観・環・感

野鳥観察や旅行、映画などの趣味と日常生活や世の中の状況について、
感じる事を書いています。

今頃、桜?

2014年06月29日 | 旅・風景・グルメ
4月初めに行った「7大桜巡り」のツアーの最後に見た実相寺の神代桜、一番感動したのだが、整理が割とずさんなため、PC上でその桜の写真が
見当たらなくなっていた。
6月に行った「金沢100万石まつり」の写真の整理がようやく終わったので、今日になって出てきた神代桜の写真をUPする。





地元山梨県北杜市のホームページによると、この桜は、日本三大桜の一つ。野生のエドヒガンザクラで、推定樹齢は1800年とも2000年とも
言われている。また、想像を絶する悠久の時を超えて咲き続ける様は、神々しく、見る人は思わず手を合わせると表現されている。しかし、長年の
風月に耐えきたその姿は、少々痛々しい感じもする。しかし、幹周約12m、日本最古で最大の巨樹だけあり、見応えは十分ある。

伝説では、神話の武将日本武尊が東征の折に植えたと言われ、名前の由来になっている。 また、鎌倉時代、日蓮聖人がこの木の衰えを見て、回復を
祈ったところ再生したたので、め、「妙法桜」ともいわれているようだ。



このラッパ水仙、見た時はずいぶん多いと思ったが、家に帰って市のホームページに8万本と書かれているのを知り、8万本って以外と少ないんだと
感じた。

ツアー3日間、このとき本の少しだけ青空が見えた。ここで、食べたアイスクリームを売ってる人に徳島県の出身者がいて、サービスしてもらい、味も
よかった。すこしだけ、桜の御利益があったのかな。

※日本三大桜
三春滝桜(福島県三春町)、淡墨桜(岐阜県本巣市)神代桜(山梨県武川町)
これら三大桜は、いずれも1922年に国の天然記念物に指定されている。

剣山スーパー林道 (徳島のへそ)

2014年06月27日 | 旅・風景・グルメ

西日本第二の高峰剣山を擁する剣山国定公園を通り抜ける剣山スーパー林道(正式名称:特定森林地域開発林道剣山線)は、延長87.7kmの日本一
長い林道だ。そして、魅力ある大自然にあふれているこの長いダートコースを目当てに全国からバイクがやって来る。しかし、私が行った時には生憎
の天気と朝早いせいか、バイクも車もほとんど走っていなかった。この「徳島のへそ」と呼ばれる地点の駐車スペースにも車両は1台も駐まっていな
かった。
そのうち、見る間に晴れてきて大パノラマが見渡せるようになった。
しばらく景色と野鳥の囀りを独り占めで堪能していると、1台の車でお達者そうな高齢舎4人組がやって来た。山容を見ながら話していた山登りの
ベテラン?の人によると、写真左寄りの山頂に雲が被っている山が雲早山で、その右が高丸山という話だった。私は、超方向音痴で山の方向が北側で
あることさえ分からなかった。


この徳島のへそにやって来る少し手前の道路際に白い塊が見えたので、一瞬、発砲スチロールかなと思った。


車から降りて行って触ってみると、やはり雪だった。


スパー林道を引き返し、帰りは来たルートと別のルートをとった。道中、梢の間から眺めの良い滝を見つけたのでパチリ。
ちょうど適当なレンズを持ち合わせていなかったが残念。

レンカク その2

2014年06月24日 | 野鳥







足趾が異様に長い。
体長は、尾の長さ30cmを含み55cm。

この長い足趾によって体重が分散されるために沈まず、藻や浮き草、レンコンの葉の上を歩けるのだろう。

ちなみにレンカクの漢字名は、蓮角と書く。私も20年くらい前に見た時はレンコン畑だったが、冬羽の後姿を見ただけに終わった。今回が2回目でちょうど
冬羽と夏羽の中間だったので良かった。

蘊蓄を書けば、雌雄ほぼ同色だが、雌の方が色目が鮮やかで綺麗。子育てをするのは雄の方で一妻多夫。この池でも雌雄見られたようだが、私は2日間とも
短時間しかいなかったので、見たのはこの個体だけだ。雌雄の識別については私には分からない。

