「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

今日の稽古風景から

2012年06月21日 | お茶三昧


「お茶杓のご銘は?」とたずねると。
上級のお点前なのでと、返ってきた答えは、

「平常心です。」でした。

一座は「はあ、そうありたいですね」と、
しばし平常心を保てなかったいろいろな経験が頭に浮かび、
そうあらねばと、反省させられ。

さて次のお点前の方は、
「ご銘は?」と問われると、
「初心でございます」でした。

「今日はまた考えさせられる銘がつづきますね」というと、
「先程の銘に対抗してみました」ですって。

こんな銘で盛り上がったり、
ちょっぴり気持ちを引き締めさせられたりの、
今日のお稽古でした。

そうそう今日のお菓子は時候の「アユ」でしたので、
アユ談義にも花がさきましたよ。



お料理人さんから聞いた話ですが、
鵜飼のアユは味が格別とか。
何でも飲み込む時にアユが一度気絶するからだそうです。
それと味がどのように関係するのでしょうね。

それはさておき、
今日の太めのアユに、皆さん大喜びでした。

ところで、これは前日用意した、違うお店の「鮎」です。


ちょっとスマートでしょ。
同じお菓子でもお店によって、大きさも、顔つきも、お値段も、
そしてお味も違うのが楽しいですね。
鵜飼いで気絶したアユはどちらでしょうか。

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