GRASSの日々折々

馬好きフォトグラファーが綴る日々の1ショット。

鹿児島の旅(1)~入来牧場のトカラ馬~

2008年04月15日 | 日本の馬
日本在来馬の旅、今回は鹿児島です。

トカラ馬は、本来は鹿児島本土と奄美大島の間に点在する島々、トカラ列島に棲息していた馬たち。今は、鹿児島本土の開聞山麓自然公園と、鹿児島大学付属入来牧場、平川動物公園で飼育されていて、トカラ列島では十島村の中之島にだけいます。島へ渡るには日数が足りず、今回は、本土のトカラ馬たちに会いに行ってきました。

まずは、鹿児島大学の入来牧場。いろいろな方たちから評判を聞いていたので、どうしても行きたかった。農学部の先生にお願いして撮影させていただきました。
都井岬の御崎馬は「野生馬」として有名ですが、入来牧場の馬たちも「野生馬」と言っていい状態です。
鹿児島市内から車で40分ほどの標高600メートルの山に入来牧場はあります。観光客の目にふれることも一切なく、大学関係者も必要以上に手をかけることのない30頭ほどの群。青銅色の馬たちは、人間との距離を一定に保ち、決してさわることを許してくれません。かといって人間を嫌っているわけでもなく、こちらに興味を持つと近づいてきてくれます。
種牡馬も一緒に生活しており、すべて自然繁殖だそうです。

つま恋の乗馬クラブや上野動物園で個体のトカラ馬に会ったことはあるものの、群は初めて見ました。
独特な雰囲気をもった、とても魅力的な馬たちです。


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