GRASSの日々折々

馬好きフォトグラファーが綴る日々の1ショット。

往来

2006年09月23日 | 馬徒然
馬事公苑の「愛馬の日」、遠野生れのホワイトワンボーイが演技馬として本格的なデビューを果たした。3部門に構成されたポニー演技のうち、「トリックホース」部門で演技をしたボーイ。シーソーをしたり、イスに坐ったり、お辞儀をしたりの活躍。馬事公苑入厩当時からのパートナー、瀬口さんとともに、今日は一人で大舞台を努めた。「素直な馬」と紹介され、大勢の人の拍手をもらった。
一方、遠野では地駄引き、馬車、様々なイベントで活躍した花盛の訃報。遠野のイベントのポスターには、必ずといっていいほど花盛の姿があった。蹄鉄工の熊谷五吉さんいわく、「木馬のような馬」。この10月も、遠野のイベントの一環で馬車を轢くことになっていた。遠野の顔ともいえる花盛だった。
ホワイトワンボーイといい、花盛といい、競技や競争とは別の世界で活躍している馬だ。彼らの活躍が、馬たちの活躍の場を広げるのだと思う。彼らのような馬が、もっと生れたらと思う。遠野で、そんな馬たちがたくさん生れたら、と思う。
ホワイトワンボーイのデビューと花盛の訃報、これも何かのめぐりあわせだろうか。
コメント
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