GRASSの日々折々

馬好きフォトグラファーが綴る日々の1ショット。

馬車を引くフィヨルドホース

2008年07月15日 | 海外の馬
ベルリンのブランデンブルグ門から東は、「Unter den Linden(ウンター・デン・リンデン」という、戦前のベルリンのメインストリートが続く。「菩提樹の木の下」という意味。
東西統一以前は、東ドイツの政治の中心地だったそうだが、現在は劇場や美術館、大学、カフェやショップが連なるオシャレな通りである。

そのウンター・デン・リンデンに観光馬車が通る。ドイツで初めて見た馬が、この馬車馬だった。色はパロミノ系だが、見たことのない馬で、なんの種類かと思っていたら、数日後西ドイツを旅したときに同じ馬がいた。
「フィヨルドホース」というノルウェー原産の馬だとわかった。

モウコノウマによく似ているが、東ヨーロッパ最古の品種とされるタルパンの影響も受けているという。タテガミの真中に黒い毛が直立にはえているのが特徴。毛色はほとんど河原毛。
ドイツやデンマークで人気が高く、ノルウェーからの輸出が盛んに行なわれているそうだ。

旅の途中、本当にたくさんの品種の馬に会った。
どの馬も雑種としてではなく、土地を代表する品種として確立していることに感動した。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする