地下鉄大通駅の南北線コンコース、大通公園4丁目の地下に、新しいスペースができた。
「大通興隆拠点地下広場 新規拡張部」というらしい。
ここに、札幌出身、ベルリン在住の美術家谷口顕一郎さんの作品「凹みスタディ―琴似川 北12条西20丁目―」が2月4日、設置され、除幕式が行われた。
作品は、第1回本郷新記念札幌彫刻賞の受賞作。
第2回が行われる3年後まで、ここに設置される。
選考時に . . . 本文を読む
札幌市資料館(中央区大通西13)に行ったら、こんな貼り紙がありました。
昨夏、札幌国際芸術祭のあおりで、いつの間にか閉鎖になっていた「おおば比呂司記念室」が4月に復活するそうです。
おおば比呂司(1921~88)は札幌出身のイラストレーター。
「わかさいも」の包装紙などを手がける一方、やきとり缶詰など数多くのテレビコマーシャルや番組に出演し、70~80年代はお茶の間の人気者でした。
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「2014年の総括関係の記事は、年明けにアップしたい。」
と書いて、はや1カ月余りが経過した。
まもなく1月も終わるので、もうタイムリミットなのだが…。
あらためて、2014年の美術を振り返ろうとして、はたと気がついた。
2014年はベスト5が選べない…。
表向きの理由として、札幌国際芸術祭の存在がある。
あれを、ぜんぶひとくくりにしたら、1位になりそうだ。
しかし、ぜんぶま . . . 本文を読む
クラークギャラリー+SHIFTからお知らせが来ていたので、コピペします。
今年は夏の北海道ニセコで「カウパレード」が開催されます。
これまでに世界各国80カ所を超える地域で開催されてきた、
参加型のチャリティ・アートイベントで、
公募で選ばれたカラフルな等身大ウシ型アートの数々が町へ並びます。
招待アーティスト数名の作品が展示される他、
現在、作品に施すデザインをプロ・アマ問わず公募中です。 . . . 本文を読む
きょう、版画家の川口巧海さんのツイート( https://twitter.com/Takumi_Kawa48/status/556012738829225986 )で知った。
札幌市中央区北3西3、大同生命ビル3階と4階にある貸しギャラリー、大同ギャラリー http://www.daido-gallery.jp/ が、2016年3月29日で閉館という。
http://www.daido-ga . . . 本文を読む
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
本来ならば昨年の積み残しとなっていた記事のうち、2014年の回顧にまずは取り組まなくてはならないのですが、元日中に終わる見込みがないので、まずは、新年1本にふさわしく、しかも短い記事から始めさせていただきます。
札幌彫刻美術館友の会が毎年4回発行している会報「いずみ」が、この1月発行の号で、創刊50号を迎えました。
同 . . . 本文を読む
札幌駅北口にあり、とくに工芸・クラフト系作家の発表の場として根強い人気のある「石の蔵ぎゃらりぃはやし」。一帯が再開発されることが決まっています(参考■「石の蔵ぎゃらりい はやし」を生かすことはできないか)。
一時、ことしいっぱいで閉鎖されるという情報がありましたが、とりあえず来年6ないし7月までは営業することが、急遽決まったようです。
カフェもギャラリー部分も同じです。
ただし、急 . . . 本文を読む
丸井今井札幌本店一条館8階の美術工芸ギャラリーが、来年1月6日午後6時で閉館します。
以前、丸井今井札幌本店のギャラリーは、大通館にありました。
もっと以前、バブル時代には、道内外の現代美術作家による展覧会を意欲的に企画していたと聞きます(仕掛け人は、現ギャラリーレタラのオーナーである吉田茂さんです)。
大通館に比べると、一条館の上の方のフロアは、正直なところ、あまり人通りがなく、こ . . . 本文を読む
2014年12月23日の北海道新聞おくやみ欄、札幌市東区の項に、豊島輝彦さん(76)が14日死去(葬儀終了)という記載があります。
これは、1979年から96年まで17年間にわたって北海道美術協会(道展)事務局長を務めた画家の豊島さんではないかと思われます。
豊島さんは38年(昭和13年)小樽市生まれ。
道学芸大(現道教大)で多くの作家を輩出した札幌分校特設美術課程の第1期生です。
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すでに先月からですが、東区本町の茶廊法邑の営業開始時刻が午前10時から11時に繰り下げとなりました。
それに伴い、営業終了は、展覧会主宰者によって、午後6時ないし7時となりました(これは、作家側の意向しだいとのこと)。
ただ、実際は今のところ、7時まであいている場合が多いようですが…。
筆者は休日の朝イチに行く会場として、茶廊法邑か資料館を選ぶことがけっこう多かったので、これからのギャ . . . 本文を読む
小樽在住の水彩画家、白江正夫さんの名前が、けさ(2014年12月10日)の北海道新聞おくやみ欄にありました。87歳。
葬儀は終了しているとのことです。
日本水彩画会、道展などの会員で、水彩画の分野では北海道を代表する存在でした。2003年には、市立小樽美術館で個展も開催されています。
白江さんは1927年(昭和2年)、礼文島の船泊村(現礼文町船泊)生まれ。
札幌の師範学校(現北海道教 . . . 本文を読む
振替休日の11月24日(月)、午後3時から札幌市資料館でアートカフェ in 資料館が開かれます。
テーマは、札幌国際芸術祭の「一石を投じる」。
話題になった、島袋道浩さんの、巨石の作品です。
これまでこのブログで、この移設などについて何度か駄文をものしてきたため(リンクは、この記事のいちばん下に貼ってあります)、アートカフェの仕掛け人の中島洋さんに頼まれて、筆者が出席することになりました . . . 本文を読む
札幌の版画家、金沢一彦さんが亡くなったという情報が届いています。
葬儀日程は、次のようです。
17日18時からお通夜、翌18日10時から告別式。
場所は白石区本通21丁目南1-60、ベルコ大谷地シティホール
五十嵐恒著「北海道を彩るアーティスト」によると、金沢さんは1954年生まれ。
道学芸大(教育大)の特設美術コースの出身です。道展と版画展(日本版画協会)、北海銅版画協会の会員で . . . 本文を読む
「映像ミュージアム2014 高嶺格:他人を理解する6つの方法」が、11月1~3日、道立近代美術館で開かれた。
美術ブログを名乗っていながら3日間とも足を運ばないというのもまずいし、高嶺さんにも興味があるので、最終日のアーティストトークに出かけた(1日は仕事、2日は所用で、行けなかったのだ)。
ちなみに「映像ミュージアム」とは、同館でもかなり歴史の古い行事で毎年度1回行われている。
ある年 . . . 本文を読む
11月2日の北海道新聞おくやみ面に、保原鋼太郎さんの名が載っていた。
89歳で、葬儀終了とあった。
保原さんは「6翔会」というグループで絵画を発表していた。
平成6年(1994年)に結成したから「6翔会」である。
ほかに坂元輝行さんや平山康勝さん、庄山政広さん、阿部政毅さんが所属していた。当時、すでに60~70代だった方たちで、写実的な風景画が多かった。
98年3~4月に札幌の大同ギ . . . 本文を読む