信長に敵対していた武将らを寺にかくまったことで、
寺を焼き討ちされた、僧快川は、
燃えさかる炎の中で座禅をくみ、
「心頭滅却すれば火もまた涼し」と、
唐の詩人・杜荀鶴(とじゅんかく)の漢詩を、
朗々とうたいあげながら焼け死んでいったと伝えられています。
耐えられない暑さが続いていますね。
そんな中のお稽古は、「逆勝手」です。
勝手の違うお点前で、心頭滅却していただきました。
「少しはすずしくなりましたか。」
「はいなりました。」
感染防止のため、換気と冷房のせめぎあいで、
涼しいお部屋とはいい難しです。
熱中症という敵も現れて、過酷な夏の盛りは、何時納まるのでしようね。