陽展、全道展のベテラン版画家渋谷さんがこの会場で個展を開いたのは1997年のこと。パリの図書館で見た貴重な版画のことなどを話してくださった。懐かしいなあ。
軽快に躍る線が渋谷さんらしい。
朝日みお「風薫る」
花田和治「開かれた窓」
北海道を代表する抽象画のベテラン花田さんのカラーフィールドペインティング。輪郭線を欠いたモンドリアンとでもいうべき、青や灰色、白を組み合わせた簡素な作品。
高橋英生「黒い静物」
後年の、洒脱(しゃだつ)でおしゃれな英生さんとは異なり、まだ画面が暗く重々しい雰囲気だ。
玉村拓也「青年」
柿崎熙「角楼」
ベルナール・ビュッフェ「フランス革命 バルミーの戦い」
増田誠「パイプのムッシュ」
上野憲男「MOISTURE 水原にて」
2009年3月3日(火)-24日(火)10:00-17:00、日曜・祝日休み
ギャラリー山の手(西区山の手7の6 地図K)
・地下鉄東西線「西28丁目」からジェイアール北海道バスに乗り継ぎ(どの路線でも可)、「ふもと橋」降車、徒歩3分
・ジェイアール北海道バス手稲方面行き(ただし、小樽行き高速バスと「ていねライナー」は通過)で「発寒橋」降車、徒歩9分
ギャラリー山の手がなかったらたぶん利用することもなかった路線だろう。
あと何度乗るだろうと思うと、あれこれ感慨がわいてくる。
オープン以来、個展などが開かれた作家を取り上げるこの展覧会、3回目は版画と彫刻を中心に展示している。
こういう展覧会なのでまとまりはないが、おもしろい作品が並んでいる。
◆彫刻・立体・陶芸
川上りえ「未知なる構造体」
水谷のぼる「作品A」
橘井裕「くも」「くも II」
壁掛け型の金属彫刻。壁からつり下げるためのひもをくもの糸に見立てたユニークな作品。
浅見和司「馬」
今村亨「ミトコンドリア」
神谷ふじ子「花」
七宝と金属が合体した、なまめかしさ漂う立体。茎も金属だ。
田部隼夫「北の語らい」
坂坦道「二枚貝」
道展彫刻部の重鎮。首を傾け、ひざをついて坐る女性の像。
望月健「北の標」
三角錐状の柱12本が連なり、針葉樹林のような、北国の風土を感じさせる金属の作品。なお、名前は「建」のはずだが。
谷内丞「紋様楕円皿」
菅原せつ子「花器」
二部黎「ふたり」
田所陸男「少年」
谷内健「シャツを脱ぐ女」
小野寺玄「面取花生」
高際美映子「花いれ籠」
武田律子「花器」
川上勉「月の位置」
畑野天秋「トルソ」
◆版画
森岡完介「’85-10N」
矢崎勝美「COSMOS」
いまにつづく「COSMOS」シリーズ。宇宙空間を思わせる画面は変わらないが、近作よりも要素が少なくてシンプルだ。
間部マナブ「春雨」
浜西勝則「origin-work №3」
渡島管内八雲町出身で国際的に活躍する版画家。三角形に配置して縛った枝を描いたものとと、3本平行させてならべた枝を描いたものとを、上下に並べている。いずれも背景は黒い。非常にリアルだ。自然とは何か、あらためて考えさせられる。
斉藤三郎「セビリアの女」
石川亨信「無題」
渡会純价「マリオネットの旅」
船、月、鳥、人形などを配したメルヘン調の作品。青が幻想的で美しい。
渋谷栄一「カーニバルB」
春陽展、全道展のベテラン版画家渋谷さんがこの会場で個展を開いたのは1997年のこと。パリの図書館で見た貴重な版画のことなどを話してくださった。懐かしいなあ。
軽快に躍る線が渋谷さんらしい。
朝日みお「風薫る」
花田和治「開かれた窓」
北海道を代表する抽象画のベテラン花田さんのカラーフィールドペインティング。輪郭線を欠いたモンドリアンとでもいうべき、青や灰色、白を組み合わせた簡素な作品。
高橋英生「黒い静物」
後年の、洒脱(しゃだつ)でおしゃれな英生さんとは異なり、まだ画面が暗く重々しい雰囲気だ。
玉村拓也「青年」
柿崎熙「角楼」
ベルナール・ビュッフェ「フランス革命 バルミーの戦い」
増田誠「パイプのムッシュ」
上野憲男「MOISTURE 水原にて」
2009年3月3日(火)-24日(火)10:00-17:00、日曜・祝日休み
ギャラリー山の手(西区山の手7の6 地図K)
・地下鉄東西線「西28丁目」からジェイアール北海道バスに乗り継ぎ(どの路線でも可)、「ふもと橋」降車、徒歩3分
・ジェイアール北海道バス手稲方面行き(ただし、小樽行き高速バスと「ていねライナー」は通過)で「発寒橋」降車、徒歩9分