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北海道美術ネット別館

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■渡邊希展 09Nov・東京(8)

2009年12月11日 21時54分13秒 | 道外で見た展覧会
承前

 竹橋の国立近代美術館を出たら、すでに西の空が暗くなっていた。

 出光美術館とかうらわ美術館とか、いろいろ行きたいところはあったのだが、やっぱり日帰りではムリだなあ。

 地下鉄(東京メトロ)の竹橋から東西線、茅場町で日比谷線に乗りかえ、仲御徒町で降車。
 やたらと中華料理店が多い昭和ふうな街区を通り抜け、ギャラリーcoexistへ。
 札幌の若手漆芸家、渡邊希わたなべのぞみさんが、個展を開いているのだ。
 東京の画廊にしては、広くて天井が高い。銀座などでは、こういう空間は望めないだろうなと思う。

 ゆったりと展示されていた作品は、ギャラリー門馬アネックスの空間を どーんとふさいでいた巨人のベロみたいなオブジェの大作「ドロシー」など、札幌で発表済みのものが多いが、新作もいくつか。
 
 09.10と註記のある「女ごころ」は、朱色と黒の長方形の板が各6枚。
 たわんでいるのが渡邊さんらしい。
 おなじく「misichief」は、穴ぼこだらけの不定形が宙に浮かんでいる。雲形定規にちょっと似た形だ。
 「sauce drawing」は、黒い漆の成分を、あたかもパティシエがソースを洋菓子の上にくるくるーって巻いたようなおもむきの作品。

 オブジェだけではなくて、実用系のものももちろんある。
 「URUSHI STOOL II」のほか、「PRE膳T」は、カラフルなお箸。茜、秋桜、枇杷、瑠璃など、和風の名前が新鮮。文字通り、プレゼントにいいかも。


 会場を出て、秋葉原へと向かう。


(この項続く)


2009年11月25日(水)-12月26日(土)11:00-7:00 月曜休み
COEXIST(台東区台東1-23-12)



・地下鉄(東京メトロ)日比谷線「秋葉原」駅1番出口から徒歩9分
・同「仲御徒町」駅1番出口から徒歩10分
・JR総武線・山手線・京浜東北線、つくばエクスプレス「秋葉原」駅から徒歩11分

http://www.nozomiwatanabe.com/ (Flashがないと表示できません)

□mosslinkageブログの、ギャラリー門馬・ギャラリー門馬アネックスでの個展のリポート(参考) http://www.mosslinkage.com/news/090525_3.html


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