goo blog サービス終了のお知らせ 

GRASSの日々折々

馬好きフォトグラファーが綴る日々の1ショット。

動物園

2007年10月17日 | 馬徒然
「動物園で暮す動物たちは可哀想だ、檻の中の彼らを見てもなあ・・・」などと、大人になってからずーっと思ってきたけど、普段見ることができない彼らを見ていると、その場から離れられなくなっちゃう。

動物園で、キリンの優雅な動きにみとれ、カバのあまりの大きさにため息をつき、わあ、ゾウがいる!と、嬉しくなる。
でも、一生をあの狭い場所で暮らすのか・・・たくさんの人たちに見られて、プライバシーもなく、ああ、ストレスたまるだろうなあ。シマウマのちょっと淋しそうな瞳が、どこか気になる。
それなのに、そんな君たちには大変申し訳ないけど、私自身はその姿を見ているだけで、すっかり癒されてしまったのだ・・・。

ちっちゃなトカラ馬くん、動物園での仕事も君の生きる道、みんなに可愛がられて幸せに暮せますように・・・。

あ、気がつけば、NHKの「ためしてガッテン」は動物園特集だ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

上野動物園にトカラ馬が!

2007年10月16日 | 日本の馬
鹿児島県から上野動物園にやってきた生後8ヶ月のトカラ馬くん。
本日より来園者におめみえです。
小さくて、つぶらな瞳のハンサムボーイ。
動物園に来た当初は、栄養状態が思わしくなく、痩せていてあまり動くこともなかったそうですが、現在は青草や乾草をよく食べ、少しずつ体力をつけているとのことでした。

彼を担当するのは、先日遠野でお会いしたHさん。
(社)全国乗馬倶楽部振興協会による日本在来馬の馴致・育成プログラムの遠野研修に、彼女が参加していました。遠野での研修はとても楽しかったと、いろいろな思いを話してくれました。今でもわからないことや困ったことがあると、遠野に相談するそうです。

上野動物園では、今後、日本在来馬数種を園内で飼育し、彼らの魅力を幅広くアピールしていく計画だそうです。
トカラ馬に続いて、木曽馬が年内にやってくるとのことでした。馬が大好きなHさんは、今の仕事ができて幸せだと語ってくれました。

それにしても、このトカラ馬くん、本当に可愛い!!
上野動物園では、ただいま名前を募集中です。
詳しくは、上野動物園HPへ。

http://www.tokyo-zoo.net/zoo/ueno/index.html
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

フェアリー

2007年10月15日 | 競馬場
白馬の話題が続きます。

府中牝馬Sは私にとって思い出多いレース。十数年前、芦毛のトーワダーリンに会いたくて、初めて一人で府中競馬場に足を運んだ。
京王線府中競馬正門前駅を降りると、深い木々に囲まれたメモリアルスタンドが目に入る。広くて、静かで、どこか神々しくて、ギャンブル「競馬場」というイメージが払拭された一瞬だった。
秋の陽射しが燦燦とふりそそぐパドックで出あった馬たちは、トーワダーリンだけでなく、みんな思い出せる。優勝したのはサマニベッピンだった。もう孫が走る世代だ。

今年の府中牝馬Sにも芦毛が2頭(スプリングドリュー、ヤマニンアラバスタ)が出走。どちらも大好きな馬だけど、スプリングドリューに目が釘付け。砂糖菓子のように、ふわふわっと優しい雰囲気で、白い妖精みたい。見とれてしまった。彼女は7歳。本番エリザベス女王杯へ向かうのだろうか。でも、綺麗なまま牧場に戻ってほしい・・・なんて思ったりする。健康なお母さんになるために。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

白馬が走る

2007年10月14日 | 競馬場
12日の川崎競馬3Rで、白毛の牝馬、ハクバノイデンシがデビュー。
お父さんは大井で人気のあった白毛のハクホウクン、お母さんはフラッシュリリー、北海道新冠の生産馬である。

同じ川崎競馬には、全兄で同じく白毛のハクバノデンセツがいる。ハクホウクンの父はやはり白毛だったハクタイユーで、親子3代の白毛馬ということになる。

JRA所属馬にも、シロクン(父・ブラックホーク)、そして現役のホワイトベッセル(父・クロフネ)という白毛の兄弟がいる。母馬はサンデーサイレンス産駒のシラユキヒメ。当時、サンデーの子の突然変異で白毛の牝馬が生まれた、と話題になり、現地の知人が仔馬のシラユキヒメの写真を送ってくれた。ウサギのように真っ白な女の子だった。

ハクバノイデンシも、体つきがしなやかで、いかにも牝馬という風情。オーナーの関係者らしき人がビデオ撮影をする人以外は、目だった報道陣もおらず、彼女は暮れなずむ競馬場のダートコースを、父の主戦騎手だった的場文男騎手を背に5着で駆け抜けた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第34回遠野乗用馬市場

2007年10月13日 | 遠野の馬
10月21日(日)、遠野馬の里で第34回乗用馬市場が行なわれます。
遠野生れの1歳馬19頭、2歳馬7頭、そして今年は北海道生れの馬5頭が上場されます。

遠野馬の里 覆馬場にて
〒028-0545 遠野市松崎町駒木4-120-5 TEL:0198-62-5561
購買受付、供覧・・・午前9時より
市場・・・・・・・・午後1時より
*前日20日(土)午後2時より、2歳馬の試乗可能

