GRASSの日々折々

馬好きフォトグラファーが綴る日々の1ショット。

ドイツの野生馬

2008年07月16日 | 海外の馬
ドイツに野生馬がいると知ったのは、ずいぶん前のことだった。
なにかの雑誌で、ある貴族の領地に暮す馬たちの神秘的な写真を見たのだった。その馬のことを知りたくてドイツ政府観光局を訪ねたけれど、資料もなければ馬のことを知っている局員は誰もいなかった。

それから数年、政府観光局のホームページにほんの数行ながら「野生馬」のことが紹介されていた。
ミュンスター近郊デュルメン近くのメアフェルト湿原に暮す野生馬・・・。
まさか本当にこの野生馬たちに会える日が来るとは思わなかった。

有料の公園として整備された湿原に仔馬も含めて400頭もの馬たちが暮す。おそらく、タルパンやソライアポニーの血を引いていると思われるが、薄墨色に統一された毛色が美しく、圧倒される。一時は絶滅しかけたそうだが、現在はデュルメン種として大切に保護されているそうだ。

毎年5月最後の日曜日は、前年に生まれた牡馬を振り分ける作業がおこなわれ、一大観光イベントとなっている。
この模様は、「メアフェルトの風」(農林放送事業団制作)というビデオで、日本でも閲覧可能です。



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