「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

大亀香合に会えました

2015年08月12日 | 日記




サントリー美術館のメンバーズ内覧会に行ってきました。
その前にまずは腹ごしらえです。
最近の、サントリー美術館に行くときのお決まりのコース。
ミッドタウンから5分ほどの「花郷」という和食のお店です。
時間があるときはこちらでゆっくりします。

サントリー美術館の展示は、


ということで、期待たっぷりで向かいました。
食事の前にスライドレクチャーの整理券をもらうべく、
美術館の入り口に行きましたが、
長蛇の列で、人気のほどがうかがえましたよ。
これから行かれる方は、混雑を御覚悟召されです。
午後の整理券を確保してから、
それまでにお昼を済ませることにしたのです。

この美術館のスライドレクチャーは、
展示の意図や見所、出品される美術品の簡単な説明などがされます。
特に専門的ということもなく、少し物足りないきらいもあるのですが、
展示の予備知識を得るには、ちょうどよい内容と言えるでしょうか。

あまり詳しく知らなかった藤田傳三郎氏についての説明は興味深く、
椿山荘など、関東で身近なもののルーツが彼にあったとは初耳でした。

恋い焦がれた交趾の大亀香合を高額(今の貨幣価値で九億)で落札し
病床でその知らせをきき喜びつつも、その10日後に亡くなったという、
道具にまつわるエピソードは聞いていましたので、
まさにその香合を目の前に見たときは感慨もひとしおでした。
さぞや手に取って撫でたかったことでしょうね。

今回の目玉の国宝の「曜変天目茶碗」も、
じっくりと干渉することができました。
暗い美術館の中で、その輝きをいかにして見せることができるか、
照明など、かなり工夫したとの説明を聞いた後なので、
最高に美しい姿をみることができたのかしらと。
どのような美術品も、ほんとうは自然光の下で見る美しさが一番なのでしょう。
その状態に近づけて展示するには苦労も多いのではと思いました。

こうしてお盆前の一日を優雅に過ごしました。
明日からはお盆休みで、ちょっと遠出をします。
旅の仲間は、気楽なおばさん協会です。

帰りましたら、楽しい報告ができると思います。




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