五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ まんがタイムきららキャラット 感想①

2011年10月31日 | ◆4コマ誌⑨ 不定期 きららキャラット

2011年12月号

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 いつ定期的に書けなくなるかは不明ですが、出来るところまでは何とか・・・

 

 今月の「性別転換ワンダホーで賞」は、『まじん☆プラナ』より、河原(♀)ほか皆さん!

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 河原くん・・・さん、「濡れちゃった」とか卑猥なこと言ってますよ! ← お前の頭が卑猥。

 ということで、登場人物の性別が変わってしまった今回、いろんな人の変わりようが面白い。

 そして何より、オチがワンダホーでしたね~。 お約束の夢オチ・・・じゃなくて~?

 

 

 

●せいなるめぐみ (荒井チェリー 先生)

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 コミックス2巻、12月26日発売!! ・・・ですが、最終回!

 “お嬢様”な聖さん、進路に悩んでいましたけど、恵さんの一言で「解放」された前回。

 恵さんは「女の子の1人暮らしなんて反対だ」なんて言って過保護だけど、

 それだけに彼の温かさと、聖さんを大事に思っていることがうかがえて良い感じでした。

 だからこそ聖さんは、「恵さんの負担になっているのではないか?」という不安を

 きちんと払拭できたのでしょうし・・・

 

 そして、聖さんの悩み解消は、そのまま乙女さんの悩みの解消へ。

 腹黒キャラクターとして登場しつつ、やがて輪の中へ溶け込んでしまった乙女さんも

 面白い人でしたが、最後は、まだ皆と一緒にいられそうということで、ほ・・・っと一息。

 最後まで、腹黒さは何とか隠し通せた? みっちゃんだけは何かを感じてる?(^◇^;)

 

 

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 「家族」そして「友達」・・・

 聖さんにとっては、刑部を継ぐかどうかという問題もですが、

 穂海に入って上手くやれるかということも心配だったとか。

 

 しかしそれらも、恵さんや滋さん、ひよりさんやみっちゃんや乙女さんのおかげで、

 聖さんにとって問題なくなってしまうのは、人とのつながりが大きなものだから・・・ですかね。

 もちろん、聖さんの存在が誰かにとっての「めぐみ」ともなりうるわけで、

 そうした人と人とのつながりに、親しみ深いあたたかさを感じられる気がします。

 ひよりさんと聖さんの関係については、まあ、仲悪くはない・・・よね?(;´∀`)

 

 などなど、いろいろ楽しかった本作品なのですが、最後の最後で私、ぶっ飛びました。

 ラスト4コマでの滋さんのセリフに「?」となり、(どーゆーことなの?)と思ったら、

 最後の恵さんのセリフで「・・・ハイ~!?」となってしまいまして(^^;

 伏線的なものってありましたっけ? これほど見事な“オチ”に、完全屈服でございました!

 

 いや、これ面白いじゃないですかー!

 もっとつづいてほしかったな~・・・と名残惜しいものですが、残念ながら最終回。

 楽しませていただきましたー!!

 

 

 

●ネガ→ポジ (森名尚 先生)

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 スペシャルゲスト再登場!

 新作での登場。 以前とは絵柄を「きらら寄り」に変えてきている感じですね~。

 私は前作も好きでしたので、ちと残念かも。

 

 さて今回は、綾乃さんを中心に、メガネの知沙さん、小さい音々さん、3人の少女ライフ。

 寝坊した綾乃さんを起こしに来た知沙さんですが、なぜかベッドの中には音々さんも!

 音々さん、「昨日は激しかったね」なんて顔赤くして意味ありげに言っちゃったり面白い(^^;

 知沙さんもやさしくて気が利くのだけど、おっちょこちょいな抜けっぷりが可愛らしかったり、

 それぞれに楽しい少女たちの姿が、ゆるやかに描かれています。

 

 3人は寮で生活しているという設定ですが、

 綾乃さんには、黒瀬さんというあこがれの先輩がおりまして、

 隣の2年生寮に住む先輩をのぞき見しては、見とれているというストーカー(違)

 でも人見知りな性格で、声をかけることなどできないというシャイな少女。

 しかし、その先輩から声をかけられて・・・

 

 なんて話でしたけど、タイトルから察するに、綾乃さんの人見知り=「ネガ」な性格が、

 変化して「ポジ」になるという感じなんでしょうかね~。

 全体的にゆるやかな、少女たちの日常風景4コマという印象ですが、

 次号も登場とのことで、どのような話になるのか・・・ 楽しみです!

