2016年3月号
今月の『恋愛ラボ』感想はこちら
表紙は、バレンタインに向けてチョコづくりをするリコ!
可愛く髪を上げ、マキの指南書を片手に、一生懸命な様子が微笑ましいですね。
他、温田さんは彫刻型チョコ! りん子さんは富士山チョコと、個性的すぎる!
今月の「おめでとーで賞」は、『ミッドナイトレストラン7to7』より、マサ&ワビ!
いよいよ、始まりました結婚式!
これまで準備だ何だと描かれてきての本番ということで、感慨もひとしお。
そして、いつもの面々は、この本番こそが忙しい!
参加する方々を案内しつつ、夏ということもあって、蚊の対策も万全に整え、
食前酒も用意しながら、オードブルの準備などなど、何から何までこなします。
助っ人も来てくれてますし、いつも以上に爽快感を覚える進行が心地よい。
お料理も美味しそう、新郎新婦も麗しい、もう文句なしの結婚式となりました。
いや~、こーゆーのって、良いものですよね。
マサさんとワビさんのために、みんなが力を合わせて全力で・・・
そうした姿勢はもちろん、結婚式という場の雰囲気が、華やかで幸福感あるのですよ。
実際に友人の式などに参加しても、この幸福感にあてられることありますからねえ。
なんて感じた結婚式が、お見事でした! お幸せに!
【今月のピックアップ!】
●光れ!メシスタント (310 先生)
担当のついた中辻さんでしたが・・・?
少し前まで調子が出なかった中辻さん。
明るい未来を想像して元気を出そうとしても、「そんなにうまくいくわけがない」
なんて考えてしまって、逆に落ち込むのは、わかるわかるといった感じで(^^;
けれど、担当さんが付くようになったことで、前向きになった中辻さん。
担当さんがいることを「こんなにも心強い」と考えたり、
光くんに対して優越感を発揮したりと、ポジティブになれた様子。
そんな中辻さんが面白かったわけですが、
それでも、担当さんがついたことで、逆にやりづらくなるという話もあって、
このあたり、マンガを描くという点で、なかなか興味深い内容でしたね。
ネームの直しに関しては、むしろ担当さんの意見が「ありがたい」と思っていた
中辻さんだったものの、あまりの直しの多さに、自分の力不足を感じるだけでなく、
作品そのものが、自分のものではなくなるような想いを抱いています。
自分のこだわりが「消されて」しまったため、どこが面白くなったのか
わからなくなってしまう迷走感を覚える中辻さん。
そこから、これだけのことをこなしている「プロの人はすごい」と考えたり、
先輩である檜山くんにアドバイスを求めたり・・・
ここでの近藤先生の言葉も、プロの心構えとして、必要なものなのでしょうね。
描きたいものを描くことと、読者に向けて描くこと、難しい話です。
そんなこんなで、またも元気をなくした中辻さんでしたが、
そこを光くんの料理と、彼の人柄になごまされて、気分転換になっていたのは、
爽やかな心持ちになれる場面でしたね。
光くんとしては、中辻さんに先に行かれてしまうことに、思う所もあるけれど、
それでもお人好しな性格が、好感を持てますし、中辻さんもそこに「救われる」
なんて考えていたのが印象的でありました。
などなど、中辻さんの悩みから、マンガ家先生の大変さやスゴさがわかるお話。
光くん自身の道は、どうなってゆくのかも気にしながら、今後も楽しみです!
【新作ストーリー】
●まちがいだらけの恋愛道場 (たうみまゆ 先生)
男女の機微などわからぬ男女の物語。
メガネな芝さんと、パンクなマサスケくん。
それぞれの友人たちと会話をしていますが、その内容に相槌を打ちながら、
内心は頭を抱えている状態。
芝さんは、彼氏が寝言で他の女性の名前を呼んだという話を聞かされるものの、
ゲームばかりしている彼女に、そんな状況の解決策などわかるはずもない。
マサスケくんは、ケンカして出て行こうとする彼女を止めるべきか相談されるも、
ワイルドな家庭に育った彼には対処の仕方がわからず、お悩み中という(^^;
そんな2人は、かつて子供の頃の知り合いで、ここで再会を果たすのですが、
ここからロマンチックな展開になるのかと思いきや、全くそんなことなくて笑!
むしろ、互いの境遇やエピソードが笑える面白さで、愉快愉快でありました。
しかも、それぞれがそれぞれの相談事への返答を考え出してみたは良いけれど、
これがまた可笑しくて、めっさ楽しく読ませていただきましたよ!
などなど、男女の再会から始まる物語。
ロマンの欠片もない男女のやりとりは、たうみ先生らしい内容でしたね(ぇ
それに始まり方が、4コマ誌に掲載されることを意識したのか、
4コマ風に始まっていたのは、導入として秀逸だったと感じます。
第1話とありますので、この2人の物語、これから期待ですね!