「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

快気祝いの茶事に招かれて

2019年09月22日 | お茶三昧

今朝ベランダに出てみると、
今年初めての木槿が目に飛び込みました。
色といい、大きさといい、とてもいとおしい一輪でした。



隣の鉢では、秋明菊のつぼみも膨らんでいました。
入院中に世話ができなかった中で、
健気にも生き残ってくれていた数少ない花達が、
やっと咲いてくれそうです。

 

今日は快気祝いをと、社中の方がお茶事にご招待くださいました。
都会のタワーマンションの20階。

都会の真ん中でありながら、天空の世界は、
外界と隔離されたお茶空間を静かに演出してくれていました。

テーブル席てお懐石を頂き、
濃茶席では私には椅子を用意してくださいました。

心のこもったお料理と美味しいお茶。

この日のためにご用意くださった器の数々。
皆紹介したいものばかりですが、
あまり写真を撮るのも興ざめとはばかられましたので、
皆さんでそれぞれにちょっとだけ撮った写真を寄せ集めてみました。

薄茶はリビングに戻り、
お料理担当の料理人の社中の方が、ご亭主をお助けでしたので、
その方がご代点で、カウンターで薄茶のお点前をしてくださいました。
お料理屋さんで、お食事の後にお薄を頂いているような、
とてもリラックスした時間になりました。

4人で伺いましたが、お一人は、茶事初体験の若い方をお誘いしました。
私も久しぶりに和服を着ての外出に、前日からいろいろと興奮気味でしたよ。


残念ながら、全行程歩いてという初めの目標は、
思ったほどしっかりしてくれなかった足の状態と、危ぶまれた天候を考えて、
三日前に決意して、社中の方の「車で」という言葉に、甘えてしまいました。
ちょっと意気地のない私ですが、
和服で草履で電車に乗っての遠出は、もう少し先にします。

退院した時から、快気祝いのお茶事をとおしゃっていてくださったので、
その日を目標に体調を整えてきました。
何とか無事にお伺いできて、お気持ちを頂けたことがとても嬉しいです。

皆様本当にありがとうございました。