五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ ヤングキングアワーズ 感想

2018年06月18日 | ◆[不定期] ヤングキング・アワーズ

2018年7月号

 

 今月の『僕らはみんな河合荘』感想はこちら
 今月の『蒼き鋼のアルペジオ』感想はこちら
 今月の『ナポレオン -覇道進撃-』感想はこちら

 表紙は、『ナポレオン -覇道進撃-』より、怒りの皇帝陛下!
 ちょうど本編で描かれているモスクワ炎上の場面でしょうか。
 ロシア遠征編も折り返し地点へ差し掛かっており、どうなることか・・・

 

 

 

 今月号には、「絶滅酒場」と「河合荘」のコラボ漫画が掲載中!

 『絶滅酒場 meet 河合荘!?』ということで、
 黒丸先生の描く麻弓さんが、絶滅酒場を訪れたら・・・といったお話。
 シダズー子さん、オパビニ江さん、ハルキゲニ美さんの女子会に混ざって
 「男がなんだ」トークに花を咲かせる様子が愉快でありました。

 最後はママさんから、ここがどのような酒場かを聞かされて、
 顔を青くする麻弓さんが面白かったりもしましたし、なかなか楽しいコラボでしたよ!

 
 
 

 『プラネット・ウィズ』 (水上悟志 先生)

 3&4話掲載! 第3話は「グランドパラディン」側から始まります。

 前回、宗矢くんたちの活躍によって、虎居さんが力を失い、そのことを仲間に報告。
 国民安全管理局特殊防衛課「グランドパラディン」という組織は、ネビュラと呼称する
 敵と戦っているようですが、宗矢くんもそのネビュラの枠内に入れられています。

 そして宗矢くんは、再び虎居さんに遭遇するも、向こうはこちらを分かっていない状況。
 少しだけ会話を交わしていますけど、やはり虎居さん自身は良い人っぽいのが面白い。
 しかし、再び謎の巨大飛行物体が出現し・・・と、4話へ続きますが、“肉まん”には笑った!

 
 4話目は、再び現れた謎の巨大飛行物体と、グランドパラディンの戦い。

 今回は、因幡美雨さんが先頭に立って戦っていますけど、それを眺めながら
 宗矢くんに「封印派」と「穏健派」について説明する先生の話が興味深かったですね。
 巨大飛行物体を用いるのが「封印派」で、先生たちが「穏健派」らしく、共にネビュラだと。

 そして、美雨さんが率先して巨大飛行物体を倒した後、宗矢くんが彼女の前に現れ・・・
 というのは、虎居さんの時と同じでしたが、今回はもう1人、熊代晴美さんも一緒で、
 2対1の戦いとなっていたのが、さらなる盛り上がりを感じさせます。
 その後、ますます大変なことになって、どうなってしまうのか、これからの展開が楽しみです!

 

 『聖骸の魔女』 (田中ほさな 先生)

 エゼル&ミュリッタが、アダンテとバトル!

 ということで、白熱した戦いが繰り広げられますが、ウプスラは二コラと逃走を図ります。
 それは、二コラこそが唯一、最初の魔女と聖約を交わせる条件を備えているため・・・
 そのため、アダンテに狙われることになり、危険な状況へ。

 さらに、ここで“師父”の目的、そして浄皇と二コラの関係が明かされて、驚きでありました。
 “師父”へのシービッカによる復讐と、浄皇の啖呵がなかなかのものではありましたが、
 せっかく二コラとの関係も判明したのに、浄皇はこれで退場なのですかね?
 だとしたら哀しいことで・・・ そして、アダンテの行動も気になりつつ、今後も楽しみです! 

 

 『ヒダルとヒルダ』 (鈴木小波 先生)

 ついに契約社員となったヒルダさん。

 何やら、正社員を釣り餌に、仕事を押し付けられる日々が何とも(^^;
 そんな彼女に、同じく契約社員の宇治奈さんが目を付けていますが、
 どうも宇治奈さん、妖怪みたいで・・・

 といった感じに始まった今回、働きながらも、ヒダルが人を食べないと死ぬと知って、
 何とかしようとしているヒルダさんが、けなげでしみじみしていまいましたけど、
 ヒダルの食べ物について情報を得たヒルダさんの用意した料理が、ヒダルにとって、
 あまりお気に召さない風だったのは愉快でした! これ結局、意味がないってこと?

