GRASSの日々折々

馬好きフォトグラファーが綴る日々の1ショット。

タルパン

2008年07月20日 | 海外の馬
シュトローヘンのアラブ馬生産牧場に併設された動物園で、「タルパン種」と表示のある馬たちが飼育されていた。

タルパンは、東ヨーロッパを中心に棲息していた最も古い品種の野生馬。モウコノウマと並んで現在の軽種馬の祖先となった。
19世紀後半に絶滅してしまったが、その後ポーランドやドイツで戻し交配が進められ、全世界で100頭ほどが飼育されている。

タルパンの末裔とされるのはイベリア半島にいる「ソライアポニー」だというが、
翌日に訪れたデュルメンの野生馬たちも、タルパンにそっくりだった。
デュルメン馬の写真を見た人が「やけに不細工な馬」と感想を言っていたが、サラブレッドが馬のすべてだと思っている日本人には、在来馬は「馬」ではないのかも?

在来馬たちも十分に美しいと思いませんか。
コメント (4)
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