五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ まんがタイム 感想①

2016年01月12日 | ◆4コマ誌② まんがタイム

2016年2月

 

 表紙は、おでんを食べて笑顔な課長さん!
 まりあさんはあんまんでしょうか、あみかさんはタイ焼き、
 誠一郎くんはおそば、それぞれ美味しそうで暖かそう。
 
 

 今月の「メタで賞」は、『まりあ17』

 

 新学期、立ち食いそばのおばちゃんが入院!?

 ということで、お見舞いに行くまりあさんでしたけど、
 その際、何を買うかで悩むことに・・・

 そこで、4コマ誌を買うとか言い出してますが、表紙がどうみても本誌(^^;
 しかも「表紙はコボちゃんの人なのに・・・」と述べていて、
 植田まさし先生まんまじゃないですかー!

 なんてツッコミ入れていたら、「中には変な女子高生の漫画がのってる」と続き、
 さらに4コマのタイトルが【お前だ】で大笑゜(*゜´∀`゜)゜ メタすぎます!

 

 

【コミックス5巻、発売中!】
●大家さんは思春期! (水瀬るるう 先生)

  

 アニメも放映中! そんな今回、2月14日ヘ向けて・・・?

 何やら、「2月14日に備えないと!!」なんて言ってるチエさん。
 当然、周囲の人たちは2月14日=バレンタインデーと考えます。

 男子は、チエさんのチョコということで期待を持て余し、
 友人たちは、チエさんが誰にチョコをあげるのか気にしている様子。

 なのですが、実は2月14日は、前田くんの誕生日(^^;
 チエさん、どんなケーキを用意しようかと考えていて、チョコのことなど
 思いもよらずといった感じで、周囲とのギャップが面白い。

 なんてお話でしたが、噂が広まって、なぜかチョコレート菓子の作製教室を
 開催するなんて流れになっていたのが、これまた可笑しかったですね~・・・
 お菓子だけに!(ぁ

 帰宅後、レイコさんにチョコの話をふるチエさん。
 それは、前田くんとの仲を取り持とうと考えたためですが、
 レイコさんにその気はなく、何とかしようと焦るチエさんが可愛かった~。

 どうも、誤解の連鎖が起きそうでもありますが、果たしてバレンタインデー、
 いったいどーなってしまうのか・・・ 今後も楽しみです!

 

 

【コミックス1巻、発売中ゲスト!】
●でっかいんちょ (トイシキ 先生)

  

 母性あふれる大きな委員長さんのお話。

 「まんがタイムジャンボ」にて連載中!
 大菊育さん(14)は、クラス委員長。
 大きな体で頼りになる彼女は、「おかあさん」と呼ばれて慕われています。

 本人はやめてほしい呼び名のようですが、世話焼き体質だけでなく、
 言動までも「母親」っぽいため、もはや定着している所が面白い(^^;

 そんな大きな委員長さんの楽しい日常が描かれる4コマ作品。
 ですが、不器用なので、美術の時間につくった粘土が、まるで怪物だったり、
 ちょっと残念な部分もあって、愛嬌を感じさせますね。

 などなど、力持ちだし、体の重さで頼りにされるし(ぇ、人気者の育さん。
 コミックス1巻が発売中とのことで、今後もますます注目です!

 

 

【最終回!】
●パパロバ (胡桃ちの 先生)

  

 色々な変化があって・・・ 最終回!

 新しい「我楽」に、様々な人たちが集まってのシメとなりました。
 ナゴさんのもてなしに、ご満悦大興奮の尾張さん。
 という風景が、いつも通りに感じられますけど、ナゴさんの様子が何かおかしい?

 三六さんが来ているなんて話が出ていて、それが関係している・・・?
 と思ったりしましたが、確かに無関係ではないものの、彼がどうこうといった
 話ではなく、カンカンくんがらみで、ちょっとしたことがあったと(^^;

 ケンソウくんまでいたものだから、色々と【急展開がいっぱい】な感じで、
 シメに入ったな~という印象はありましたねえ。

 さらに、前回も出てましたけど、こまるさんとキューくんの関係などもあり、
 様々な変化が起きたことで、ナゴさんも何やら感慨深くも思っている様子。

 そんなラストが、少し寂しく、けれど希望を感じさせるもので、素敵でしたね。
 ナゴさん自身は、カンカンくんとの関係が落ち着いて、安心のシメでありました。

 本作は、最高のもてなしをしてくれるナゴさんのふるまいが、
 穏やかに心地よく、楽しませてくれる作品でありましたけど、
 男運のないナゴさん自身のなごみはどこにあるのか、ずっと気になっていました。

 彼女の、恋愛に対して消極的ではないけれど、どこか熱がないように思える態度は、
 これまでの経験からくる防衛と達観が合わさったようなものだと思うのですが、
 むしろそれくらいの方が、落ち着いた大人の風格を醸し出していて、よかったかも。

 最後に、ようやくおさまり所を見つけたものの、それでも熱が入っていない様子で、
 どこか引いた雰囲気だったのも、印象的でしたね。

 それにしても、コミックス情報がないようなのですが、完結巻はないのでしょうか?
 本作はけっこう好き作品でしたので、残念な気もしますが・・・
 楽しませていただきましたー!

