「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

「辰」と「龍」

2012年01月05日 | お茶三昧


「たつ」という字は二種類ありますね。
「辰」が先で「龍」は十二支として分かりやすくするための当て字のようです。
「辰」は「振」の意味であり、「震」にもつながるそうで、ちょっと怖いです。
もう「震」はいりませんね。

「龍」はへんが体を表し、つくりが躍動する様を表し、
それが一緒になって「龍」だそうです。
王者、あきらか、大きい、豪傑、俊才、めぐみ、たまもの、いつくしみ、やわらぐ・・
多彩な意味を持つということですので、
今年は「辰」よりも「龍」で行きたいと思いますね。


さて明日は稽古始めです。
社中全員の顔合わせは後日になりますが、
まずは皆さんと新しい気持ちで顔を合わせるのが楽しみです。
新しい年への希望などうかがってみたいです。

ではその前に私の今年の掛け声です。

「もう少し遠くまで」

年末から新年にかけて、自分の未熟さが身にしみて、
今年は反省の年にしようなどと殊勝なことを考えていましたが、
それではなんだか希望がないと思えてきましたので、
相変わらず変わり身の早い私は前向きに転換しました。

茶室にこもっていないで、いろいろな意味で、
ちょっと深く・・先へ・・遠くへ・・というところでしょうか。

新年早々、この掛け声でちゃんといいことありました。
ちょっとほころんだ梅の枝を、明日は床の花入れにと思います。