五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ まんがライフオリジナル 感想①

2016年01月14日 | ◆4コマ誌③ まんがライフオリジナル

2016年2月号

 

 表紙は、晴さんと銀子さん!
 他、ミカちゃん、ぼの父&ぼのなどもいますけど、
 『おうちがいちばん』が「セレクション」となったことで、
 つぐみさんは表紙でなくなったのですね・・・
 
 

 今月の「難しい話で賞」は、『エデンの東北』

 

 女性への褒め言葉と思っていても・・・?

 放課後、残って作業する織田くんたち。
 今までで、どの先生が好きだったか? なんて話題になって、
 織田くんは中学の時の「羽久田先生」を挙げたものの、女子には不評。

 男子にとっては冗談を言う面白い先生でしたが、
 女子にとっては(今で言う)セクハラ教師だったようで、納得です。

 ただ、先生も不純な意識を丸出しにしているわけではなく、
 何となく褒め言葉と思って言葉をかけていて、話を聞いても男子にはピンと来ない。

 なんて感じに、男女のセクハラへの受け取り方、そのギャップが興味深い内容でした。
 問題なのは、雑に「女扱い」されることのようで、今ではわきまえている男性も
 多そうですけど、それでもなかなか難しい線引きだと感じます。

 「女扱いが嬉しいのは好きな人だけ!」という江口さんの言葉が、大事なのでしょうね。
 男性としては、単なる褒め言葉だとしても、恋の告白に準じるものと認識することが
 必要なのかもしれません。

 

 

【1月27日、コミックス2巻・発売!】
●銀子の窓口 (唐草ミチル 先生)

  

 音々子さん、ダイエットを志すの巻。

 最近、ちょっと太ったと気にしている音々子さん。
 銀子さんも同意していたのは笑いましたが、太った部位を胸に限定とは(^^;

 「人間誰だって、時にはダラダラと過ごしたくなるものです」
 と銀子さんが擁護するようなことを言ってますが、銀子さんが言っても説得力が!

 そこで、ダイエットを始める音々子さんでしたけど、
 勤務中でも空腹から疲れやすくなってしまい、ふらふらとしている様子。
 お客様も、それを見て心配しているようですが・・・

 なんてお話でしたが、ダイエットによって本来の力が発揮できない音々子さんの
 精彩を欠いた姿が、コミカルながらも不安を感じさせる内容でしたね。

 そこで、銀子さんが音々子さんに【プロの顔】について指南。
 「みんな元気なねこさんが大好きなんですから」と述べつつ、
 その後、音々子さんがいなくなってから、一言付け加えていたのはよかった!

 そして、鍋パーティでのシメが愉快。
 などなど、音々子さんのダイエットをめぐるお話でしたが、
 コミックス2巻が1月27日発売とのことで、今後も楽しみです!

 

 

【コミックス10巻、2月8日発売!】
●リコーダーとランドセル (東屋めめ 先生)

  

 コタツの魔力に負けるあつみさん・・・の巻。

 こたつの中では、腕の長さを頼りに、あつし君に色々とやらせるあつみさん。
 さらに、こたつの中で寝てしまって、あつし君に運ばれたりと、
 あつみさん、いつものようにしっかり者ではいられない様子(^^;

 なので、試験前の勉強が進まないと困っているのですが、
 コタツに入らずとも眠くなったり、朝早く起きても寒さで動けなかったり、
 ファミレスでも誘惑が多くて勉強どころでなくなったり、そんな姿が面白い。

 あつし君と一緒にいると、眠気対策になってちょうどよい、というあたり、
 愉快でありましたね・・・ まあ、あつし君もコタツに負けてましたが(´▽`;)

 そして、何だかんだで試験を乗り切ったあつみさんに笑!
 「結果よければすべてよし!!」とありますけども、それはその通りかも・・・
 なんて感じつつ、コミックス10巻が2月8日発売とのことで、今後も楽しみです!

 

 

【ゲスト作品】
●もしも部 (ノッツ 先生)

  

 もしも部活に入っていたら・・・ そんなことを考える少年のお話。

 武道場から聴こえる竹刀の音に、少年は思う。
 もしも僕が、剣道部に入っていたら・・・と。

 そこから始まる妄想ワールド。
 剣道部の少女・武田さんとのやりとりが、真面目な青春模様として描かれます。

 これが何とも、甘酸っぱい少年少女の交流になっていて、
 思わず引き込まれてしまうほど、武田さんという少女の魅力が感じられたり、
 こんな青春を送れていたらな~なんて、思ってしまったり、素敵でしたね。

 なんて、思わずひたってしまうのですが、これ全部、少年の妄想の産物。
 そんな青春どこにもないし、それ以上に、登場人物まで欺瞞だったなんて、
 真面目な青春模様とのギャップが可笑しすぎでしたよ!

 そんな少年の妄想を活かした(非公式)部活動「もしも部」。
 友人も呆れていましたが、この妄想がしっかりとした形になる描写が愉快でしたし、
 3ヵ月連続ゲストとのことで、がっちり期待です!

 

 

【シーズンゲスト】
●DONZOKO (押切蓮介 先生)

  

 押切先生、どん底模様!?

 年末、新宿にて押切先生を囲む編集さんたち。
 楽しい会になるはずが、なぜかトークは「どん底」話に・・・

 『ぼくと姉とオバケたち』の出し直し本を出さないかと打診される押切先生。
  懐かしいですね~、私も読んでいましたよ。
 2016年発売決定とありますので、おそらく出るのでしょう。

 と、それはともかく、編集ワダさんは「何かパーッとやりたい」と言っていて、
 その背景には「最近楽しいことが減った」なんて思いがあるらしく、
 何となく世知辛いものを感じたり(^^;

 そこから始まるネガティブトークに共感したり、いたたまれない気分になったり、
 何でしょうね、この作品、そうしたところが妙に面白かったです。

 何か、みんなネガティブさを発揮して、押切先生を楽しく囲む会が、
 なぜかどん底トークになっていて、押切先生、お気の毒でありました・・・
 き、きっと、何でも話しやすい人望があるということなのでしょう(目をそらしながら)

 また、押切先生の「昨年はDONZOKOだったかもしれませんが」という言葉に
 察するものがありつつ、きっとどん底から這い上がれる日もありますよ!
 と根拠ない妄想に身を浸しながら、シーズンゲストらしいので、次も楽しみです!
  

②へつづきます。