ところで、この写真の撮影日の前日、早朝にこの場所に行ったのだが、レンカクは見られず、観察舎には誰もいなかった。その時は、すでにレンカクはいなく
なってしまったのかと思った。しかし、翌日の10時過ぎに行った時には、観察舎に多くの大砲が並んでいた。また、地元の観察地にも拘わらず、知ったカメラマン
は1人もいなかった。

焼酎一杯ぐい

2014年06月22日 | 野鳥








ムシクイの仲間は、一部の種を除きどれもよく似ている。今は、野鳥の識別に上の図鑑を利用しているが、ネットでは写真掲載数556種を誇る「野鳥の杜」を
利用させてもらっている。
このホームページは、写真よりも特徴が分かりやすい絵と文章でも説明してくれているので分かりやすい。ところで仲間同士姿もはよく似ているが鳴き声は種に
よって違う仲間も多い。
囀りを日本語で表した表現を「聞きなし」というが、センダイムシクイの聞きなしは、「焼酎一杯グイ」が有名で次に「鶴千代君(つるちよぎみ)
ちなみに、このセンダイムシクイによく似ているメボソムシクイは、「銭取り、銭取り」だ。

水場にやって来たサンコウチョウ

2014年06月21日 | 野鳥






繁殖期のサンコウチョウの場合、簡単に雄雌を識別するとき、雄は尾羽が長く、雌は短いと覚えていた。
しかし、この個体は、コバルトブルーのアイリングの幅の太さと色調から、雄だと指摘を受けた。
家に帰ってネットで検索すると「サンコウチョウの3タイプの雄の比較」という記事が見つかった。
背中が黒茶色で尾羽が長いいわゆる綺麗タイプ、背中が黒茶色で尾羽の短いタイプ、上記写真のような背中が茶色で尾羽が短い雌に似たタイプの
3タイプいるようだ。
上記の記事によると、やはり綺麗タイプの雄が繁殖能力が高いようだ。

皇子の名にもなった粗忽者 その2

2014年06月17日 | 野鳥

ミソサザイの目の前、何か飛んでる。


蚊のように見える。


うん、写真撮っているな。


このポーズはどうだ。

日本のミソサザイは4亜種にも分けられるらしいが、野外での識別は困難なようだ。

オオルリと餌

2014年06月15日 | 野鳥

毎日暑くて出るのが億劫になる。しかも、片道1時間以上だと、せっかく出掛けたもののシャッターを切らず終いという結果では
疲れがどっと出て来る。
オオルリは、姿も鳴き声もいい。いつ見ても惚れ惚れだ。(よく見てると個体差もあるが)
しかも、ここの撮影地はの標高はそれほど高くないが、やはり山中だけあっては涼しい。
来た甲斐はあった。

捨て犬、捨て猫対策

2014年06月12日 | 日記
昨日、野鳥の会県支部のメールリンクに以下のメールがあった。
“吉野川河口干潟の東先端の砂浜にコアジサシ・コロニー(300羽)が久し振りに出来ました。アセスや貝堀の人が少なくなり、
植物群落に接した南北200m×幅30mの白砂に白い貝殻がたくさんある付近です。さらにこのコロニーの周りには同様な絶滅
危惧種のシロチドリ(20羽)が繁殖し始めました。
 コアジサシの外敵で最も危惧されるのが野犬です。来週ごろには本格的な卵化が始まります。ヒナが出始めると親子の鳴声で野犬、
ハシボソガラス、トビなどが集まり始めます。
 特に野犬はヒナを追い掛け回し、本能のままにただ噛殺すだけの惨劇にはどうする事も出来ません。
 これは20年前に河口の中にに大きな中州が出来てコアジサシ2000羽以上のコロニーが出来た時に犬に餌を与える人から
野犬狩りは止めてと反対され保険所が手を引いた一件がありました。すでに野犬(3匹)は泳いで渡りアシ原の中を棲みかにしています。
 今回は絶滅危惧種のコアジサシのコロニーを守る為に報道機関に実情を説明しようと思いますが如何でしょうか。”

