観・環・感

野鳥観察や旅行、映画などの趣味と日常生活や世の中の状況について、
感じる事を書いています。

吉野川河口をラムサール登録湿地に

2007年01月31日 | 自然・環境
毎日新聞に以下の記事が載っていた。
”重要湿地の保護に取り組む自然保護団体「ラムサール条約湿地を増やす市民の会」(事務局・栃木県小山市)がこのほど、吉野川河口を含む全国の湿地17カ所を、新たに登録湿地に選ぶよう求める要請書を環境省などへ提出した”。
ラムサール条約に基づく国内の登録湿地は、既に33カ所あるが、「吉野川河口」が選出されると四国では初めてとなる。
吉野川河口は、すでに「東アジア・オーストラリア地域におけるシギ・チドリ類重要生息地ネットワーク」に登録されており、シオマネキやルイスハンミョウのほか絶滅が危ぶまれている生物も生息するなど湿地性の生き物が多く、条約で定める選定基準に該当する。
日本湿地ネットワークと日本野鳥の会徳島県支部の共催で2月24、25日の2日間、徳島市で「国際湿地シンポジウムin吉野川」を開催する。
このシンポジウムの詳しい内容は、下記の日本湿地ネットワーク(JAWAN)のホームページに載っている。
郷土の誇りの吉野川河口が是非、登録湿地に選定されるよう願っている。

第11回若山牧水賞

2007年01月29日 | 日記
第11回若山牧水賞(同賞運営委員会=県、県教委、延岡市、東郷町、宮崎日日新聞社=主催)に俵万智、坂井修一の両氏が選ばれ、授賞式は、2月5日に宮崎観光ホテル(宮崎市)で行われる。この授賞式には東国原英夫宮崎県知事も参加するのだろうか。
俵万智といえば、ちょうど20年前、「サラダ記念日」で新鮮なインパクトを持ってデビューし、10年後には「チョコレート革命」で女性の愛の表現に革命を起こした。(昨年11月に公開された作詞家、阿木耀子の初監督作品の官能映画「TANNKA 短歌」の原作は、俵万智の長編小説「トリアングル」)
1962年生まれの俵万智、シングルマザーである。
受賞した歌集「プーさんの鼻」 から
「生きるとは手をのばすこと幼子の指がプーさんの鼻をつかめり」

280万部を超える「サラダ記念日」は、人々の短歌に対するイメージを変えた。その明快なわかりやすさと共感しやすさで、自分も作れると勘違いし、本を買い続けているミーハー親父もいる。でも、映画までは見ていない。

ところで、俵万智と同時受賞者の坂井修一氏は、現在、東京大学大学院情報理工学系研究科教授。奥方は第9回賞受賞者の米川千嘉子氏(1959年生まれで俵万智の大学の先輩)本人と奥さんは同じ短歌結社「かりん」の会員で社内婚らしい。 ちなみに俵万智の師匠の佐佐木幸綱氏は、第九回の受賞者である。

  




カモメの水兵さん

2007年01月28日 | 野鳥
「カモメの水兵さん」の歌詞は、
”かもめの水兵さん ならんだ水兵さん 白い帽子 白いシャッツ
 白い服 波に チャップ チャップ 浮かんでる”
と夏を代表するような歌だが、
カモメの仲間はウミネコ、オオセグロカモメを除き冬鳥である。
カモメの種類は多いが、ただの「カモメ」という鳥もいる。しかし、カモメの成鳥の夏羽では頭は白いが、
服はグレーで白くならない。
ちなみに写真のカモメは、白い帽子(黒い筋が入るが)、白いシャッツだが、カモメでなく
ユリカモメである。夏は黒い帽子になる。

ダイエット番組に思う

2007年01月27日 | 日記
関西テレビの「あるある大辞典」の納豆ダイエットを見たとき、TBS系列で放送された「ぴーかんバディ!」で紹介された白インゲン豆のダイエット効果の番組を思い出した。
白インゲン豆を3分炒めて粉にするのは面倒だな思っていたら、製品になっているのもあるという事だったので、番組の途中で家から一番近い全国チェーン薬局へ急いで出掛けた。しかし、そこには置いておらず、市内で一番大きいドラッグストアまで行った。その店には錠剤になっている製品があったので、飲みやすくていいと思い、置いてある分すべて買った。ちょうど、レジの所に並んでいたとき、他の客が店員さんにこの製品の事を尋ねていたので、一足違いだったら無駄足になっていたと思い、一人ほくそ笑んだ。
その後、番組のとおり作った視聴者から、体調不良を訴える声が相次ぎ、社会問題に発展した。
我が家は、幸い製品になっているのを買ったためか、下痢などの問題は起こらなかった。しかし、3ヶ月くらい飲み続けたにもかかわらず、家人の誰にも効果は全く現れかった。(番組を見たときは、効果を信じて疑わなかった)
納豆ダイエットも、家人の一人が納豆の食わず嫌いなので、実行には至らなかった。(残りの二人は効果を信じ、やる気は十分だった。)
いずれにしても、ダイエット番組は、気にしている者にとっては罪作りな番組である。

