GRASSの日々折々

馬好きフォトグラファーが綴る日々の1ショット。

対馬のモニュメント

2009年09月12日 | 日本の馬
馬の産地を訪ね歩いていると、土地独特の馬モニュメントが楽しい。
中でも長崎県対馬の空港に設置されたセットが印象的だった。

手前のモニュメントはもちろん対馬の対州馬。実際の馬はもう少しスマート。
後にある建物は、対馬椎根地区の伝統的建築、石屋根。対馬で産出される板状の石で屋根を葺いた高床式の建物で、倉庫として使用されていたものだという。

対馬で思い出すのは、果てしなく広がっていた山並み。
対州馬が、坂の上り下りが得意だということに納得だった。
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初秋

2009年09月09日 | 遠野の馬
東京では30度に届かない日が続いている。
例年なら、まだ残暑厳しい頃だというのに、今年は秋が早そう。

遠野の山は、お盆過ぎればもう秋。
とびかうアブがいつのまにか赤トンボに変わっている。

8月の終り、山で過ごしていた河原毛の親子。
この撮影の後、里に戻った。
今度会う時は、白銀色に輝くススキ畑の中かな。
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引退を迎えて

2009年09月07日 | 競馬場
私の携帯電話には、「ぼく馬メール」というサイトが登録されている。
応援する競走馬30頭を登録でき、その馬の現状や次のレースの出走予定が自動的に送信されてくる。

つい先日、ここに登録されていた1頭の馬の競走馬登録抹消を知らせるメールがあった。

縁あって、彼が生まれた瞬間に立ち会うことができた。
その後無事に競走馬としてデビューし、3勝をあげた。
休み休みだったけれど、長いこと現役でいてくれた。

またどこかで会える事を心から祈りつつ・・・。


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馬が向かってくる!

2009年09月06日 | 遠野の馬
馬の群れが自分の方に向かって走ってくるなんて、カメラを持つ身にとっては最高のシチュエーション。
でもそれは馬キチの人間だけが思うことらしい。

今回、遠野行きに同行した友人は、馬が放牧されている高原で、馬が寄ってくると「うわあ、こっちへ来なくていいから、いいから」とひたすら身を縮めていた。
馬は人に興味津々、野次馬根性でよってくるのだが、あの大きな生き物が近づいてくると威圧されてしまうらしい。結局友人は、柵の外から馬と戯れていた。
放牧中の馬なんて、これほど穏やかなものはないのにな。
そうか、怖いと思うのが普通の人の感覚なのかあ・・・。

私は「馬が向かってくる!」ことで怖い思いをしたことが一度だけある。
相馬野馬追祭の神旗争奪戦、関係者の家族といっしょに観覧席の内側にいたときのこと。慣れない祭りでパニックになった馬が人をふりおろし、猛烈な勢いでこちらに走ってきた。
体当たりする!そう思った瞬間、かろうじて身をかわしたが、馬の体が私の髪の毛にふれたのがわかった。馬はそのまま走り抜けていった。
一緒にいた人たちが「大丈夫?危なかったね!」と。
本当に・・・!!

話を遠野に戻せば、東種山で、数十頭の馬が一斉にこちらに走ってくることがあった。
一緒にいた生産者の人たちは平然として、「おー、来た来た!」。
私も落ち着いて(?)カメラを構えてシャッターをきったら、ロングレンズをつけたカメラのフィルムが途中で終ってしまってパニック。あわてて広角レンズカメラに持ちかえたけれど、馬はほとんど通り過ぎてしまった。
あー、せっかくのチャンスだったのにー!



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隠岐西ノ島の馬

2009年09月05日 | 日本の馬
鳥取米子に住む友人から、梨が送られてきた。
今年の初物である。
かの地で栽培されているのは「二十世紀」。水分が多めでさっぱりとした甘さ、この時期に美味しい旬の味!

その友人と一緒に数年前旅をした隠岐にも馬がいる。
初日に訪れた島前西ノ島では、絶好の天気に恵まれた。
今朝のテレビ番組「旅サラダ」では隠岐西ノ島が紹介され、馬の姿も映し出された。懐かしく見入る。
馬たちは元気だろうか。
つい最近、雑誌の取材で隠岐を訪れたという友人の話では、馬の数が減っているとのことだった。

隠岐の馬は、在来馬の認定を受けていない。特に保存活動が行なわれているわけではなく、育った馬が送り出される先は長野か九州である。
それでも島の観光をアピールするポスターには、必ず馬がいる。
馬がいる風景は、それだけで人を魅せるのだと思う。

西ノ島も知夫里島も、是非もう一度訪れてみたい馬産地です。


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雨の中の馬たち

2009年09月04日 | 日本の馬
数年前、どこの航空会社でも「誕生日チケット」を発売していた。誕生日前後に利用すると運賃が半額になるというもの。
宮崎都井岬や隠岐への便を利用したことがある。

けれど私の誕生日は、秋の台風や秋雨前線に悩まされる時期。
案の定、都井岬では台風に遭遇し、隠岐では秋雨前線にぶつかった。
馬はもちろん、私もずぶぬれになって撮影したことを思い出す。

撮影は晴れた日が一番。
でもできあがった写真を、私は案外気に入っている。
写真は隠岐知夫里島。
雨がふりしきる中、馬たちはとどまることなく、縦横無尽に走り回っていた。
そんなシーンには、なかなか遭遇できない。
雨が味方してくれることもある。


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『EQUUS』第3号

2009年09月03日 | 馬徒然
『EQUUS』第3号が発売されました。

馬場馬術の世界チャンピオン、アンキー・ヴァン・クルンスヴェン選手のロングインタビュー、アイルランドのクールモアスタッドなど、ヨーロッパの馬世界が美しい写真によって楽しめます。

連載中のページ「共に生きる馬たち」のテーマは「馬の群れを操る」。一人で50頭ほどの馬の群れを自在に動かす山の監視人さんについてふれました。

全国の書店で発売されていますが、「ファッション」のコーナーに置いてあります。
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『乗馬ライフ』10月号の書評

2009年09月02日 | 馬徒然
月刊誌『乗馬ライフ』10月号「馬専門書房」のコーナーで、
『遠野馬物語』をとりあげていただきました。
『乗馬ライフ』さんは、競馬以外の馬の話題が満載の老舗雑誌。
定着した読者の方も大勢おられることでしょう。
もしこのコーナーで本に興味を持ち、読んでくださった方が
遠野馬のファンになってくれれば嬉しいです。
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