お抹茶は買ってきたそのままを使って点てると、
どうしても点てた後にお茶碗に小さな塊が残ります。
ですから、必ず一度茶篩で漉してから使いますね。
以前姪がフランスでお抹茶を点てたとき、ひどいことになってしまって、
私に「漉さないとだめよ」と言われて、慌てて紅茶漉しを探したと。
そんなものででも漉せば何とかなりますから。
写真の右の物はもう40年くらい前の物です。
左は「近藤さんの茶ふるい缶」も10年くらい使っているでしょうか。
古いものは、少しずつ手でへらを使って漉すので、とても時間がかかります。
お茶会の前などは、前日の夜は茶漉しに何時間もかかっていました。
左の物は中に入っている分銅を利用して、振って漉すので短時間で済みます。
今はもっぱらこちらを使っていて、
古いものは漉したお茶を入れておく容器になっています。
どちらも長持ちするのはオールステンレスだからですね。
錆び一つ無くきれいにいつまでも使えます。
多少値段は張りますが、一生物ですから価値はあります。
稽古で使っているので、時々茶篩がほしいのと言われます。
なかなかオールステンレスの物はお茶屋さんには売っていないと。
個人で使うので漉すのは少量。
時間のかかる古い方の物でもよいので、道具屋さんに問い合わせてみると、
中の小物が最近プラスチックになってしまったとか。
というわけで、近藤さんの「小」を取り寄せて差し上げました。
茶道具屋さんのセール中ですので、なんと特価です。
まあそれを狙ったのですが。
ついでに、消耗品の茶筅や茶巾、
皆さんにお安く分けて差し上げられるようにと、
懐紙、紙小茶巾などをまとめて取り寄せました。
これでしばらくは消耗品は心配ありませんよ。
ところで、ちょっと更新が開いてしまいました。
「元気だよね」と電話が。
ご心配ありがとうございます。
膝も少しずつ良くなっています。
近くの郵便局まで往復してみましたが、途端にお尻が筋肉痛でした。
半年間、家の中をうろうろとしか歩いていないのですから、筋力は落ちています。
そんなこととも戦いながら、徐々にしっかりと歩けるように頑張っています。