北海道新聞2014年10月1日付の「おくやみ」面に載っている、札幌市西区二十四軒の武田貢さんは、日本水彩画会会員、道展会員の水彩画家、武田貢さんのことと思われます。
86歳でした。
武田さんは21世紀初めに札幌に転居するまで室蘭に暮らしていたようです。
1995年には、室蘭市の芸術文化賞を受けています。
室蘭美術協会のメンバーであり、昨年6月にも室蘭市民美術館で個展を開いたばかり。
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2014年9月20、21日に、「写真の町」として知られる上川管内東川町で「東アジア国際写真文化フォーラム」が開かれるんですか。
このフォーラムに参加する写真家によるレビューが急遽開かれることになりました。
ポートフォリオもしくは自身の作品に対するレビューを一人20分程度。
参加するレビュアーは、石川直樹(日本)、インリ&ロンロン(中国)、ウォラナン・チャッチャワンティパーコーン(タイ) . . . 本文を読む
けさ、2014年8月12日の北海道新聞「おくやみ」面に載っていた、札幌市中央区の秋田武蔵さん(86)は、住所から判断して、道展油彩部のベテラン会員の秋田さんと思われます。
道展の図録によると、秋田さんは1960年に奨励賞を受賞しています。
(ちなみに、35周年記念大賞は宮川魏。受賞者には山田吉泰、川井坦、伊藤隆道、米谷雄平、白江正夫、真柄修一、江川博らの名が見えます)
62年に新会友となり . . . 本文を読む
三笠出身で、ヴェネツィアビエンナーレやドクメンタへの出品などで世界的に知られる現代美術家の川俣正さん。
現在はパリ在住で、欧米での発表が多い一方、道内での活動といえば、最初期の「テトラハウス」ぐらいしかなかった川俣さんですが、2008年から故郷の三笠でのプロジェクトを開始。12年からは、市内の廃校で巨大なインスタレーションを制作しています。
三笠プロジェクトについては、フライヤーに
「参加 . . . 本文を読む
画家の藤野千鶴子さんが亡くなったというはがきが、首都圏にお住まいのご家族の方から届きました。
葬儀はすでに近親者で済ませたとのことです。
藤野さんは1937年生まれ。(旭川となっている文献と、上川管内東川町になっている文献があります)
自由な線と、まばゆい色彩の抽象画を描く画家でした。抽象、というと、難しいというイメージを抱く人もいるかもしれませんが、心が弾んで明るくなるような、誰でもが . . . 本文を読む
道内を代表する書家のひとり、辻井京雲つじ い けいうんさん(道教大名誉教授)の作品を常設展示するギャラリー「墨響」が、今月20日、故郷の空知管内雨竜町の「道の駅 田園の里うりゅう」(満寿28-3)にオープンします。
辻井さんは1944年(昭和19年)生まれ。
66年から北海道書道展、創玄展、毎日展に出品。金子鷗(鴎)亭に師事しました。
創玄では70年に創玄書道会賞、77 . . . 本文を読む
道立三岸好太郎美術館が、お菓子店とコラボして、限定品の特別な菓子を発売する「オリジナル・スイーツ・デー」も、今回で24度目です。
今回は、中央区大通西14にある「プティ ショコラ」がつくる「春いろマカロン」。
三岸の代表作で、6羽の蝶が描かれた「飛ぶ蝶」に着想を得たかのような、色とりどりの6個いりで
・緑 ピスターチ
・ベージュ コーヒー
・ピンク ラズベリー
・黄 パイン
・白 酒粕
・ . . . 本文を読む
帯広に本社のある有名な菓子メーカーで、店舗で美術作品の個展を開いたり、「六花ファイル」というユニークな展示で若手作家を応援している六花亭が、20歳の若者を対象に、自画像コンクールを行っています。
応募できるのは、1994年4月2日~1995年4月1日に生まれた方。
1人1点で、大きさはF12号と決まっているようです。出品料は2000円。
審査員はなかなか豪華で、酒井忠康(世田谷美術館館 . . . 本文を読む
(承前)
2014年2月16日の続き。この日、最後に車を走らせたのは、北区あいの里にオープンしたばかりの「アトリエSachi」。
陶芸をはじめとする、工芸・クラフトのお店だ。
アイスヒルズホテルのある当別町からあいの里は、車で行くとそれほど遠くない。
にもかかわらず、住所を間違えて覚えていたのと、土地勘がないのとで大いに迷ってしまい、やたらと時間がかかってしまった。
下に地図を載せ . . . 本文を読む
(画像は喫茶いまぁじゅ)
西区琴似地区で、週替わりで多くの絵画展を開いてきたカフェ北都館ギャラリー。
このブログでも何度も、ここで開催された展覧会を紹介しており、足を運んだ方も多いと思います。
これまで、年末年始をのぞき年中無休で営業してきましたが、2014年から毎週火曜日が定休日となります。
したがって、これまで月~日曜のサイクルで開かれてきた展覧会も、原則、水曜から月曜までとなり . . . 本文を読む
道立三岸好太郎美術館がまちのお菓子屋さんと組んで、好太郎の絵にちなんだオリジナルの菓子を限定販売する「オリジナル・スイーツ・デー」も、これが実に22回目。こんな独自企画を続けている公立美術館は珍しいのではないでしょうか。
次回は、パティスリーしらさき(中央区北9西19)。
根室で80年愛されてきたお店ですが、昨年11月に札幌・桑園地区に移転してきたそうです。
好太郎の1921年(昭和6年 . . . 本文を読む
11月23、24の両日、クロスホテル札幌(中央区北2西2)の13階、14階で、道内では初めてとなるアートフェアが開かれます。
その前夜、オープニングレセプションがあり、筆者も招待されたので、場違いかもとは思いつつも、出かけてまいりました。
(午後7時に仕事が終わらなかったので、ちょっと遅刻)
前半は、2階奥のバーでレセプション。
今回のフェア開催に大きな協力をした戸塚憲太郎(NEW CI . . . 本文を読む
ダイナミックな鉄の作品で知られる札幌の彫刻家、橘井きつ い 裕さんが亡くなられました。
2011年に、STV北2条ビルのエントランスアートで個展「2011年3月11日・午後2時46分から思考停止….-それでもワシは鉄の道を行く-」を開いたときの、STV興発のサイトによりますと、橘井さんは1959年、札幌生まれ。金沢美術工芸大の大学院を修了とのことです。
その後、札幌の大同ギャラリーなどで . . . 本文を読む
岩見沢市栗沢町に「玄窯」を開いている陶芸家で、道展会員の塚本竜玄さんが、5日に亡くなっていたことを、おなじ会社の人から聞きました。
80歳でした。
塚本さんは、道学芸大(現道教育大)を卒業後、空知地方で中学教員をしていましたが、52歳で退職。1985年ごろ、かつての炭鉱マチだった栗沢町美流渡みると地区に移りました。
現在、同地区には、ババッチさんの展示施設や、さまざまな工芸家のアトリエが . . . 本文を読む
本格的なギャラリー空間を併設したカフェ「茶廊法邑 さ ろうほうむら」に近い姉妹店、品品しなじな法邑」(東区本町1の2)が9月15日、リニューアルオープンしました。
遊び心いっぱいの外壁は、小樽在住のベトナム出身アーティスト、ダム・ダン・ライさんが担当しました。
カラフルな色帯は、彼が近年手がけている、枝に着色したインスタレーションを想起させます。
正面の中央には、法邑のオーナ . . . 本文を読む