 

 

 

●うらバン! 浦和泉高等学校吹奏楽部 (都桜和 先生)

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 コミックス4巻、11月26日発売!! ・・・ですが、こちらも最終回!

 しかも、いきなり大人数を率いたゆみさんが登場!?

 どーなってんのコレ~? と思ったら、ゆみさんが部長になった吹奏楽部!

 前回、コンクールで一区切りだったはずが、一気にぐるっと回って次のコンクールが舞台。

 大所帯となった吹奏楽部、はてさてどうなりますか・・・?

 

 

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 ナツ先輩はもういないけど、部長としてがんばっている「ゆみ先輩」。

 ずいぶんと後輩たちに慕われていて、よい部長さんみたいです。 いいですね、この感じ。

 

 ナツ先輩を知らない後輩たちも、ゆみ先輩と仲良しだった人ということで、

 「ゆみ先輩の恋人」と噂したり・・・面白いな~(^◇^;)

 もちろん、ハルさん、このみさん、あさみん、ネギさん、ほたるさん、皆も健在!

 ハルさんとからんでた後輩くんも、いい味出してるじゃないですか~・・・男の娘(ぇ

 マントのるりさんとか、よい所とられる先生も楽しかったし、

 そして何より、ナツ先輩の登場が、ゆみさんにとっては嬉しい展開。

 恐れるものは何もない! うらバン、いざコンクールの演奏へ・・・

 

 

 そんなラストが頼もしく、そして楽しいお話。

 本作品は、個性的な人々による面白おかしい吹奏楽部の姿を描いたものでした。

 それが最後に来て、本格的にコンクールの入賞をめざす吹奏楽部となっています。

 たしかに以前から、演奏の向上を目指す努力を描く面もあったのですが、

 前回の金賞を逃したあたりのゆみさんから、本気の吹奏楽をめざす姿勢が顕著となり、

 それがここにきて開花しているのは面白い。

 

 「努力」をしこたま描くスポ根的な物語ではないのですが、

 それでもこの1年の間に、きっと壮絶な努力の積み重ねがあったはずだと感じさせる

 よいラストとなっている気がします。

 などなど、ぐだぐだ感がありつつも、引き締まる真剣さも感じられた作品。

 楽しませていただきましたー!

 

 

 

●こーじーまいすてりー (原作:春原ロビンソン 先生  作画:lxy 先生)

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 タッグでゲスト登場!

 高校生になったばかりの少女2人、ゆき&なお。

 元気だけど少し“おバカ”なゆきさんと、しっかり者なツッコミ・なおさんのコンビ。

 そんな2人が出会ったナゾの小っこい少女は・・・探偵さん? というお話。

 

 笑顔が絶えないゆきさん、インターハイめざすとか言ってますけど、

 なんのインターハイか決めてない時点で、しょーもない娘だとまるわかり(^^;

 でも、屈託のなさと元気さが、けっして悪印象ではない感じですかね~。

 そんなゆきさんに付き合いつつ、クールにツッコミいれたり、いなしたりするなおさん。

 ちょっと冷たいかな~と思いきや、意外と気をつかったりする所が好印象。

 ナゾの少女に対しても、基本やさしく接していますし・・・

 

 そして、ナゾの小さい少女は何者か?・・・と言いますと、探偵部の部長さん!

 新入部員勧誘のクイズを出してますけど、どこか“抜けて”いるのが愛らしい(´▽`;)

 ゆきさんは探偵部に入ろうか、と言ってますけど、なおさんは乗り気でない・・・?

 

 なんて感じでしたけど、主になおさんを軸にした、

 ゆきさん、部長さんそれぞれとのやりとりが、なかなか面白い4コマ・ネタになっていました。

 なおさんが喜んでいる表情から、オチの4コマ目につながネタとかよかったですね~。

 それと、“抜けて”いる部長さんが、じつは「探偵」としては優秀なんじゃないか?

 と思わせるラストとかお見事でした!

 などなど、これは期待したい作品。 つづき、待望しております!

 

 

②へつづきます。