新宇宙戦争

2007年01月24日 | 日記
新聞報道によると、中国は日本時間の12日午前7時半頃、99年に打ち上げ、高度約860キロの軌道上にあった老朽化した自国の気象衛星を標的に、弾道ミサイルを打ち上げ、破壊した。 このような実験は、85年に米国が実施して以来とみられる。
なぜ米国が実験を止めているかというと、破壊による残骸の散乱により他の衛星に衝突する可能性があるためらしい。

米国の科学者団体によると今回の実験で1mm以上のデブリが約200万個誕生したと計算。また別の専門家は1cmから10cm大の破片が約4万個散らばったと推測している。
1mm大のデブリでも、衛星に対する破壊力があるらしい。大きな破片なら一瞬で破壊してしまう恐ろしいゴミなのだ。
「デブリ」については、 >中国新聞 スペース・デブリ(宇宙のごみ)って何
に詳しく書かれている。

この実験は、中国が米国の偵察衛星などを攻撃できる技術を保有していることを示したものである。デブリの危険性は、当然、百も承知の中国が実験を強行した背景には、中国を実質支配している軍が力の誇示をしたということがあるのだろう。

しかし、この実験によって、日本やヨーロッパの民間衛星も危険にさらされたのである。事実 、欧州州宇宙機関のアリアンロケットが1986年に起こした爆発よって生じたと思われる破片にフランスの小型衛星が衝突した事例がある。

中国は、米国の偵察衛星に対して地上からレーザーを照射する実験も、過去に複数回行っていたことが昨秋、軍事専門紙で報じられている。
このまま、中国が衛星破壊兵器の開発を続けると、当然、米国も対抗手段として新しい宇宙兵器の開発強化をする可能性が高い。将来、中国と米国が衝突するときは、まさに宇宙を舞台にした戦争の可能性が懸念される。

東国原宮崎県知事に思う

2007年01月23日 | 日記
知事戦に出ようと思うくらいの人であれば、その自治体が良くなるかどうかは別にして、誰でも知事職は務まる。宮崎県の知事というトップは変わっても官僚組織は130年余り連綿と続いているのだから。
しかし、少しでもいい地方政治を行おうとすれば、何千人といるこれら宮崎県の職員をいかに動かすかが重要だ。そのためには、人事が大切だが、これまた難しい問題もある。
ネット検索をしていると昨年9月1日にトップが変わった長野県、田中前知事時代の幹部は、今揃って閑職に追いやられているらしい。そして、人事・財政の経験者でないと県の主要幹部は勤まらないと、田中知事の前に膨大な借金を作った吉村知事・池田副知事と共犯ともいえる側近グループが復権しているらしい。
新知事は、安藤知事時代の側近グループの処遇をどうするか。
また、議会との関係で言えば、徳島県では元知事が汚職で辞職した後、汚職とは無縁そうな革新系の県議が知事になったが、就任からわずか11か月で県議会に不信任され、選挙で県議会の多数野党の推す当時の部長に敗れた例がある。
しかし、議会に弱腰で臨んではいけない。県庁内の風通しを良くすると同時に、県政の透明化や県民への積極的な県政の情報提供に努め、県政の停滞や後退をさせたり、ゆがめたりしているのは、知事なのか議会なのか、県民に知ってもらうようにすべきだ。
一番注意すべきは、東国原英夫氏本人が慢心して、前大阪府知事の横山ノック氏の二の舞になるような事のないよう、自分自身を常に戒めて県政に臨むことである。

