昨日、術後三か月の検診に行ってきました。
経過は順調ということでした。
もう少しの間、遠くまで出歩くのは我慢してくださいと注意もされました。
「ああ良くなった」と思う時が来ますからそうしたら自由に歩いてくださいと。
二か月ぶりの病院。
全ての検査が終わり、やっとお昼を頂きました。
術前に何度かランチをした最上階の食堂からの眺めです。
梅雨空の少し沈んだ景色でしたが、
私には今までで一番きれいに目に映りました。
「豪華に行こう」と熟慮した結果えらんだメニュー。
これも今までここで頂いた食事の中で一番おいしく感じました。
セットメニューでしたが、完食です。
食事のおいしさが、いかに精神的なものに左右されるかということを実感した瞬間です。
友人に付き添ってもらっての久しぶりの遠出でした。
さすがに疲れましたので、昨日はぐっすりと眠れました。
疲れが残っていないかと心配しましたが、むしろ快調のようですので、これも一安心。
でも今日は思い切りのんびりとして、明日からの稽古に備えます。
急な歩けないほどの痛みが出てから半年。
忍耐の時間でした。
いろいろなものを断ち切ったり、縁が無くなったりもしました。
残るべきものが残ったような気もします。
その中で絶対的なものとして私を支えたものが、
お茶であること、稽古の日々であることは言うまでもありませんが。
大げさに言えば人生のリセットをしたような。
ここからは少しずつ必要なものから、元に戻していこうと思います。
不義理をした方には、もう少し待ってくださいと伝えます。
友人の池田理代子さんの歌が選ばれて載っています。
万葉集とか。古今和歌集とか、お茶に関わることで気にしたことはありますが、
短歌などに、若い時に石川啄木に夢中になって以来、
ほとんど触れたことがありませんでしたので、
現代の短歌に触れて、その自由な表現にとても新鮮さと驚きを感じました。
リセット後の楽しみにの一つに加えてみたいと思いましたが、
理代子さんからは、
「今の短歌は、昔の古典と違って、かなり自由な表現ができるけど、
それはそれなりの評価基準があって、なかなか面白いよ。
私は今、俵万智さんとある短歌賞の審査員をやっているので、
いいのができたら応募してみて。」と。
とてもとても、何十年も短歌に親しんできた人たちの仲間には加われませんが、
ひそかに楽しむことはできそうです。
過去のことにこだわらず、新しいものに挑戦。
これもリセットの良いところですよね。
ところで昨日診察の時に主治医の先生に思わず聞いてしまいました。
「アルコールはいいですよね?」
「はい問題ありません。お風呂もどうぞ」
傷口が心配で片足を上げて入っていたお風呂も、ゆっくりと湯舟に浸れます。
もちろん乾杯も大丈夫!!