2016年2月号
表紙は、晴さんと銀子さん!
他、ミカちゃん、ぼの父&ぼのなどもいますけど、
『おうちがいちばん』が「セレクション」となったことで、
つぐみさんは表紙でなくなったのですね・・・
今月の「難しい話で賞」は、『エデンの東北』!
女性への褒め言葉と思っていても・・・?
放課後、残って作業する織田くんたち。
今までで、どの先生が好きだったか? なんて話題になって、
織田くんは中学の時の「羽久田先生」を挙げたものの、女子には不評。
男子にとっては冗談を言う面白い先生でしたが、
女子にとっては(今で言う)セクハラ教師だったようで、納得です。
ただ、先生も不純な意識を丸出しにしているわけではなく、
何となく褒め言葉と思って言葉をかけていて、話を聞いても男子にはピンと来ない。
なんて感じに、男女のセクハラへの受け取り方、そのギャップが興味深い内容でした。
問題なのは、雑に「女扱い」されることのようで、今ではわきまえている男性も
多そうですけど、それでもなかなか難しい線引きだと感じます。
「女扱いが嬉しいのは好きな人だけ!」という江口さんの言葉が、大事なのでしょうね。
男性としては、単なる褒め言葉だとしても、恋の告白に準じるものと認識することが
必要なのかもしれません。
【1月27日、コミックス2巻・発売!】
●銀子の窓口 (唐草ミチル 先生)
音々子さん、ダイエットを志すの巻。
最近、ちょっと太ったと気にしている音々子さん。
銀子さんも同意していたのは笑いましたが、太った部位を胸に限定とは(^^;
「人間誰だって、時にはダラダラと過ごしたくなるものです」
と銀子さんが擁護するようなことを言ってますが、銀子さんが言っても説得力が!
そこで、ダイエットを始める音々子さんでしたけど、
勤務中でも空腹から疲れやすくなってしまい、ふらふらとしている様子。
お客様も、それを見て心配しているようですが・・・
なんてお話でしたが、ダイエットによって本来の力が発揮できない音々子さんの
精彩を欠いた姿が、コミカルながらも不安を感じさせる内容でしたね。
そこで、銀子さんが音々子さんに【プロの顔】について指南。
「みんな元気なねこさんが大好きなんですから」と述べつつ、
その後、音々子さんがいなくなってから、一言付け加えていたのはよかった!
そして、鍋パーティでのシメが愉快。
などなど、音々子さんのダイエットをめぐるお話でしたが、
コミックス2巻が1月27日発売とのことで、今後も楽しみです!
【コミックス10巻、2月8日発売!】
●リコーダーとランドセル (東屋めめ 先生)
コタツの魔力に負けるあつみさん・・・の巻。
こたつの中では、腕の長さを頼りに、あつし君に色々とやらせるあつみさん。
さらに、こたつの中で寝てしまって、あつし君に運ばれたりと、
あつみさん、いつものようにしっかり者ではいられない様子(^^;
なので、試験前の勉強が進まないと困っているのですが、
コタツに入らずとも眠くなったり、朝早く起きても寒さで動けなかったり、
ファミレスでも誘惑が多くて勉強どころでなくなったり、そんな姿が面白い。
あつし君と一緒にいると、眠気対策になってちょうどよい、というあたり、
愉快でありましたね・・・ まあ、あつし君もコタツに負けてましたが(´▽`;)
そして、何だかんだで試験を乗り切ったあつみさんに笑!
「結果よければすべてよし!!」とありますけども、それはその通りかも・・・
なんて感じつつ、コミックス10巻が2月8日発売とのことで、今後も楽しみです!
【ゲスト作品】
●もしも部 (ノッツ 先生)
もしも部活に入っていたら・・・ そんなことを考える少年のお話。
武道場から聴こえる竹刀の音に、少年は思う。
もしも僕が、剣道部に入っていたら・・・と。
そこから始まる妄想ワールド。
剣道部の少女・武田さんとのやりとりが、真面目な青春模様として描かれます。
これが何とも、甘酸っぱい少年少女の交流になっていて、
思わず引き込まれてしまうほど、武田さんという少女の魅力が感じられたり、
こんな青春を送れていたらな~なんて、思ってしまったり、素敵でしたね。
なんて、思わずひたってしまうのですが、これ全部、少年の妄想の産物。
そんな青春どこにもないし、それ以上に、登場人物まで欺瞞だったなんて、
真面目な青春模様とのギャップが可笑しすぎでしたよ!
そんな少年の妄想を活かした(非公式)部活動「もしも部」。
友人も呆れていましたが、この妄想がしっかりとした形になる描写が愉快でしたし、
3ヵ月連続ゲストとのことで、がっちり期待です!
【シーズンゲスト】
●DONZOKO (押切蓮介 先生)
押切先生、どん底模様!?
年末、新宿にて押切先生を囲む編集さんたち。
楽しい会になるはずが、なぜかトークは「どん底」話に・・・
『ぼくと姉とオバケたち』の出し直し本を出さないかと打診される押切先生。
懐かしいですね~、私も読んでいましたよ。
2016年発売決定とありますので、おそらく出るのでしょう。
と、それはともかく、編集ワダさんは「何かパーッとやりたい」と言っていて、
その背景には「最近楽しいことが減った」なんて思いがあるらしく、
何となく世知辛いものを感じたり(^^;
そこから始まるネガティブトークに共感したり、いたたまれない気分になったり、
何でしょうね、この作品、そうしたところが妙に面白かったです。
何か、みんなネガティブさを発揮して、押切先生を楽しく囲む会が、
なぜかどん底トークになっていて、押切先生、お気の毒でありました・・・
き、きっと、何でも話しやすい人望があるということなのでしょう(目をそらしながら)
また、押切先生の「昨年はDONZOKOだったかもしれませんが」という言葉に
察するものがありつつ、きっとどん底から這い上がれる日もありますよ!
と根拠ない妄想に身を浸しながら、シーズンゲストらしいので、次も楽しみです!