明日の記憶

2007年01月21日 | 映画・テレビ
今日、お隣の小松島市のミリカホールという名前の市民ホールに家人と映画を見に行った。ミリカホールのミリカとは、果物のヤマモモの学名Myrica rubra の属名である。
Myrica は、ギリシャ語の myrizein(芳香)に由来する芳香性の低木 myrike の名から、種名のrubraは、赤色のという意味らしい。
何でミリカなのかというと、ヤマモモが小松島市の市の木なのだ。ヤマモモは、徳島県の県の木、高知県の県の花にも指定されている。
小松島市の櫛渕町が全国一のヤマモモの産地で、一昨年「ヤマモモ狩り」が30年ぶりに復活した。高さが十メートル近くある木からの転落事故が相次ぎ、中止されていたのが、品種改良で低木化が進み、安全に楽しめるめどがついたため、復活に踏み切ったらしい。
転落と言えば、私も中学生の時、友達の家のヤマモモの木から落ちて、買ってもらったばかりの真っ白なトレパンの尻の部分を真っ赤にしてしまった。あわてて自転車で家へ帰り、初めて洗濯というものを経験した。幸いシミにならずにすんだが、この記憶は、ヤマモモを見たり食べたりするたびに蘇るのだが、その記憶も次第に鮮明ではなくなっている。
ところで、見た映画の題名は、渡辺謙主演の「明日の記憶」である。この映画は、いわゆるエンターテイメントではないので、見る者によってかなり感じ方が違うと思う。しかし、渡辺謙さんが自ら原作者と話をし、監督を選び、作品にした映画らしいが、内容が濃く、よくできていると思った。
家人は、メインテーマを演奏するオーボエ奏者の宮本文昭さんの演奏が気に入ったようだ。珍しく私にCDを買うよう勧めたのである。


ミリカホールのチケットの半券

大鷹参上

2007年01月21日 | 野鳥
ちょうど、止まり木から飛び立ったところのオオタカ、狙いはいいが写りは全然駄目。
でも、オオタカはどんなときでも格好がいい。
昔から貴族や武将に好まれている。 ここ
「彦根城博物館便りの「彦根藩主の鷹狩り」の項に鷹狩りの様子が書かれている。
さらに大鷹で検索していると落語でお馴染みの「目黒の秋刀魚」に行き当たった。
「目黒不動尊」について記したホームページによると
目黒一帯は徳川将軍家の鷹場で、家康は東海道を利用する大大名の参勤交代の時には、鷹狩りを名目にして、目黒を廻って品川まで出迎えたとの話がある。
そして、屏風の絵図には、目黒不動尊の近くに「目黒追鳥狩」の場面、「目黒御弁当之寺」があり、将軍家の鷹狩りと昼食場所としてこの付近が重宝されたことが分かる。この時期に、生まれたのが「目黒の秋刀魚」の話らしい。
この落語、面白いのでストーリーを紹介しようと検索すると
「秋刀魚はサンマ」に「昭和天皇と秋刀魚」と「目黒の秋刀魚」の話が載っていた。

長い爪

2007年01月19日 | 日記
今日、エレベーターに乗ったときのこと
閉まりかけのエレベーターに駆け込もうとしている人がいたので、昇降ボタン近くの女性が急いで「開くボタン」を押したのだが、その時「あっ!」という声を出した。
声を出した理由が分かったのは、声を出した女性とその女友達らしい女性との会話によってだ。
あわててボタンを押そうとしたため、長い爪が当たってしまったのだ。普段ならお金をかけて丁寧に細工した大事な爪だから、指では操作はしないと言っていた。だけど、とっさのことで、つい指で押してしまい、爪が当たってしまったのだ。
次の時にボタンを押すときは、指の第二関節を使う技を披露した。すると、友達は、私は指の腹を使って上手に押せるようになったと言っていた。
マニキュアをするくらいは構わないが、長い爪は、いくら綺麗に細工しているといっても嫌いだ。
最近の女性はコンタクトレンズを装着している人が多いと思うが、そんなに長い爪でレンズが装着できるのだろうか。特にソフトのコンタクトレンズの場合は大変だろう。また、レンズだけでなく、目も傷つく恐れがある。
長い爪をした人物は、昔からドラキュラに代表されるように、悪い奴だという考え方しかできなくなったのは、年寄りに近づいてきている証拠だろうか。

不都合な真実

2007年01月18日 | 日記
今また、映画「不都合な真実」で話題になっている元米国副大統領のアルバート・ゴア、彼の父親は上院議員時代に米国全土に高速ハイウェイを張り巡らせし、トラック輸送網を整備し、息子のゴアは情報スーパーハイウェイで有名だ。しかし、この構想は
Hitachi SystemsのIT用語辞典 「全米情報基盤」の項によると日本のNTTが打ち出した情報ネットワーク構想に強い衝撃を受けて思い立ったようだ。そして、日本の通信情報インフラの分野にも圧力をかけたのは真実のようだ。
これらの分野で常に日本に圧力をかけていることは、
日米規制改革および競争政策イニシアティブに基づく日本国政府への米国政府要望書2006年12月5日(仮訳)
の電気通信、情報技術の項を読めば分かる。
(仮訳)となっているのは、日本国に出された正式な文書は英文で、和文ではないからである。
米国の要望を真剣に受け止めていることは、これらの分野に限らず、経済、文化、政治に至るまで、実にこの要望に添った施策が次から次へと実行されていることからもよく分かる。