「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

希望を持ちたい

2020年05月13日 | お茶三昧

オンライン稽古も、二か月目に入り、常連さんもできました。
気にいってくださり嬉しいです。
始めはどんなものかと緊張してつないでくださった方も、
「ありがとうございました。ではまた来週お願いします。」と。
繋ぐたびに、色々とお家でできるお稽古の工夫や、
楽しみ方のヒントなどをお話しして差し上げています。

この機会を利用して、茶箱をしっかりと覚えたいという方。
茶箱をお持ちなのに、家では一度も使ったことがなかったそうです。
前回の稽古が終わって、、
「お茶碗や棗の仕覆があれば「花点前」もできますよ。
大津袋のような物でもよいですから。代用できるものを用意できるかしら。」
と次にやれそうなお点前を提案してみたのですが、
なんと今日は画面の向こうで嬉しそうに、
「こんな風に作ってみました。四日もかかって作りたいへんでした。」と、
仕覆に入ったお茶碗を見せてくださいました。。

ネットで見て、ありあわせの材料で作ったそうですが、立派なものです。
裂地もなかなか素敵ですね。
これができればマイ茶箱のお道具にも素敵な仕覆を着せてあげられます。
何とかしたいと思う気持ちが、自作の仕覆という結果に。
きっと大変でも、充実感を味あわれたことと思います。

オンライン稽古も、それぞれに色々なやり方があって、
その方の希望や、環境に合わせて工夫してしています。
「唐物」や「盆点」の稽古も見立て?自作?の「曲水指」でクリアー。
なせばなるです。


なんとか点前の流れだけはおさらいできました。
お若いこの方もやはり袋物づくりに挑戦し始めたようです。

このように楽しみつつも、早く正式のお道具で、
緊張感とともに茶の湯に浸る時間を持ちたいでしょうね。

私も嘆いてばかりいられないので、気を取り直して、
お稽古が再開できるようになったときのために、
コロナと共存しながらのお稽古のマニュアルを、
あれやこれやと考え始めました。
前に進む準備をしていないと、生活に張りが出ませんものね。

明日は初めての方がオンラインに挑戦してくださいます。
久しぶりにお話しできますから楽しみです。