 2011年度の統計によると、県民の人口に対する犬、猫の殺処分数の多い都道府県ワースト6に四国4県はすべて入っている。
1位は高知県で徳島県は5位となっている。しかし、統計を取り始めた頃はずっと徳島県が1位だった。
犬は、狂犬病予防法に基づき保健所に登録され,詳細な統計も出されている。昭和49年の統計開始以降、犬の咬傷の報告数は年々
減っているとはいえ、平成21年は年間5,000件。しかし、実際は保健所に報告しないケースがほとんどであり、家人も最近2度
噛まれている。飼い主のいる犬の場合は、飼い主に対する罰則規定もあり、また損害賠償請求もできるが、野犬の場合は全くの噛まれ損だ。
日本は先進国であると自慢しているが、ペットに対するマナーではどうも最低の状況にあるようだ。大体、人を含め他の生き物に
危害を与えるおそれの多い犬や猫が、ペットショップでいとも簡単に買えるのが不思議だ。 その上、自分が引っ越すから、ペットが
病気になったから捨てるという行為は、人間の身勝手な表れだ。しかも、これら犬、猫の捨てる輩の多いことも異常である。
 捨て犬の殺処分を止めるように主張するのであれば、主張する人たちが捨て犬を全部拾ってきて、自分たちので手できちんと世話を
すればいいのだ。一部の不心得者のせいで、捨てられた犬や猫の処分に私たちの貴重な税金が税金が使われている。
 また、ペットを捨てたりする人たちがいるため、保健所の係の人は、法に基づいて仕事に執行されているのであり、その行為を批判する
ことは担当者に対する冒涜でもある。
 私の住んでいる町内でも犬や猫の糞害が深刻で、飼い主が適正に処理するように書かれた看板を至る所に設置している。 
 長々と書いたが、ペット愛好者のマナーの悪さの解消がほとんど進まない状況では、捨て犬や捨て猫対策には、これら犬や猫をペット
ショップでは買えない制度にすることや飼い主に対するペット税の徴収しかないのだろうか。
 

レンカクその1

2014年06月11日 | 野鳥

背後に気配が


鳥が沈んでいる?


誰か 助けてとさけんでいるのか、ミャーと鳴いている。

皇子の名にもなった粗忽者 その1

2014年06月06日 | 野鳥
文芸評論家・作家の高橋千劔破(たかはしちはや)氏が「野鳥の会」の会報に載せた「皇子の名にもなった粗忽者」という記事を読んだ。
彼は、人物往来社に勤務し、『歴史読本』の編集局長等を経て1996年に退社。2001年に「花鳥風月の日本史」で尾崎秀樹記念・大衆
文学研究賞研究・考証部門受賞している。
その記事の内容は、“日本最大の古墳、通称「仁徳陵」、「百舌鳥耳原中陵(もずみみはらなかのみささぎ)」ともいわれるが、考古学者は、
「大山古墳」あるいは「ミソサザイ古墳」と呼ぶ。なぜミソサザイなのかというと、「仁徳天皇」は、後世の尊称で本来の名前は、日本書紀
によれば「大鷦鷯天皇(おおざきのすめらみこと)」古事記では、「大雀命(おおざきのみこと)」。「サザキ」とはミソサザイの古名。
日本書紀の大鷦鷯天皇の項に「誉田(ほんだ)天皇(応神天皇)」と大臣の「武内宿禰(たけのうちのすくね)」の家で同じ日に男子が生まれた。
天皇家には産屋には木菟(ミミズク)が飛ぶ込み、大臣家の産屋には鷦鷯(さざき)が飛び込んだ。
翌日、この不思議な話を語り合った二人は、瑞兆に違いないとそれぞれの鳥の名を取り代えて子どもの名前にした。天皇の子は、大鷦鷯皇子、
大臣の子は木菟宿禰。
そして、また、ミソサザイは、人の股を潜ったり懐に飛び込んだりとその動作からあわて者で剽軽なイメージがある。江戸時代、盗人質の
隠語で「みそさざい」というのは粗忽者のこと。”
ミソサザイを撮影したこの日、じっくり粗忽者ぶりを観察した。






ミソサザイの羽の色は全体が濃い茶褐色で白い斑点が混ざっているだけと思っていたが、拡大してみると群青色の部分があった。