GRASSの日々折々

馬好きフォトグラファーが綴る日々の1ショット。

スペクタクル

2009年09月18日 | 馬徒然
今年、我が家のベランダで育てているのがツマグロヒョウモンという蝶の幼虫。
鉢植えに自生したスミレにいつのまにやら親蝶が卵を産みつけてしまった。

黒い体に赤い筋と斑点。最初に3cmほどの幼虫を2匹みつけた時はぎょっとしたけれど、いまやすっかり観察を楽しんでいる。

虫の変身術はすごい。
2ミリくらいの幼虫が、何度か脱皮を繰り返しながら6センチほどに大きくなるまで2週間ほど。
その後、枯れ枝にしがみつき動かなくなると、いよいよ蛹への準備が始まる。
さかさまにぶらさがり、ほぼ1日経つと、新しい衣装に着替えるかのように蛹になる。
完全に蛹になってから約1週間、いよいよ羽化を迎え蝶になる。
蛹になる瞬間も、羽化する瞬間も、早朝のわずかな時間でおこなわれるので、見ることができればラッキーだ。

幼虫が食べるスミレの葉っぱを集めるのが一苦労だが、蛹になれば私がすることは何もなくなる。無事に羽化して、飛び立ってくれる事を祈るのみ。
最初は2匹、次は7匹、3回目の今回はなんと11匹の幼虫が育った。
その最後の1匹が今朝、完全に蛹となり、肩の荷がおりた。

幼虫から蝶へ・・・。虫の世界も、スペクタクルですね。
コメント
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