今晩の月が暦の上では、立派な月齢14日ほどの「満月」であり、秋の夜長を楽しませてくれる「中秋の名月」なのだそうである。
秋が一日、一日と深まり、近所の田んぼでは、土日に「稲刈り」が盛んに行われていて、収穫の秋を身近に感じさせてくれる日々である。
そんな季節を喜びながら、週末の八百屋でお客様との出会いとお喋りを楽しんでいるのだが、あるお孫さんを5人お持ちのおばぁちゃんとお話をしていると、いつも楽しい子どもたちとの会話や発想に驚かされたり、笑ったりすることが多い。
小学生の運動会も終わって、これからの秋の夜長を少しは勉強や読書に当てることも考えてはと、そのおばぁちゃんが孫宛に「絵手紙」をお出しになったそうである。
数年前から絵画も楽しまれている彼女がお孫さんに宛てた葉書は、絵手紙という形で時間をかけて描かれたお得意の絵と共に、5人五様の特色のある愛情こめたお手製の「絵葉書」だったのであった。
電話を通して、最近あった運動会のことや楽しかったことなどを話している内に、小学五年生になるお孫さんの中で一番年長の女の子が、絵手紙の感想として言った言葉が「わりかしやるやん!」だったと言うのであった。
「わりかし」とは、標準語では「思った以上に」とか「なかなか」と言った褒め言葉でもあるのだが、関西弁で言われるとなかなか際どいとでも言うべきか、微妙な言葉でもあるみたいである。
ある外国人が日本語を学んでしばらくして日本に滞在されていて、一番好きな日本語を語っていた中に、「微妙!」というニュアンスの返答や言葉があった。
日本人が全て「微妙!」と表現しているわけではないが、曖昧模糊とした表現でもあり、相手にとっては多少配慮した否定的言葉に聞こえたりもする。
前述の「わりかしやるやん!」については、微妙と少し異なるのだが、「素晴らしい!」とか「べた褒め」まではいかない表現でありつつも、褒めているのだが、少しテレが入っている気がする。
小学校の高学年ともなれば、少しは大人の気持ちや考えも分かってきているので、自分の祖母である、おばぁちゃんの「絵手紙」の作品でもある。自分に宛てられた「葉書」を前にして、こんな微妙な表現で喜びを表したらしいのである。
私たちの日常生活の普通の一こま一こまの中にも「わりかしやるやん!」言って褒めることが出来る事項がたくさんあるはずなのだが、なかなか女房や夫をお互いに褒めたりすることが難しかったり照れたりする場合が多いのではないだろうか。
素直にお互いを認めて「わりかしやるやん!」と思ったら、即座に素直に褒められたらいいなぁと思うのであった。
「うちの亭主、わりかしやるやん」とか「我が女房、わりかしやるやん!」と。
秋が一日、一日と深まり、近所の田んぼでは、土日に「稲刈り」が盛んに行われていて、収穫の秋を身近に感じさせてくれる日々である。
そんな季節を喜びながら、週末の八百屋でお客様との出会いとお喋りを楽しんでいるのだが、あるお孫さんを5人お持ちのおばぁちゃんとお話をしていると、いつも楽しい子どもたちとの会話や発想に驚かされたり、笑ったりすることが多い。
小学生の運動会も終わって、これからの秋の夜長を少しは勉強や読書に当てることも考えてはと、そのおばぁちゃんが孫宛に「絵手紙」をお出しになったそうである。
数年前から絵画も楽しまれている彼女がお孫さんに宛てた葉書は、絵手紙という形で時間をかけて描かれたお得意の絵と共に、5人五様の特色のある愛情こめたお手製の「絵葉書」だったのであった。
電話を通して、最近あった運動会のことや楽しかったことなどを話している内に、小学五年生になるお孫さんの中で一番年長の女の子が、絵手紙の感想として言った言葉が「わりかしやるやん!」だったと言うのであった。
「わりかし」とは、標準語では「思った以上に」とか「なかなか」と言った褒め言葉でもあるのだが、関西弁で言われるとなかなか際どいとでも言うべきか、微妙な言葉でもあるみたいである。
ある外国人が日本語を学んでしばらくして日本に滞在されていて、一番好きな日本語を語っていた中に、「微妙!」というニュアンスの返答や言葉があった。
日本人が全て「微妙!」と表現しているわけではないが、曖昧模糊とした表現でもあり、相手にとっては多少配慮した否定的言葉に聞こえたりもする。
前述の「わりかしやるやん!」については、微妙と少し異なるのだが、「素晴らしい!」とか「べた褒め」まではいかない表現でありつつも、褒めているのだが、少しテレが入っている気がする。
小学校の高学年ともなれば、少しは大人の気持ちや考えも分かってきているので、自分の祖母である、おばぁちゃんの「絵手紙」の作品でもある。自分に宛てられた「葉書」を前にして、こんな微妙な表現で喜びを表したらしいのである。
私たちの日常生活の普通の一こま一こまの中にも「わりかしやるやん!」言って褒めることが出来る事項がたくさんあるはずなのだが、なかなか女房や夫をお互いに褒めたりすることが難しかったり照れたりする場合が多いのではないだろうか。
素直にお互いを認めて「わりかしやるやん!」と思ったら、即座に素直に褒められたらいいなぁと思うのであった。
「うちの亭主、わりかしやるやん」とか「我が女房、わりかしやるやん!」と。