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北海道美術ネット別館

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■菅原一剛 写真展「MAKINO 植物の肖像 - 利尻」 (2025年3月14~29日、札幌)

2025年03月29日 13時56分15秒 | 展覧会の紹介-写真
 菅原一剛さんは1960年生まれ。Wikipedia には「神奈川県鎌倉市出身」とありますが、札幌で生まれ2歳のときまで住んでいたそうです(ご自身の公式サイトには札幌生まれと書いてあります)。
 今回はすべてモノクロで、利尻富士を写した大判プリントが1枚。それ以外は、植物博士として知られる牧野富太郎(1862~1957)の植物標本を正面からとらえた作品が並んでいます。
 
 
 見に行く前は
「なんだ、本物の草花じゃなくて標本なのか」
と、ちょっと思っていたのですが、実物を前にすると、圧倒されます。
 古い標本なのでどれも平面的ですし、モノクロームでプリントしているのに、生命に満ちた感覚がじわじわと伝わってくるようなのです。
 超高精細で、豊かな諧調がもたらす存在感の大きさに「さすがプロ」としか言いようがありません。
 
 
 ギャラリー門馬の大井さんは「ライカの1億画素」と言っていたような気がしましたが、ライカに1億画素のカメラなんてありましたっけ? あるいは複数の画像を用いる技法(マルチショットモード)だと1億8700万画素相当まで撮れるらしいので、それなのかもしれません。

 花の命は短いけれど、標本も写真も、生命を永らえさせてくれるのだなと、しみじみ思うのでした。


2025年3月14日(水)~29日(土)午前11時~午後6時、火・水曜休み
ギャラリー門馬(札幌市中央区旭ケ丘2)

www.ichigosugawara.com

□「ほぼ日刊イトイ新聞」の、菅原さんの経歴を書いたページ : https://www.1101.com/photograph/profile.html?srsltid=AfmBOopcgpUq8cs22wyojXk0wH0zeXbi2MPn0WScn5WZnSXSjaxlcGmu

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