GRASSの日々折々

馬好きフォトグラファーが綴る日々の1ショット。

羽化のハプニング

2010年04月21日 | 馬徒然
今日は久々に快晴で暖かな日、5月中旬くらいの陽気になるそうです。

1匹目が無事に羽化して飛び立ったのは2週間前の暖かな日。
それから気温は冬に逆戻りの日々が続き、残った7匹の蛹は再び身を潜めていました。
まだ蛹になっていなかった最後の2匹の幼虫も、ほんの少し気温が上った日を狙って、無事に蛹になりました。
越冬した幼虫は、全部で10匹です。

そして今日、2匹目の蛹が無事に羽化しました。
雌です。(写真)
春の陽射しがふりそそぐ中、元気に飛び立ちました。

続けて、植木鉢の影で蛹になっていた子が羽化した様子。
手前の植木鉢をどけたら、なんと蛹から出たまま仰向けになって落ちているではありませんか。ぶらさがらなければ、羽が縮んだまま固まってしまいます。
この子は雄です。
もうだめか、と思ったら、蝶になったその子は、必死に足を動かしてつかまるものを探しています。
割り箸を近づけたらしがみつきました。
けれど割り箸は、羽化したばかりの蝶がつかまるには不都合だったようで、再び落下。
「がんばれ、がんばれ」と祈りつつ、もう一度割り箸につかまってもらい、近くのゴールドクレストの細い枝に近づけたら、今度は大丈夫。
きちんと枝にぶらさがり、縮んだ羽を伸ばしています。
あと数時間もすれば、旅立つでしょう。

小さな蝶の世界も、生死をかけたドラマが繰り広げられます。
あと7匹。
無事に羽化しますように。

先日、遠野からは、子馬誕生の便り。
撮影に行かねば!
コメント
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