 

 
●福呼び猫!カカ男 (奥原まむ 先生)

  

 福を呼ぶ猫のいる喫茶店のお話も・・・ 最終回!

 最後は、ゆずさんの誕生日。
 そこへやって来たのは新井くんで、もちろんゆずさんに会うために
 通っているのですが、ゆずさん自身はまるで気づかず(^^;

 ゆずさんは新井くんが、カカ男に会いに来ていると思っているようで、
 そのあたりの食い違いが面白かったりしましたね。

 新井くんは、ゆずさんに誕生日プレゼントを渡そうとするのですが、
 なかなか踏み出せず、それを見たカカ男も、イライラと尻尾をふる姿が可愛らしい。

 そんな新井くんに、オーナーさんは優しい言葉をかけるものの、
 自分に渡してくれと頼むのはナシと、けっこう厳しいことを言っていたのは、
 さすがといった感じでした。

 それから、あれこれ考えていると、とつぜんカカ男がしゃべり出して、
 福を呼ぶハートを見せつけて、後押ししていたのは驚きでしたね~・・・
 夢オチでしたけど(´▽`;) それでも、もしかすると? なんて考えたり。

 それでも逡巡する彼を、もうひと押しするカカ男がナイスでありました。
 ここから恋の始まる予感に微笑ましさを感じましたけど、それもこれも、
 実際にカカ男が力を貸していたわけで、「服を呼ぶ猫」はダテじゃなかった!

 などなど、これにてシメとなった本作品。
 なごみの空間という点では、本誌でも秀逸な内容だったと感じつつ・・・
 楽しませていただきましたー!

 

 
●マコトの愛の見つけかた! (愛田ぱん 先生)

  

 上司と部下、受付嬢の妙な三角関係物語も・・・ 最終回!

 最後は、1年たって頼もしくなってきたマコトくんが、会社を辞める!?
 なんてお話でしたが・・・

 笑顔で仕事のアドバイスをしたつもりの中桐課長さんでしたが、
 マコトくんは、むしろその笑顔に怯えているあたり、本当に課長さんが苦手(^^;

 そんな彼が、会社を辞めようと思っているなんて、同僚に話しているのを
 耳にしてしまった課長さん、ショックを受けています。

 そこで、受付嬢の小石川さんに相談しますが、
 小石川さんは小石川さんで、中桐課長のために頑張ろうとするなど、
 なんだか面白いことになっていました。

 そして小石川さんは、マコトくんに退職のことを尋ねるものの・・・?
 といった展開でしたが、まあ、そこは杞憂というか勘違いというか、
 ひと安心のシメになっていて、ホッと一息でしたね。

 部下であるマコトくんが好きだけど、厳しくて彼に恐れられる中桐さん。
 受付嬢の小石川さんが好きだけど、彼女には歯牙にもかけられないマコトくん。
 そして、有能な中桐さんを尊敬している小石川さんと、愉快な三角関係でありました。

 などなど、最後まで妙な関係の3人でしたが、
 私は本作、けっこう好きだったもので、もう終わりか~と寂しい気分。
 なんて感じつつ、楽しませていただきましたー!

 

 

【ゲスト作品】
●見晴らし良子さま (きなこ 先生)

  

 高台に住むお嬢様のお話・・・と思いきや?

 みんなのあこがれの的であるお嬢様・高橋良子さん。
 高台のお屋敷に住むお金持ちの娘と思われているようですが・・・?

 実は、お屋敷の隣にある小さなボロ屋に住んでいて、
 決して裕福とは言えない状況なあたり、お嬢様とは程遠い感じです

 けれども、クールにたくましい良子さんの個性が面白味になっていて、
 周囲のあこがれのまなざしとの対比が、愉快な雰囲気を醸し出していますね。

 自称ライバルの金成エリカさんが、やたら突っかかって来ても、
 とくに気にもせず、普通に接するだけで自然と「勝って」しまうのも、
 面白かったり(^^;

 それでいて、他人の節約話に敏感だったり、借金取りには弱かったり、
 さらには、ミステリアスな空気を漂わせながら、考えていることが
 サバイバル的な内容だったのは、笑゜(*゜´∀`゜)゜

 お嬢様と誤解されつつも、実は倹約家族という落差が楽しかった!
 そんな、倹約ゆえにたくましい良子さんのキャラクターが良かったので、
 ぜひとも、つづきに期待したいですね!

 

②へつづきます。