五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ 今月のアルペジオ

2017年11月03日 | ◆[不定期] ヤングキング・アワーズ

ヤングキングアワーズ 2017年12月号より
 
 
 
 

以下、ネタばれあります。 (未読の方はご注意ください)

 
 
 
 
 

●蒼き鋼のアルペジオ (Ark Performance 先生)

 

 11月30日、コミックス15巻・発売! そんな今回、外交交渉・・・?

 千早翔像とイギリス首相・モーリスさんの会談が行われています。
 “政治家”としての外交交渉ともいうべき振る舞いに、貫禄を感じます。

 翔像が訪ねているのは、イギリスの今後の行動について。
 モーリス卿の述べる所では、“霧”が地上の拠点を欲している可能性を恐れつつも、
 それが「確信」から「疑い」に変わったたのだとか。

 そんなやりとりから始まる今回、緋色の艦隊の狙いとイギリスとの歩調が
 気になりながら、文化祭方面でも謎めいた動きが・・・?

 

 

 

 「外交とはそういう事」。

 翔像の申し出に対して、慎重な態度をとるイギリス側ですが、
 最初は厳重に警戒していたものの、交渉を重ねるうちに軟化したようで、
 そのことが「確信」から「疑い」に変わったと表現されていました。

 はじめは、“霧”が地上に拠点を確保するための策だろうと「確信」していたが、
 はたして本当にそんなことをしようとしているのか? と「疑い」になった
 ということなのでしょう。

 それは、おそらく度重なる“外交交渉”の成果だろうと考えられます。
 翔像がモーリス首相と会談し、回数を重ねることである種の信頼関係を
 構築していった、その結果が「疑い」であると。

 そんなことを感じさせる2人のやりとりが、なかなか面白い所でした。
 「疑い」つつも信頼関係を築いてゆく、それが外交ということでしょうか。

 そして、モーリス卿は翔像の「提案」を受け入れることにしたと語ります。
 すなわち、緋色の艦隊と英国軍は、まずフランス解放をめざすということ。
 欧州大戦に介入しようというわけですね。

 翔像さんの腹の内はもちろん、彼の提案を受け入れたモーリス卿、
 イギリス側の真意も測りかねますが、大きな動きが出てきました。
 目標としては黒海をめざすようですけど、そこには何が・・・?

 

 

 

 ビスマルク姉妹。

 翔像の報告を受けたムサシが、ビスマルクへ連絡を入れていますが、
 気になることを言っていましたね。

 「フランスの解放を目指す」と聞いたビスマルク姉が、
 「前と同じ」と述べていたのは、何のことなのでしょうか。

 このあたり、ヨハネス・ガウスや出雲薫といった人々とビスマルク姉妹の
 過去に関係した事柄なのかも? アドミラリティ・コードが消失した
 1945年頃の・・・

 妹は「前と同じ」ことが「私達にとっちゃ皮肉な話」と言っていて、
 あまり良い思い出でもないような所が気になります。

 さて、緋色の艦隊と英国軍によるフランス解放は、何を世界にもたらすのか?
 がぜん注目せざるを得ない状況になってまいりました。

 

 

 

 一方、平和(?)な文化祭。

 タカオさんとさくらさんが、文化祭とは何かについて話し合っています。
 主に、さくらさん1人がですけども(^^;

 そのやりとりが何ともコメディ調で愉快だったわけですが、
 キャンプファイヤーも、マイムマイムも、ジェンガも、オクラホマミキサーも、
 情報がないため、誤解したイメージで語られていたのは大笑いでした!

 なるほど、この時代には、それらが何なのかすら情報が残っていないわけですね。
 このあたりはコミカルながらも、切実さがあるかもしれません。

 

 

 

 タカオ部!

 さくらさん率いる謎の集団「タカオ部」。
 タカオさんを応援して、愛で、不埒な輩からお守りする部とのことで、
 学園のあらゆる人材が揃っているそうで(´▽`;)

 さながら親衛隊といった趣の活動が、キリクマさんやハルナさんをモデルに
 イメージされていて可笑しかったですし、むしろ頼もしいくらいで。

 そんな文化祭語り&タカオ部活動記録が面白かった今回ですけども、
 最後の最後で気になる事柄が・・・?

 第4施設へ向かおうとするタカオさんに、さくらさんが一声かけてましたが、
 ここで何かおかしいことに気付くタカオさん。

 これには、はたしてどのような意味があるのでしょうか。
 ノーマークだった所から、弾丸が飛んできたような意表の突き方してきますね。
 さてさて、ここから何が起きるのか・・・ 欧州情勢共々、今後も楽しみです!

 

 

 

 今月のアド探~!

 今回は、ハシラジマ居残り組であるチョウカイさんとヒュウガさんの会話。
 まず、チョウカイさんの活動について語られていました。

 施設の掃除を一手に引き受けるチョウカイさんは、お掃除ロボを掌握して
 だいぶ楽に掃除をこなしているようですが、もともとハシラジマの施設は
 “霧”のものではないことが、ここからわかりますね。

 つまり、起動エレベーターも“霧”が建設したものではなく、人類のもの。
 チョウカイさんなどは処分したがっているものの、総旗艦が興味を持っていて、
 やむなく“有効活用”しているという話には笑いました(^^;

 さらに、ハシラジマに人類が存在しているなんて話には驚かされましたし、
 そちらへの対処もしつつ、妙な関係を築いているというのは面白い所でした。

 などなど、ハシラジマだけでも、興味深い話が色々。
 チョウカイさんが、人類側への配慮をおこなっている点も、お疲れ様です
 としか言いようがなくて可笑しかったですね(´▽`;)

 

◆ ヤングキングアワーズ 感想

 


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