少し寒さの戻った日曜日。
稽古を終えて、午後から、お雛様を片付けました。
その前に、名残しくお雛様の茶碗で、
「茶碗荘り」のお点前をして、一服。
また来年会えますようにと願いを込めて。
帛紗は、干支のものを出して使ってみました。
思い出せば、二回りも昔に手に入れたものです。
丑年になると、新年の茶会で使ったり、
招かれたお茶会に出向く時、懐に忍ばせて行ったりして楽しみますが、
お稽古用には使いませんから、いつまでもきれいなままです。
ワンポイントの牛の角が、シンプルですが、洒落ていますよね。
若いころは、毎年、干支のものか、勅題のものを新調していました。
最近はもう帛紗を新調することも無くなりましたけれど。
始めは勅題のものの方が、いつでも使えて良いと思いましたが、
使ってみると、12年に一度でも、、干支のものの方が、
必ず使う機会が巡ってきますし、使うたびに新鮮な感じがします。
勅題の物は、稽古用に下ろされたりして、どんどん使い古されています。
干支の帛紗は、また使う頃には、自分はどうなっているだろうかと、
未来の自分に思いをめぐらす時間も持てて、面白いものです。
そろそろ、次に使うことがあるかどうかがおぼつかない年齢です。
今年は惜しげもなく使おうかしら。
お茶会の機会もほとんどありませんし、
一人お点前で、真新しい帛紗の感触を味わうのも良いかもしれません。
今日はあいにくの天候ですので、散歩は断念し、
珍しく午前中に、ゆったりとパソコンの前です。