 

 『マーチャンダイス』 (大石まさる 先生)

 生命の神秘について描かれる一遍・・・

 繁殖期になったメスのカエルが、オスを求めて神に祈った所、人間になったから驚き。
 そこからオス探しの旅が始まるも、期限は翌日の晩までということで、超特急!
 水商売のお店に保護されて、そこで男性客に大モテになっていたのは面白い。

 知の風間氏、力のウィリアム卿、金のジャン大人と、優れたオスが集いますが、
 果たして誰が彼女の心を射止め、繁殖相手となるのか? よもや18禁展開か!?
 と気になる内容になっていましたね(ォィ。 そして、まさかの繁殖シーン!!!
 そこまでやっちゃってイイのか??? あまりの光景に、神を感じてしまいました(ぇ

 

 『超人ロック 鏡の檻』 (聖悠紀 先生)

 連載再開! なお今月号には「電脳かば闘病記」も掲載。(下に感想あり)

 ロニ杯での戦いが続いていますが、ロックでもなかなか勝利を得るのは難しい・・・
 と思いきや、ロックには何か考えがあるらしく、徐々に天井へのダメージが蓄積するよう
 戦闘を誘導しているようですが・・・?

 といった展開に緊張感が高まりつつ、手に汗握る内容となっていましたけど、
 そこからのロックの狙いは何なのでしょうね? 天井に穴を開けるだけではない?
 そして、ラストの「遊びは」「終わりだ」にはシビれましたね・・・さすがロック。
 はたして、ここからどのような逆襲劇が始まるのか、期待です!

 

 

【新シリーズ連載!】
●JKども、荒野をゆけ (時田 先生)

  

 死刑星に落とされた少年が出会ったのは、JKだった!?

 虚空の学園艦「ハイヤーセルフ」にて、生徒会書記を務めていた少年・α20451くん。
 しかし、会議にて疑念を述べた所、放校処分となってしまい、死刑星へ・・・

 なんてお話なわけですが、日中平均気温が45℃、夜には氷点下、地表の97%は砂という
 過酷な環境で生き残れるかどうか、いや無理でしょ、といった感じに始まります。

 このα(略)くん、やたらと理屈っぽく、わからないことに対しては「わからない」と
 ハッキリ述べ、それは何なのかを知りたがる傾向をもった少年で、そのあたりが個性的な
 キャラクターになっていますね。

 そんな彼が過酷な死刑星で生きてゆけるわけもなく、早々にリタイアして倒れていると、
 1人の少女が近づいて来ますが、彼女こそ「JK」と呼ばれる学園艦での「おちこぼれ」
 であるらしく、しゃべり方もα(略)とは違って砕けた感じな所が面白かったり。

 しかも彼女の話から、ここは女子専用死刑星らしいと判明したりしつつ、
 それでも「うちら死刑囚仲間じゃん」と助けてくれるあたり、優しさを感じます。

 そのJKの名前は「えるも」というらしく、エルモは「愛すべき」という意味であると
 α(略)くんが伝えると、「エモい」「バイブス上がる」「まじ卍~」などなど、
 彼にとっては意味不明なJK語で話していたのが愉快でした。

 そういった優等生男子と落ちこぼれ女子のやりとりが楽しかったですけど、
 死刑星に住むモンスターと戦う、えるもさんを始めとするJKたち、
 「らぐどーる」さんと「なびこ」さんも、軽いノリで笑!

 そして「問題を解くことで使える銃」を、博識なα(略)くんが使える点も、
 彼の特性になっていて、よかったですね。

 などなど、カシコな男子とJKたちの出会いから始まる物語。
 謎めいた世界観と共に、生徒会の思惑も気になりますし、
 シリーズ連載スタートとのことで、今後も楽しみです!

 

 

【コミックス4巻、発売中!】
●はやめブラストギア (竹山祐右 先生)

 

 羅漢王との戦い!

 羅漢王・九十九さんとの戦いが続いていますが、彼を見失ったはやめさんに焦りが。
 声は聞こえるのに、姿が見えない、そんな状況に困惑しています。

 はやめさんの死角に入って混乱させる九十九さんの力量が見事ですが、
 それは精神攻撃となって、はやめさんを襲い、徐々に消耗してゆく様子が不穏でした。
 そして、走りにキレがなくなってゆくはやめさん・・・

 といった展開に、ハラハラさせられっぱなしでしたけど、
 ついに、九十九さんの術中にハマったはやめさんが、走りをやめてしまったのは驚いた。

 しかし、ここで九十九さんのかけた言葉「一休み一休み」には笑!
 まんま一休さんじゃないですかー!

 それはともかく、この言葉が逆に、はやめさんの助けになっていたのは面白い。
 まさに「一休み」によって、落ち着きを取り戻した彼女が、迷いの消えた走りを見せ、
 九十九さんを驚かせていたのは、痛快でしたね。

 そこからのパワー勝負も見所ありつつ、楽しいレースとなりましたが、
 最後に意外な展開が待っていて、これまた驚かされるラストでありました。

 などなど、羅漢王との勝負に盛り上がった今回。
 レースの面白さはもちろん、精神に焦点を当てた内容も興味深く、かつ意表を突く
 ラストにも驚かされましたので、ここからどうなるのか・・・今後も楽しみです!

