五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ まんがライフ 感想①

2016年01月21日 | ◆4コマ誌⑤ まんがライフ

2016年3月号

 

 表紙は、早くもバレンタインなミカちゃん!
 スティック型のチョコ菓子を、口に付けている姿が可愛らしい。
 他、化野さんや、一香さん、カノンさんも!
 
 

 今月の「そんなバレンタインで賞」は、『お姉ちゃんが来た』より、マリナっちさん!

 

 今回、2本立て!

 2本目の話は、マリナっちさん主役で、総一朗くんとの関係が気になる内容。
 バレンタインということで、手作りチョコを渡すだけでなく、
 告白まで視野に入れているあたり、かなり本気でありました。

 外見は良い総一朗くん、他の女性から注目されていましたけど、
 それに対して、彼の腕を組み、威圧するようににらみつけていたのは、
 マリナっちさんの本気度を感じさせます。

 そして、会話の流れから、思わず告白へ・・・?
 なんてお話でしたけど、ここでの総一朗くんの反応は、マリナっちさんの気持ちを
 わかっていた、ということなのでしょうかね?

 そこから続いた言葉の残酷さに、マリナっちさんは気づいていないようでしたが、
 そのことがまた、切なく感じられちゃいましたね・・・

 本作品、恋の矢印が、どれもこれも片道なあたり、気になるポイントであります。
 マリナっちさんも、片想いで終わるのかどうなのか。
 また、ルリルリさんと総一朗くんの関係もどうなるのか、波乱の予感です。

 

 

【TVアニメ化カラー!】
●ぼのぼのS (いがらしみきお 先生)

  

 2号連続で、ショート編掲載!

 今回は、ヒグマの大将も驚く出来事が・・・?
 火山が噴火して、森の動物たちが大騒ぎ。

 ぼのも報せを聞いて驚いてましたが、やたらと遠い山が噴火していて笑!
 けれど大将は、油断してはいけないと述べて、注意を促します。
 こーゆー所、さすがですね。

 確かに、森のあちこちで異変が起きていて、大忙しになるのですが、
 その現場で遊んでしまうぼのたちが愉快でありました(´▽`;)
 「いじめる?」も見れましたし。

 そして、一番の異常に対して、大将が指示した対策に大笑!
 いや、間違ってないかもしれませんけど、皆で取り組む姿が妙に可笑しかった!

 などなど、火山の噴火と森の異変に、慌てふためく一同が楽しかったお話。
 「ぼのぼのスペシャル」は、1月29日発売とのことで、次号も楽しみです!

 

 

【今月のピックアップ!】
●キャバはじめました (忍田鳩子 先生)

  

 ラミさんのバレンタイン!

 渡す相手は、もちろん銀次さんなのですが、昨年チョコはNGということで、
 受け取ってもらえず、そこで、アゲハさんに相談していますけど・・・?

 ここで、アゲハさんが出したアイデアが、なかなかグッドでありました。
 当日、ラミさんが来ることを恐れている銀次さんでしたが、
 そこに現れたラミさんの姿に驚き! なんと、すっぴん!

 普段、オカマなラミさんは怖がる銀次さんも、すっぴんだと大丈夫。
 そりゃどう見ても、ただのイケメンですからね~。
 「男のボクからみてもカッコいい」なんて、銀次さんに言われてますし(^^;

 そのため、バレンタインのプレゼントもすんなり渡せて、めでたしめでたし・・・
 と思いきや、とつぜんラミさんが逃げ出してしまいます。

 その後、いつもの姿で現れて、いつも通り銀次さんがおびえる展開になって、
 いつも通りに愉快でしたし、ラストのひとみさんのモノローグで大笑゜(*゜´∀`゜)゜
 銀次さんがお気の毒ではありましたが、かなり面白かったです。

 などなど、ラミさんと銀次さんのバレンタインでしたけど、
 興味深かかったのは、ラミさんのすっぴん姿と、いつもの姿。

 銀次さんにウケがよかったのは前者だったのに、ラミさんが選んだのは後者。
 これはつまり、どちらが本当の意味での「自分」であるのかを、
 ラミさん自身がしっかり認識していたことに他なりませんよね。

 彼女にとって、イケメン姿は本当の自分ではなく、オカマ姿こそが本物。
 そちらの姿の方が生き生きしてましたし、そういうものなのでしょう。

 ただ、オカマ姿だと銀次さんに避けられてしまうのですから、深く考えると
 切ない話になってしまうのですけども、そこをコミカルに描いている点が、
 好感触でもありますね・・・ なんて感じつつ、今後も楽しみです!

 

 

【最終回!】
●カタコイ・カノン (胡桃ちの 先生)

  

 コミックス3巻は、3月7日発売! ・・・ですが、最終回!!

 記憶をなくしたカノンさんが選んだ道は・・・?
 と気になる最終回となりましたが、まさかのトビラ絵には驚きましたよ。

 ウェディングドレスのカノンさんと、写真にうつっているのは、金星くん!?
 と思ったら、いきなり次の4コマで、銀月くんと意味ありげな会話。
 そして衝撃の事実から、急展開で何が何だか(´▽`;)

 そこから、要さんとの再会を経て、カノンさんに記憶が徐々に戻っていた
 ことが判明しましたけど、それはそれでツライことなのかな~とも感じたり。

 でも、そんな感傷も吹き飛ぶ後半の話に、どう反応したらよいものか!
 いやいや、まあまあ、う~ん・・・ 何と言えばよいのでしょう(^^;

 これはコミックス完結3巻で、補完があったりするものなのでしょうかね?
 どこからどこまでがコレだったのやら・・・

 何だかんだでハッピーEND?っぽい気もしますけど、はてさて。
 とはいえ、楽しませていただきましたー!

 

 

【新人4コマ杯 12月期月間賞】
・眠り姫と起こさない王子 (渋谷一月 先生)

 

 タイトル通りの姫と王子様。

 魔女の呪いで眠っていたお姫様。
 その魔女を王子が倒したから、眠りから覚める時が来たものの?

 といった感じのお話のようですが、打算的なお姫様が、
 王子様のキスをゲットしようと、あれこれアプローチするあたりが
 面白そうな4コマ作品です。

 編集部コメントによれば、打算的なだけでなく、甲斐甲斐しさもみせる
 姫のキャラクターに魅力があったらしいので、そのあたりに注目しつつ、
 つづきが読んでみたいものですね。
 

 「もう一歩」の作品は、『学校の姫』(BONトーク 先生)
 
タイトル通り、普通の公立校に「お姫様」がいる所に面白味がありそう。
 本物のお姫様ではなく、浮世離れした生徒という点が可笑しいです。
 

②へつづきます。