上場馬などの詳細は、「遠野馬の里」HPを御覧下さい。

http://www.umanosato.com/
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

映画「白い馬の季節」

2007年10月12日 | 馬徒然
神田神保町の岩波ホールで中国映画「白い馬の季節」上映中。
内モンゴルに暮す遊牧民の現実を描いた映画で、題名にもなっている馬は大切な要素だが、伝統的な遊牧民の心、やるせない現実、知られざる文化などがテーマ。

岩波ホールといえば、観客動員数や派手な宣伝はしないけれど、良質の映画を提供し続けている老舗の映画館。
かつては、ギリシア映画「イフゲニア」('78/マイケル・カコヤニス監督)にほれ込んで何度も通い、ロングランになった「八月の鯨」('87英/リンゼイ・アンダーソン監督)はビデオまで購入して擦り切れるほど繰り返し見た。
つまり、ハマる映画に出会えるのが岩波ホール、というわけだ。
で、「白い馬の季節」もそんな映画になりそう。

それにしても、馬とはなんて不思議な存在なんだろう。
民族や文化が違うのに、馬はいつも人を魅了する。

11月30日まで。
岩波ホールHP http://www.iwanami-hall.com/
「白い馬の季節」公式HP http://www.shiroiuma.jp/
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

馬インフルエンザの影響

2007年10月11日 | 馬徒然
秋田国体の馬術競技後半のプログラムが、インフルエンザに感染している馬がいて中止になった。

今週末、遠野の友人の家で生まれたコクリコが、馬事公苑主催の競技会でデビューするはずだった。が、なんとその大会もも中止に!!遠野から応援に来る彼女と一緒に応援に行く予定だったのに、なんとも残念である。
各地では、未だに馬インフルエンザの影響が尾を引いている。最近は馬が活躍するイベントが増えてきたというのに、ここへきて中止情報ばかり。
少しずつ裾が広がってきたのではないかと思える馬の活路に、悪い影響が出なければいいのだけれど。

そんな中で競馬だけが通常開催されているのが不思議。それも中央競馬だけが。なんで?
日曜日の秋華賞は、ライヴで見たい!と思うほどの豪華メンバーがそろっている。馬インフルエンザなんて、すっかりあっちの彼方みたい。
馬といえば「競馬」の日本、それもディープインパクトに象徴される中央競馬が「馬社会」のイメージを担っているわけだから、競馬中止がたった1週で済んだことは喜んでしかるべきこと。まあ、日本の競馬は、ひとつの「産業」ですから・・・。

本当の意味で、早くこんな状態が沈静化しますように。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Wedding Party

2007年10月10日 | 馬徒然
今年3月まで雑誌『乗馬ライフ』の編集長をされていたMさんが、めでたく結婚された。
ご主人はアメリカ人、今後はフロリダで暮すとのことである。
昨日京都で挙式、そして今日は銀座でお披露目のパーティーがあり、私も出席させていただくことになった。
JRAの楠瀬良氏始め、有名な彫刻家の先生や画家、獣医さん、アナウンサー、装蹄師さん、乗馬クラブ、そして大学の馬術部など多方面の馬関係者が出席、大人数ではないがとても賑やかなパーティーだった。
編集長時代のMさんには随分お世話になった。ハードな仕事ぶりも見てきた。メールのやりとりをするときも、時に彼女の返事が真夜中だったこともある。
そんなキャリアウーマンだった彼女の結婚は、とても急な話だったらしいけれど、とにかく祝!祝!祝!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

花盛の思い出

2007年10月09日 | 遠野の馬
遠野のイベントで長年活躍したペルシュロンの花盛。
昨年、盛岡のチャグチャグ馬っこを最後に、病気で亡くなった。18歳だった。

もう馬は飼わないと言っていた飼い主の盛治さんが、新しい馬とともに再び活動を始めたと聞いて、自宅にお邪魔したのは今年6月。盛治さんは亡くなる少し前の花盛のことを話してくれた。
5月恒例のさくら祭りでいつものように市長さんを乗せてパレードした後、どことなく元気がなくなり、動きも鈍くなった。頭にこぶのようなものができてきたが、特に痛がるわけでもなく、食欲も普通だったので、6月のチャグチャグ馬っこにも連れて行った。けれど帰ってきてから容態が変って、亡くなったのだという。
獣医さんの話では、脳腫瘍だったらしい。
「動くのも辛かったんだろうに、がまんしてたんだべ・・・」盛治さんは、独り言のようにつぶやきながら、新たなパートナーになった若い牡のペルシュロンの体を洗っていた。
翌日は、チャグチャグ馬っこへ行くのだと言っていた。
花盛という長年のパートナーを失って馬はやめるはずだったのに、やっぱりやめられない。馬と一緒に田んぼを散歩する盛治さんの笑顔が印象的だった。

美形で、木馬のように大人しく、手綱を放していてもどこへも行かず、子供が近づいても優しく受け入れていた花盛。
地元で花盛を知らない人はいないほどの、人気者だった。
なぜかそんな花盛のことを急に思い出し、2005年5月のさくら祭りの時の写真をアップ。
本当に綺麗な馬だった。

ところで、花盛は、皆が「はなもり」と呼んでいたので私もそう呼んでいたが、「はなざかり」というのが正式な呼び名らしい。
盛治さんはなんにも言わなかったけど、どっちだったのかな?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

I LOVE 東京競馬場!

2007年10月08日 | 競馬場
3連休とも東京開催。
好天に恵まれると、この時期の芝生は金色に輝く。東京競馬場はコースがスタンドの影に覆われるような中山競馬場とはちがい、最終レースまで太陽の光が降り注ぐ。馬が夕陽に向かって駆け抜けていく姿は本当にドラマチック。
10月は金色に、11月は茜色に染まる秋の東京競馬場で、今年はどんなドラマが生まれるだろうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする