観・環・感

野鳥観察や旅行、映画などの趣味と日常生活や世の中の状況について、
感じる事を書いています。

よしが浦温泉 ランプの宿 その3

2013年06月30日 | 旅・風景・グルメ
部屋にはテレビもないので、夜は夜景でも楽しむことになる。


ライトアップされた空中展望台と展望塔がよく見える。




風情のある離れの通路


この水瓶は、地元の珠洲焼きだろうか。


明かりは、多分イカ釣り漁船の漁り火


漁を終えて帰りのイカ釣り漁船


お見送りをしてくれた宿の女将さん(右)と仲居さん(左)



よしが浦温泉 ランプの宿 その2

2013年06月29日 | 旅・風景・グルメ

夕食の献立
本物は和紙


造里
真ん中の喉黒(ノドグロ)は、通称で正式名は、アカムツ(赤い色をしたムツの意味。)
「むつ」とは「脂っこい」ことで「むつっこい」、「むつこい」、「むっちり」、「むつごい」からきた名前で、脂っこい魚という意味らしい。
それが、近年、鮪のトロと同様に脂っこいものが好まれるせいか、高級魚になっている。やせ我慢でもなく、ヘルシーにこだわっている訳でもないが、
私は好きでない。鮪は赤身が好きで、肉も霜降り肉でなく赤身の方が美味しい。


焼物


蒸物
夕食の中で一番美味いと感じた料理がこのウナギの茶碗蒸し。このような茶碗蒸しは、今まで一度も食べたことがなかったが、これが一番だった。


おしのぎ 魚の甘鯛の味付けが良かった。


煮物
この煮物の中では、容器としても使われている太キュウリが良かった。宿の食堂で仲居さんから「加賀野菜」という言葉を聞いたので検索してみると、
ずばり加賀野菜の公式サイトが最初に載っていた。
加賀野菜(かがやさい)とは、石川県金沢市で生産される、金沢市農産物ブランド協会が「加賀野菜」と認定した野菜。
もう少し詳しく言うと「 昭和20年以前から栽培され、現在も主として金沢で栽培されている野菜の中から選定された野菜。現在は、さつまいも、れんこん、
たけのこ、加賀太きゅうり、へた紫なす、諸江せり、金時草、加賀つるまめ、源助大根、打木赤皮甘栗かぼちゃ、加賀一本太ねぎ、二塚からし菜、くわい、
赤ずいき、金沢春菊の15品種が認定されている。


デザート

よしが浦温泉 ランプの宿 その1

2013年06月28日 | 旅・風景・グルメ

このチラシの左下にある「月あかり6号室」に泊まった。しかし、あいにくの曇り空で上の写真もようなきれいな夕日を見ることは
できなかった。


次の日、日の出前から空を眺めていたがやはり厚い雲に覆われていた。この写真は、6月21日 午前5時23分撮影。
きれいな姿の日の出は見られなかっが、でも雨がふらないだけでも儲けものだ。このバスツアー参加者の香川と徳島は相当降ったようだ。
それにしても、この宿は晴れていれば日の出も夕日も楽しめる可能性があることを思うと、実に贅沢な宿だ。


部屋の前にオープンデッキがある。


ランプは、防災上の関係から本物ではなく電気のあかり。しかし、この宿では蛍光灯が使われていないので風情はある。


デッキは雨でだいぶ濡れているようだが、幸い滞在した間は一度も降らなかった。(右が露天風呂)


正面から日本海が一望できる (透明なガラスが嵌め込まれているので、怖さは感じない。)


この引き戸を通って行き来もできる。


テレビもないので、景色をじっくり楽しんでいると、あることに気づいた。(最初は上の広い駐車場から歩いて来たので気づかなかった。)
真ん中の右に見えるこの車、坂を上っているのでなく、下っているのだ。坂を一度左端までバックで下り、そこからあらためて前進で宿まで
下って行く。反対に宿から上るときは、この左端から右端まで坂をバックで上り、そこから前進で上っていくという訳だ。

聖域の岬(金剛崎)

2013年06月26日 | 旅・風景・グルメ
6月20日、見附島を観光した後、珠洲岬へと向かった。
添乗員さんによると、珠洲岬は、石川県能登半島先端部の禄剛崎、金剛崎、長手崎など含めた約5kmの海岸の総称である。その中の金剛崎は、
「聖域の岬」とも呼ばれ、「日本三大パワースポット」の一つらしい。
この案内板にも日本三大パワースポットと書かれていたので、家でじっくり調べてみた。グーグルで「日本三大パワースポット」を検索すると
一番上に出てくるページには以下のように書かれていた。

「日本全土に多数点在する有名なパワースポットを本サイトでは「波動の融合地」、「磁場の変動地」、「地殻エネルギーの放出地」の三つの
タイプに分類し、その有力候補値を案内するものです。
選定条件としては、
1:単にパワースポット的な場所や建築等に捉われないこと。
2:地球規模で、人や植物等に多様な好影響を与えている広域エリアであること。
3:日本の歴史・文化・風習に伝統的に順応した、実績指数の高いエリアであること。
以上三点の項目を重視し、厳選・選出しました。

聖域の岬 (石川県)
日本海に大きく突出している能登半島は、独特な地層構造の為、気象的には寒帯ジェット気流と、亜熱帯ジェット気流が合流する(日本独自の気候・
四季を形成する元)他として、海洋的には、海面での卓越風を含む暖流、寒流が能登先端で合流し表層循環・熱塩循環等の海洋循環が行われている
気象学、海洋学的にも極めて貴重な半島の環境である。
このことから、能登半島最先端部には、これらの気流、海流、大地の気流が複合的に凝縮され、世界的にも稀な波動集積地となっている。

分杭峠 (長野県)
地表の一部に生じる磁場の変動地

富士山 (山梨県)マントルを含む、地殻エネルギーの放出地」

とあり、分杭峠と富士山の説明は1行足らずだが、聖域の岬だけは詳しく書かれていた。
この三大パワースポットの三箇所、誰が選定したのだろうか。

「日本三大パワースポット 聖域の岬によると「鑑定士」としてこの聖域の岬にある
「ランプの宿」の経営者の名前があった。






長さ9.4mのこの空中展望台、先端はかなり揺れるので結構スリルがある。この空中展望台の定員は5人


別角度から撮影。眼下に見えるのが「ランプの宿」


宿泊した「ランプの宿」の部屋のデッキから撮影した空中展望台(カップルがいる。)上空を飛んでいるのは、アオサギ(青鷺)のカップル?


ライトアップした展望塔と空中展望台 右下に見える明かりは、食堂の明かり。

ランプの宿の公式ブログにこの展望塔と空中展望台のイメージデザインは「宇宙戦艦ヤマト」、「イ号122潜水艦」であると書かれている。また、
「スカイバード」というネーミングは、アオサギが100km先の洞窟からランプの宿の前の海岸まで餌の捕獲に来る飛来コースとなっていることが
あげられていた。なお、展望台の上空は、季節によっては多い日には30万羽位の野鳥が行き交うまさに「鳥たちの大空路」ともなっていると書かれ
ていた。ここへ来るのが春か秋の渡りの時期であればもっと良かったのに。

ところで、この日本三大パワースポットのほかに「日本三大聖域」というのもあるようで、この「聖域の岬」も入っているらしいが、後の2箇所はどこ
にあるのだろうか。

富士山の世界遺産登録と入山料

2013年06月24日 | 日記
昨日、ブログで見附島について書いてたとき、島は、七輪の原材料として知られる珪藻土で出来ているということを知った。珪藻土は、
元来もろく風化によって徐々にまた、能登地震のような大地震や大型台風など自然災害による崩落により、その形が変貌しているようだ。
検索すると、現在の姿と80年ほど前の姿を比較したページがあったが、相当小さくなっていた。
自然現象に被害はある意味、仕方ないとも言えるが、人為的な問題による被害は別だ。昨日、テレビを見てると、富士山の世界遺産登録
決定のニュースに湧いていた。世界遺産登録によってさらに増加が想定される廃棄物や、トイレ、駐車場の整備の問題の外に近隣の開発に
よる自然破壊の問題もある。
さらに身近の問題は、登山客の安全の問題である。普段1.000m級の山にもあまり登ったことがない人が、ご来光を仰ごうと一気に
3,000m級の山に登っているのである。高山病など体への直接の影響の問題もあるが、滑落や落石の問題もある。このうち特に「落石」
による事故が問題だ。本人自身が落石に合わないための注意というのも当然大事だが、それ以上に気をつけなければいけないのが、自身が
落石を起こしてしまうという危険である。
当然、山を登ると歩いた後には細かい土砂が石などが散らばる。その結果、自分が歩いた道の下に大量の石や大きな岩が落下し、下のほうで
落石被害が起きるという事態を招く事がある。
富士山は、溶岩と火山灰の山である。このため、元来大変崩れやすく、登山客が歩かなくても落石が多発している。豪雨や強風など自然現象
による落石の発生は、ある意味仕方がないかもしれないが、多くの落石の原因は、登山客が谷側を歩き石を下に落としたり、登山道でない
ところ歩いたために落石を起こすなどの人為的な事が原因となっている。
これらの問題点の解決や自然環境の保護には多額の費用がかかる。では、一体誰が負担するのかといえば、国や地元自治体にだけに負担させる
には限度がある。そうかと言って登山客によって直接利益を上げている地元業者に負担させるのは無理がある。登山客にも応分の負担として
入山料を徴収するのもやむを得ないと思う。
環境省が富士山の登山者数を把握するため、平成17年から各登山道の8合目付近に赤外線カウンターを設置して、登山者数の調査を実施して
いるが、毎年平均30万人くらいである。この人数は、世界遺産登録によって大幅に増加することが予想される。
では、いくらくらいの料金がいいかと問われると難しいが、1人7,000円とすると年間約20億円である。20億円でこれらの問題が解決
できるのかと問われれば難しいと思う。しかし、登山客の増加に歯止めはかかるのではないか。
そんな事を考えていたら、栗山浩一京都大学教授(環境経済学)が6月4日に以下のような試算結果を発表していることを知った。
“入山料だけで登山客を現状レベルに抑えるには「1人7,000円の徴収が必要」と結論付けた。栗山教授は、白神山地(青森、秋田県)や
屋久島(鹿児島県)が世界遺産に登録された後の観光客増加実績を踏まえ、富士山登山客は、30%増の約41.4万人になると仮定した。
目的地までの移動費や時間と訪問者数の関係を数値化する統計手法を用い、入山料が上乗せされた場合の登山客数の減少を予測。500円で
2%減、1,000円で5%減となり、昨年と同程度にするには7,000円、昨年比90%にするには1万円が必要と試算”
適当に考えた7,000円でも登山客は減少するのではなく、昨年と同様の登山客数が見込まれるのか驚いた。
ちなみに、1人当たりキリマンジャロは約70ドル、南米最高峰のアコンカグアは約1,000ドル。エベレストはなんと、チベット側から登る
場合は1万ドル、ネパールから登る場合は約2.5万ドルの入山料が必要らしい。

見附島

2013年06月23日 | 旅・風景・グルメ
能登のシンボルとして有名な見附島は、石川県の北東部、能登半島の先端に位置する珠洲(すず)市 にある無人島。


駐車場で降りて歩き出すとすぐに松原に出る。目の前の島がそうかな。


この見附島から昇る朝日は絶景だそうだ。


干潮時には島へ歩いて渡ることができる。


ここの砂も細かいのでしまっているせいだろうか、靴がズボッと入り込んでしまいそうなのに平気で歩ける。


周囲400m、面積1,150㎡、標高28メートル。島の形が軍艦に似ていることから軍艦島とも呼ばれている。


弘法大師が布教のために、佐渡から能登へと渡る際に最初に見つけたことから「見附島」と命名されたとする伝承がある。


上の説明板を見て、なんで「えんむすびーち」なのか分かった。

千里浜なぎさドライブウエイ

2013年06月22日 | 旅・風景・グルメ
6月20、21日の両日、能登の旅を楽しんだ。梅雨のど真ん中の旅行なので、家人がツアー会社に予約を入れた段階から雨だけが心配だった。
今回のツアーは、香川県と徳島県の合同ツアーだが、宿(ランプの宿)の部屋数(13室)の関係から参加者は総勢23名と少なかった。経験上、
参加者がそれほど多くない場合は、集合時刻になってもバスに戻って客がいて、他の乗客をいらいらさせたり、道中おしゃべりが五月蝿いという
ことも少ない。だから、天気さえ良ければ快適な旅になるはずだ。しかし、今回は台風4号がやって来ていた。持参するカメラを普段使っている
カメラにするか、雨の日を想定してわざわざ買っておいたオリンパスの防水カメラTG-1にするか、当日の朝まで迷った。天気予報では徳島は
両日とも終日雨の予報だが、能登の方は雨は降らない予報だった。予報を信用して、いつものニコンD800+タムロン24-70(A007)
にした。







能登の旅の最初の目的地は、千里浜なぎさドライブウエイ。
出発地が大雨だったせいもあり。添乗員は、目的地の近くで道路を管理している土木事務所に通行確認の電話をした。答えは通行可能とのこと。
しかし、道路上の掲示板は通行不可となっている。しかし、結局、駄目なら2日目に回すということで、事務所職員を信頼し千里浜海岸へ行った。
ここは、日本で唯一の車で走れる砂浜の道路。石川県羽咋郡宝達志水町今浜から同県羽咋市千里浜町に至る延長約約8km。
他の海岸の砂の粒径は0.5mm~1mm程度だが、千里浜の砂は、約0.15mm。それに海水がしみ込み固い砂浜を作りあげているようだ。
水もきれいし、しかも遠浅、海水浴に最適の場所だ。その上、この砂浜に直接無料で駐車もできるため、夏休みは大勢の客で賑わっているようだ。
しかし、近年は、各地の砂浜と同様に周辺の 河川の護岸などによって堆積する土砂減少により、砂浜の侵食が深刻な問題となっているらしい。
観光バスは、停車をしないので車中から撮影。


ここを右折し、普通の道へ

危機一髪

2013年06月19日 | 野鳥


アナジャコ(穴蝦蛄)をポンプで吸い取っているところ。アナジャコは、魚釣り用の餌として人気。(2羽の野鳥は、チュウシャクシギ)
アナジャコは、エビ目 アナジャコ下目アナジャコ科に分類される甲殻類。 名前も見た目もシャコと似ているが、シャコとは別の生物。
(2羽の野鳥は、チュウシャクシギ)

このとき、目の前の砂州にはアナジャコ獲りの人が大勢いたので、シギ・チドリの仲間はあまりいなかった。
護岸の上から覗くと波打ち際でトウネンが採餌していた。
しかし、見てるとスリリングな餌取りだ。






なぜか養命酒

2013年06月18日 | 旅・風景・グルメ
最近、テレビを見ていると養命酒が世間一般のイメージとかけ離れた製品を作っていることを紹介していた。先月の22日に泊まった上諏訪温泉の
湖岸通りを歩いて目についたのがここ「CLUSUWA」。



田舎の温泉(失礼)には珍しいモダンでいい感じのお店だと思ったが、どういうわけか写真を撮るのを忘れた。宿泊した翌日、養命酒駒ヶ根工場に
見学に行き、ここが「養命酒製造株式会社」のアンテナショップのような存在であることを知った。
このショップ名の「くらすわ」の名の由来は、「暮らしの和」だそうだ。
テレビで紹介していたものは、 養命酒オンラインショップの中に載っている。
老舗メーカーでも400年々の伝統がある「養命酒」1本に頼っているだけではじり貧を免れない。養命酒製造で培ってきた技術を現在の消費者にあった
製品・サービスの開発に向けていくことにしたのだろう。


この建物で養命酒に関するビデオを見てから工場の製造過程を見学した。
なにしろ、今回のバスツアー旅行がミステリーツアーというだけあって、添乗員さんからもその場所に着く直前までどこに行くのか教えてくれない。
ここ駒ヶ根工場(健康の森)のショップでも買い物をしたが、ここへ来ることを知ってたらホームページをよく見て研究していたのに。


この蔵のような「記念館」の横のカフェヒーリングテラスで食べた「駒ヶ根工場スペシャルゼリー 」“黒豆茶・黒糖入りのゼリーと濃厚ミルククリーム
が奏でる、上品な甘味とコクのハーモニーハーブ(桂皮、烏樟、丁子)エキス入りでカラダにやさしいゼリー”300円は、美味しかった。


これが健康の森の案内図
もう1時間ほど自由時間があれば、野鳥も見られたし、カフェで別のスィーツも食べられたのに。




キビタキやオオルリなど野鳥の声が気になってこの縄文式住居しか見られず、弥生式住居まで見る時間がなかった。
(さらに、ここには平安時代の庶民の住居を復元したものもあり、それは、この縄文式住居のように竪穴式だったということが分かって驚いた。)

アナグマ

2013年06月16日 | 日記
ようやく、昨日雨が降った。
これで例の水場も枯れずにすむだろうか。
この雨のとき、アンドロイド端末の「dtab」が突然警告音を発し、もうすぐ雨が激しく降ってくると教えてくれた。
私は、アンドロイド端末に「YAHOO!防災情報」を入れており、時間雨量50mm以上降る場合に教えてくれるようセットしている。
通知条件の設定項目は、時間雨量20mm、30mm、50mm、80mmとあるが、50mmにしている。これが意外と便利。
この写真は、いつもの水場で野鳥を待ってたときのもの。奥の方でゴソゴソ音がするのでよく見ると、タヌキのようなものがいるではないか。




アナグマのようだ。

タヌキ、アナグマ、ハクビシン、アライグマの4種は、はっきり見えないと間違いやすい。
識別については、千葉県立中央博物館のタヌキ・アナグマ・ハクビシン・アライグマの顔と尾が分かりやすい。
ところで、この雌のハクビシン、お腹が大きいようだ。
アナグマの体長は、個体差が非常に大きいようだが、この個体は割合大きかった。