「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

初めは高くても一生物を

2019年07月23日 | お茶三昧

 

お抹茶は買ってきたそのままを使って点てると、
どうしても点てた後にお茶碗に小さな塊が残ります。
ですから、必ず一度茶篩で漉してから使いますね。

以前姪がフランスでお抹茶を点てたとき、ひどいことになってしまって、
私に「漉さないとだめよ」と言われて、慌てて紅茶漉しを探したと。
そんなものででも漉せば何とかなりますから。

写真の右の物はもう40年くらい前の物です。
左は「近藤さんの茶ふるい缶」も10年くらい使っているでしょうか。

古いものは、少しずつ手でへらを使って漉すので、とても時間がかかります。
お茶会の前などは、前日の夜は茶漉しに何時間もかかっていました。

左の物は中に入っている分銅を利用して、振って漉すので短時間で済みます。
今はもっぱらこちらを使っていて、
古いものは漉したお茶を入れておく容器になっています。
どちらも長持ちするのはオールステンレスだからですね。
錆び一つ無くきれいにいつまでも使えます。
多少値段は張りますが、一生物ですから価値はあります。

稽古で使っているので、時々茶篩がほしいのと言われます。
なかなかオールステンレスの物はお茶屋さんには売っていないと。

個人で使うので漉すのは少量。
時間のかかる古い方の物でもよいので、道具屋さんに問い合わせてみると、
中の小物が最近プラスチックになってしまったとか。

 


というわけで、近藤さんの「小」を取り寄せて差し上げました。
茶道具屋さんのセール中ですので、なんと特価です。
まあそれを狙ったのですが。

ついでに、消耗品の茶筅や茶巾、
皆さんにお安く分けて差し上げられるようにと、
懐紙、紙小茶巾などをまとめて取り寄せました。

これでしばらくは消耗品は心配ありませんよ。

ところで、ちょっと更新が開いてしまいました。

「元気だよね」と電話が。
ご心配ありがとうございます。
膝も少しずつ良くなっています。
近くの郵便局まで往復してみましたが、途端にお尻が筋肉痛でした。
半年間、家の中をうろうろとしか歩いていないのですから、筋力は落ちています。
そんなこととも戦いながら、徐々にしっかりと歩けるように頑張っています。