今日は少し暑さがぶり返しましたが、
冷たい水羊羹も、これで最後になるかしらと、
水菓子と一緒に自作の器に盛っていただきました。
じつはこの水羊羹は青竹に入っていました。
最初の何本かは気が付かなかったのですが、
途中で捨てようと思ったときに、これはと・・・。
なんと「灰吹き」にぴったりではないですか。
このように煙草盆に添える灰吹きは青竹が正式です。
でも青竹は時間がたつとすっかり乾燥して白い枯れた竹になってしまいます。
何時でも自然のものが手に入るとは限りません。
ですからお茶会や、お茶時では冷凍の青竹を注文して手に入れたりします。
最近は着色をしてあるいつでも青いものが作られていたりするのですよ。
それがわかるとちょっと興ざめなのですが。
この水羊羹の入っていた青竹は、正式のサイズより少し小ぶりですけれど、
煙草盆に合わせて加減してもよいということなので、
まあなんとぴったりという感じではありませんか。
早速、お稽古茶事用にと、三本もラップにくるんで冷凍してしまいました。
羊羹を取り出す時に、底にキリで穴をあけたので、
水を入れるためには接着剤か何かで、穴をふさがなくてはなりませんが。
これでこれから予定している今年のお茶事の青竹はまかなえそうです。
思わぬ廃物利用ににんまりですよ。
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