先日参加した八坂神社のお献茶式で、
「菓匠」席で飾られていたお菓子の変わり種を紹介。
青楓も、なでしこもお菓子です。
下のバトンは材料は何で、お味は・・と。
京都の伝統をテーマにしたお菓子としては、ちょっと突き出ていますね。
さて毎日暑い日が続きますが、そんな中、お茶名の引継ぎの式をしました。
お二人が申請をし、無事にお許しが出て、
「秋には届くかしらね」と話していましたが、
七月初めに、思いのほか早く手元に届きました。
一日でも早く引き継式をと思いましたが、問題は着物です。
殺人的な猛暑の中、お着物でいらっしゃるのは大変です。
でも「頑張ります」ということでしたので、
お着物持参で、我が家で着付けて、本日決行しました。
床に利休像を掛け、三つ具足を飾り。
真台子のお点前の準備をしました。
私がお点前をして差し上げるのですが、
心配なのは、出入りその他の立ち振る舞いで、
すっと立てるかどうかなのです。
おかげさまで、本番になると、気合が違って、
私のお膝は、ちゃんといい子にしていてくれました。
なんだやればできるではないのと安心しましたよ。
よろっと来るのは年の所為かしら、体幹鍛えなくては。
真のお点前は七種のお菓子ですが、縁高には水菓子を含めて三種盛り、
四種は持ち帰りやすいように、初めから箱に入れてご用意しました。
式を無事に終え、記念写真を撮り、
「七月で丁度10年です」
と頑張って続けてこられた日々を思い出しておられました。
それから、緊張もほぐれて、お薄を点て合いました。
お二人は、秋に、記念のお茶事をしますので、
もうそちらの準備に入っているようです。
お家元から拝受したお茶名が読み上げられた瞬間の、
喜びのお顔が、私には何より嬉しいです。
お二人にとっては、これからが修行の始まりですが、
私は、一つ責任が果たせて、ちょっとほっとしていますよ。
膝の調子の良い事も含めてね。