ハチが戻った

大型のハチに襲われた我が家のアシナガバチたち。巣から姿を消して数ヶ月がたった。
荒れ果てた巣をそろそろ取り除こうかと思っていたら、今朝、1匹のハチが巣にしがみついていた。この巣を追われたハチだろうか。

ハチは、毎年同じ場所に巣を作るそうだ。どうして覚えているのか、どうやってその場所を探すのか、わからないけれど、とにかく夏の声が聞こえる頃になるとどこからともなくやってきて、前年と同じ場所で子育てを始める。
巣が襲われたのは、今年初めてだった。もし来年、同じ場所で巣を作っても
また襲われる可能性もある。
何より、巣がぶらさがっている「カネのなる木」は、寿命が尽きようとしている。いつ枝がおれても不思議ではない状態。

そんな哀れな巣に、ハチが戻ってきた。
昨日あたりから冷え込み、ハチの動きはいたって鈍い。じっと寒さに耐えているようだ。どこぞで新しい働きをした後、最後に自分が生まれた場所に戻ってきたのだろうか。
まさか大型のハチがいなくなったこの時期に仲間を増やそうというのでもあるまい。

おーい、ハチさん、何考えてるのー？