口きりのお稽古茶事を控えて、
昨日は客組、今日は亭主組と、連日熱い稽古が夜遅くまで。
皆さん勤め帰りの方たちなので、夕方からの稽古ですから、
終わるころには十時を回りますね。
でも皆さんの熱心さには、疲れも感じないくらい嬉しいですよ。
当日の道具をあれこれ選んでいて、
濃茶には赤の楽茶碗を使うことにしました。
「お稽古だから、何か銘をつけてみたら」というと、
あれこれ悩んでいたようですが、
お茶碗のイメージから、『わすれ紅葉』がいいのではということに。
これからが紅葉の盛りのところもありますが、
寒い地方は、もうそんな風情でしょうね。
「その銘、いいかもね」とみんなでうっとり。
ご亭主さんは、
当日ご銘をたずねられるのが楽しみになったのようですよ。