昨夜、2020年のオリンピック開催が、東京に決まった。
1964年の東京五輪以来、実に56年ぶりの開催となるのだが、今回の開催決定に至るまでは、東日本大震災による津波被害によるところが大きい、東京電力・福島第一発電所の原発事故のその後の「汚染水」問題と多くの被災者の救援、復興問題が絡んでいて、国際的な関心は、ただ単に東京に開催能力があり、経済的背景がしっかりしているという利点だけでない課題として、国際世論も問題視していたし、国内でも多額な五輪投資の金があるのなら、もっと手厚く早くに被災地、被災者支援に重点的に予算と政策を充てるべきとの意見が多くあった。
しかし、安倍首相はオリンピック開催都市決定のアルゼンチン・ヴェノスアイレスに乗り込んでも、記者団に対して、プレゼン席上でも、「東京は安全だ」、放射能汚染もWHOの健康へのリスクとされている値の500分の1しか検出されていないなどという、いい加減な説明でごまかし通して、世界中の心配をあざ笑うかの如きピエロぶりを発揮して、開催決定の瞬間から、招致委員会のメンバーの輪の中で、満面の笑みを浮かべてはしゃいでいた。
一国の首相が、国際的なスポーツ的イベントの開催都市誘致で、こんなにも無知なコメントを平気で繰り返した上で、福島県出身のパラリンピック出場候補の障害を持った女性アスリートや、現役アスリート、皇室のフランス語を話せる高円宮妃殿下や滝川クリステルなどにも、協力をしてもらって、チームワークの勝利だというのである。
猪瀬東京都知事にいたっては、なんと第二次世界大戦時の敗戦の原因が陸、海軍が別々の統率で動いていたのが問題との認識で、今回の敵を倒せた?!のは、政府、財界、スポーツ界、国民が一体となったチームワーク、組織の勝利だといわんばかりのコメントを出していて、とんでもなく違和感を感じずにはいられなかったのである。
いずれにしても、今朝のある教会での信者の祈祷にもあったのだが、多くの国民が「大金を使う五輪開催ならば、その数倍いや手厚い支援や拠出金が被災地ならびに被災者に優先的にあてがわれるべきだとの心境を語ったり、思いの心情としてもっているのが正直なところであり、是非オリンピック誘致に成功したと、マスコミや財界も浮かれずに、しっかりとした被災地ならびに被災者支援、及び放射能汚染の見えざる対策に全力を捧げていただきたいと思うのである。
たぶんに、2020年の東京オリンピック開催決定という「明るいニュース」が一人歩きして、暗い重たい課題を拭い去ることが出来そうに、勘違いしがちだが、決して大きな重たい課題は簡単には解決しない問題なのである。
いくら今回の東京五輪開催を多くの国民が支持していたかのような事前のアンケート調査があったとしても、これらは意図的に操作されたものだろうし、原発事故問題だけでなく、政府をはじめ、五輪招致委員会も、東京開催にストップをかけそうなデータや危惧を意識的に払拭するのに躍起ていたはずで、事前のロビー活動などでは、そのことつまり「汚染水問題」の問題なしと言うテーマで奔走していたと連想される力の入れようだった様である。
とにかく、決まった東京オリンピックガ開催される7年後の日本が、特に福島や東北地域が東日本大震災ならびに福島原発事故からの少しでもの復興と、被災者の支援が行き届いて、生きる希望と勇気が増すエネルギーが芽生える状態になっていることを心から祈りつつ、オリンピックの東京での二回目の開催を健康で迎えられることを期待している。
1964年の東京五輪以来、実に56年ぶりの開催となるのだが、今回の開催決定に至るまでは、東日本大震災による津波被害によるところが大きい、東京電力・福島第一発電所の原発事故のその後の「汚染水」問題と多くの被災者の救援、復興問題が絡んでいて、国際的な関心は、ただ単に東京に開催能力があり、経済的背景がしっかりしているという利点だけでない課題として、国際世論も問題視していたし、国内でも多額な五輪投資の金があるのなら、もっと手厚く早くに被災地、被災者支援に重点的に予算と政策を充てるべきとの意見が多くあった。
しかし、安倍首相はオリンピック開催都市決定のアルゼンチン・ヴェノスアイレスに乗り込んでも、記者団に対して、プレゼン席上でも、「東京は安全だ」、放射能汚染もWHOの健康へのリスクとされている値の500分の1しか検出されていないなどという、いい加減な説明でごまかし通して、世界中の心配をあざ笑うかの如きピエロぶりを発揮して、開催決定の瞬間から、招致委員会のメンバーの輪の中で、満面の笑みを浮かべてはしゃいでいた。
一国の首相が、国際的なスポーツ的イベントの開催都市誘致で、こんなにも無知なコメントを平気で繰り返した上で、福島県出身のパラリンピック出場候補の障害を持った女性アスリートや、現役アスリート、皇室のフランス語を話せる高円宮妃殿下や滝川クリステルなどにも、協力をしてもらって、チームワークの勝利だというのである。
猪瀬東京都知事にいたっては、なんと第二次世界大戦時の敗戦の原因が陸、海軍が別々の統率で動いていたのが問題との認識で、今回の敵を倒せた?!のは、政府、財界、スポーツ界、国民が一体となったチームワーク、組織の勝利だといわんばかりのコメントを出していて、とんでもなく違和感を感じずにはいられなかったのである。
いずれにしても、今朝のある教会での信者の祈祷にもあったのだが、多くの国民が「大金を使う五輪開催ならば、その数倍いや手厚い支援や拠出金が被災地ならびに被災者に優先的にあてがわれるべきだとの心境を語ったり、思いの心情としてもっているのが正直なところであり、是非オリンピック誘致に成功したと、マスコミや財界も浮かれずに、しっかりとした被災地ならびに被災者支援、及び放射能汚染の見えざる対策に全力を捧げていただきたいと思うのである。
たぶんに、2020年の東京オリンピック開催決定という「明るいニュース」が一人歩きして、暗い重たい課題を拭い去ることが出来そうに、勘違いしがちだが、決して大きな重たい課題は簡単には解決しない問題なのである。
いくら今回の東京五輪開催を多くの国民が支持していたかのような事前のアンケート調査があったとしても、これらは意図的に操作されたものだろうし、原発事故問題だけでなく、政府をはじめ、五輪招致委員会も、東京開催にストップをかけそうなデータや危惧を意識的に払拭するのに躍起ていたはずで、事前のロビー活動などでは、そのことつまり「汚染水問題」の問題なしと言うテーマで奔走していたと連想される力の入れようだった様である。
とにかく、決まった東京オリンピックガ開催される7年後の日本が、特に福島や東北地域が東日本大震災ならびに福島原発事故からの少しでもの復興と、被災者の支援が行き届いて、生きる希望と勇気が増すエネルギーが芽生える状態になっていることを心から祈りつつ、オリンピックの東京での二回目の開催を健康で迎えられることを期待している。