観・環・感

野鳥観察や旅行、映画などの趣味と日常生活や世の中の状況について、
感じる事を書いています。

明日の記憶

2007年01月21日 | 映画・テレビ
今日、お隣の小松島市のミリカホールという名前の市民ホールに家人と映画を見に行った。ミリカホールのミリカとは、果物のヤマモモの学名Myrica rubra の属名である。
Myrica は、ギリシャ語の myrizein(芳香)に由来する芳香性の低木 myrike の名から、種名のrubraは、赤色のという意味らしい。
何でミリカなのかというと、ヤマモモが小松島市の市の木なのだ。ヤマモモは、徳島県の県の木、高知県の県の花にも指定されている。
小松島市の櫛渕町が全国一のヤマモモの産地で、一昨年「ヤマモモ狩り」が30年ぶりに復活した。高さが十メートル近くある木からの転落事故が相次ぎ、中止されていたのが、品種改良で低木化が進み、安全に楽しめるめどがついたため、復活に踏み切ったらしい。
転落と言えば、私も中学生の時、友達の家のヤマモモの木から落ちて、買ってもらったばかりの真っ白なトレパンの尻の部分を真っ赤にしてしまった。あわてて自転車で家へ帰り、初めて洗濯というものを経験した。幸いシミにならずにすんだが、この記憶は、ヤマモモを見たり食べたりするたびに蘇るのだが、その記憶も次第に鮮明ではなくなっている。
ところで、見た映画の題名は、渡辺謙主演の「明日の記憶」である。この映画は、いわゆるエンターテイメントではないので、見る者によってかなり感じ方が違うと思う。しかし、渡辺謙さんが自ら原作者と話をし、監督を選び、作品にした映画らしいが、内容が濃く、よくできていると思った。
家人は、メインテーマを演奏するオーボエ奏者の宮本文昭さんの演奏が気に入ったようだ。珍しく私にCDを買うよう勧めたのである。


ミリカホールのチケットの半券

大鷹参上

2007年01月21日 | 野鳥
ちょうど、止まり木から飛び立ったところのオオタカ、狙いはいいが写りは全然駄目。
でも、オオタカはどんなときでも格好がいい。
昔から貴族や武将に好まれている。 ここ
「彦根城博物館便りの「彦根藩主の鷹狩り」の項に鷹狩りの様子が書かれている。
さらに大鷹で検索していると落語でお馴染みの「目黒の秋刀魚」に行き当たった。
「目黒不動尊」について記したホームページによると
目黒一帯は徳川将軍家の鷹場で、家康は東海道を利用する大大名の参勤交代の時には、鷹狩りを名目にして、目黒を廻って品川まで出迎えたとの話がある。
そして、屏風の絵図には、目黒不動尊の近くに「目黒追鳥狩」の場面、「目黒御弁当之寺」があり、将軍家の鷹狩りと昼食場所としてこの付近が重宝されたことが分かる。この時期に、生まれたのが「目黒の秋刀魚」の話らしい。
この落語、面白いのでストーリーを紹介しようと検索すると
「秋刀魚はサンマ」に「昭和天皇と秋刀魚」と「目黒の秋刀魚」の話が載っていた。