お茶も名残の時期になりました。
まだ時折夏のような暑さに見舞われて、
なかなか季節も収まらないでいますが。
今月予定されている、お稽古を兼ねたお茶会も、
この時期ならではの、中置のお点前で行います。
それもコロナ対応で、お濃茶は各服点てで。
各服点てとは、一椀の濃茶を飲みまわさずに、
一人分ずつ点ててお出しするお点前です。
13代円能斎が、その当時今と同じような状況があり、
やはり、衛生観念を考慮して考案されたお点前です。
稽古の時は、薄茶も、同じお茶碗で何度も点てるということはせずに、
人数分のお茶碗を用意してお点前をしています。
この時期が収まれば、濃茶を一椀で飲みまわす作法が、
以前のように復活できるでしょうか。
何やらこれからの時代には、そぐわない作法のようで、
濃茶の各服が作法として定着するのではと思ってしまいます。
お茶も精神的な理念は受け継ぎつつ、その手段( 点前)については、
時代とともに変わっていくのかもしれません。
もちろんその源流は、忘れずに学び守りながら。
さて目の手術もひと月後です。いろいろと皆さんからの情報も頂きました。
一番怖いのは、右目の白内障と一緒に行う黄斑前膜の手術です。
なんと麻酔の注射が相当痛そうなのです。
手術の説明をしてくれた看護師さんからも、
「ちょっと頑張ってください!」と言われました。
そのことだけが今から恐怖~です。
痛い注射は誰だっていやですよね。