 

 

【コミックス4巻、発売中!】
●鬼を飼う (吉川景都 先生)

 

 奇妙な場所で美女と出会い・・・

 1人の男が、ふと気づくと奇妙な場所に立っていて、
 そこに現れた美女に「家まで送ってくださりませぬか?」と頼られています。

 男は、身分の高そうな女性なので、助けたら礼でも期待できるかもと、
 共に行くことになりますが・・・ といった感じに始まった今回。
 いったい何が起こっているのか、どんな奇獣が絡んでいるのか、気になります。

 そして、別の場所で語られる、謎の女が持ち込んでくる螺鈿細工の蒔絵箱の話。
 このつながりに気付いた時、恐ろしい奇獣の輪郭が見えてくるのですが・・・

 なんて感じに、奇妙で不可思議な内容が、ホラーチックなお話になっていて、
 引き込まれましたね。

 最近の展開で、奇獣と馴れ合っているような雰囲気も出ていましたけど、
 本来、奇獣とは恐ろしいもの、人が触れるべきではないものであると、
 再確認するような内容が、面白かったと感じます。

 などなど、螺鈿細工の蒔絵箱にまつわる奇獣のお話。
 これは、こういう奇獣がいるということを描いた一遍で、
 話の筋とは無関係なんですかね? と気にしつつ、今後も楽しみです!

 

 

【コミックス3巻、発売中!】
●スーパー・カルテジアン・シアター (六道神士 先生)

 

 筥崎くんと銀水さんとの仲を取り持ちたい薬院先輩・・・

 ということで、彼女との交際を頼む先輩でしたが、筥崎くん(の中の春月さん)は
 「いきなり薬物を盛ってくるサイコパス系女子はタイプじゃない」と、断固拒否。

 そこで、先輩は自分と銀水さんの関係について語り出していましたけど、
 まさかの異父“姉妹”だったとは驚き・・・まあ、姉妹じゃないですけども(^^;
 そのため、母からだけでなく、父からも銀水さんの世話を頼まれているのだとか。

 そんな話をする先輩は、色々と立場があるようで、気の毒に感じます。
 「銀水の望みを叶えなくちゃいけない立場」というのは、さすがに厳しい。

 他にも色々と解決策を話し合う2人でしたが、ついに銀水さんに
 「好きな相手を諦める薬」を使うことで、手を打っていたのは笑!
 これで解決・・・といかない所も面白かったですね。

 などなど、銀水さんに筥崎くんを諦めさせる作戦が愉快だった今回。
 銀水さんも、さらにヒドくなった気がしなくもないですが、
 これからも筥崎くんを追いかけ続けるのでしょうし、ますます今後も楽しみです!

 

 

【『アオバ自転車店といこうよ!』2巻、発売中!】
●並木橋通りアオバ自転車店 (宮尾岳 先生)

 

 雨の日には、ドロヨケを・・・

 梅雨の季節、雨の中を走ればずぶ濡れですが、ドロヨケのないロードレーサーで走ると
 背中が汚れてしまうのは問題ですね。

 ということで、モリオくんがそんな状態で、アオバ自転車店へ駆け込んできています。
 そこで語られるアオバさんのドロヨケ講座が興味深かったわけですが、
 ロードレーサーにもドロヨケが付けられるとのことで、一安心。

 と思いきや、ナギサさんは難しい取り付けができないため、簡単なものをと望んだ所、
 工具を用いないタイプのドロヨケを勧めますが、ナギサさんはドロヨケ自体がイヤだと、
 己の美学を強く訴えていて笑!

 しかし、やはり雨の日には制服が汚れてしまい・・・という展開から、
 ひじいちゃんおススメのある自転車に注目させる流れになっていて、面白かった!

 結局、ナギサさんの選んだのは、ものぐさな彼女らしい方向性でしたけど、
 様々なニーズに応えるアオバ自転車店の素晴らしさが感じられて、よかったですね。
 そんなことを感じつつ、今後も楽しみです!

 

 

【緊急かばまんが】
●電脳かば闘病記 (聖悠紀 先生)

 

 まさかの闘病記!

 『超人ロック 鏡の檻』連載再開と共に、聖悠紀先生による、ご自身の闘病記も掲載。
 いや、これが軽妙に描かれながらも、思った以上に深刻なもので、心配になりますよね。

 手術後の診察中に気を失い、心停止を経ての再手術から、山あり谷ありの日々。
 心停止にまで至っていたことに驚きつつ、手術に次ぐ手術という展開にハラハラでしたよ。
 なぜか銀河皇帝さんまでいて、コミカルに描かれていましたけど、内容的にはシビア!

 手術前、文字を指しながらの会話で、プロフェッショナルな漫画家魂を見せつけられましたが、
 いやいや、お体を大事になさってくださいよ~と言わずにはおれなかった(´▽`;)

 リハビリや休養の日々でさえも、不安に思えてしまう私は心配性。
 真面目に、休めるだけ休まれてほしいと考えるほどに、大変な状況でしたよねえ。
 どうぞ、ご自愛くださいませ、と願っております!

 


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