観・環・感

野鳥観察や旅行、映画などの趣味と日常生活や世の中の状況について、
感じる事を書いています。

アオアシシギとコアオアシシギ

2006年09月28日 | 野鳥
24日の「コアオアシシギ三態」のコアオアシシギは、アオアシシギと一緒にいた。
これも遠くにいた写真だが、大きさの違いはよく分かる。(トリミング大)

バードストライク対策

2006年09月28日 | 自然・環境
環境省のホームページで「バードストライク」(風力発電機のプロペラ等による野鳥の被害)と入力して検索してみると
風力発電施設に係る適正整備推進事業が見つかった。
これは、「種の保存法」で国内の稀少野生生物に指定されているオジロワシの事故(5例)等の報告があることから、2007年度から2009年度までの3カ年でデータ整備と被害防止策を検討するための予算要求(2007年度分5億円)の資料である。
環境省としては、風力発電への転換は地球温暖化防止に寄与するので、積極的に進めていきたい。しかし、自然保護の観点からは問題が生じているため、環境省としては防止策を検討して、事業者による適切な配慮がなされた国民の理解を得られる風力発電を増やしていこうというねらいである。
防止対策実証事業として計画しているのは、風車のブレードの色彩の工夫、風車の高さ、ライトの設置、レーダーの使用等である。
立地適正化事業としては、地形等の立地条件、猛禽類等の渡り情報の調査である。
この問題を重要視しているのは、9月21日の日記に書いた淡路島だけでなく、全国、そして、地元徳島佐那河内村の大川原高原にも新たな風力発電が計画されているからである。
せめて、環境省の3カ年事業が終了し、立地適正化マニュアルができ、事業者がそれに基づき実施するようになるまで、事業の開始を待てれば良いのだが。

お印の高野槇

2006年09月25日 | 日記
写真は、悠仁親王のお印に決まった我が家の高野槇(コウヤマキ)
皇族に「お印」が与えられたのは、 江戸後期の光格天皇(在位1779年~1817年)の子どもたちが最初とされるが、内々のしきたりなので記録にも残されておらず、詳しいこは分からないらしい。この天皇は、傍系出身のためか、中世以来途絶えていた朝廷の儀式の復興に熱心だったようだ。
お印は、身の回りの品物に自分の名前を書くのがはばかられるため、始まったという。また、近しい人の間では、お印を名前代わりに使われたりするそうだ。
お印といえば、別に皇室フリークというわけでもないのに、狭い庭にもかかわらず、家人がコウヤマキの横に常陸宮殿下のお印の黄心樹(オガタマ)も植えている。


コアオアシシギ三態

2006年09月24日 | 野鳥
コアオアシシギは、中央アジアなどで繁殖し、冬はオーストラリアやインドなどへ渡る、体長約25cmの極めて少ない旅鳥である。
顔が小さく、クチバシは細く、足が長い。ファッションモデルのようなスタイルのシギである。似た感じのシギのセイタカシギに比べると、地味ではあるが、いわば玄人受けのするシギといった表現がぴったりするシギである。
英語名は、Marsh Sandpiper 沼地のシギという意味になる。
確かに蓮田のように底が泥地を好むが、沼というイメージには遠い優雅なシギである。
車の中にいると平気で近づいてくるシギ・チドリの仲間も多いけど、このシギは、ずっと遠くにいたままで、全く近づいてこない。
この3枚はいずれも大きくトリミングしている。




目をつむっている。立ったまま眠っているかのような感じ。




オオタカショウ

2006年09月23日 | 日記
(タイトルのオオタカショウだが、野鳥のオオタカ(大鷹)のショウが見られたのでなく、大高翔さんのこと)
今日も、いつもの鳴門の四方見展望台へ朝早くから出掛けた。お目当てのタカ、数は結構飛んでいる。しかし、目がよくない私だと、双眼鏡でもタカの種類を識別するのが困難なくらい遠くて高いところを飛んでいるのが大半だ。
しかし、昨日は午後3時くらいから低めに飛び出したということを聞いているので、鳥仲間とおしゃべりしながら適当に見ていた。
県内外からここへ訪れる観光客も多く、望遠鏡や大きなレンズをつけた三脚が並んでいるので、何を見ているのかと尋ねる人も多い。
その中の44,5才と思われる女性が尋ねてきたとき、昔から鳴門はタカの渡りが有名で、俳句にもよく歌われているという話から俳句の話になった。
そして、鳥仲間が「私も俳句の会の幽霊会員だ。しかし、どうも決まり事が多くて性に合わない。」と言ったので、私が「徳島県出身の大高翔という若い俳人の句は、結構、自由に作られているよ。」と言ったら、その女性がちょっと難癖をつけるようなことを言い出した。
俳句のことを少しでも詳しく知っていたら、知ったかぶりで一緒になってあれこれ話だすのだが、俳句そのものは何も知らないので、黙って聞いていた。
そしたら、何とその女性は、大高翔の実の母親で名刺までいただいた。
俳句のことあんまり知らなくてよかった。知っていたら、一緒になって悪口を言っていたかも知れない。
でも大高翔は、29才だから母親は44,5才ではないはずだ。お母さん、お若く見えますよ。」と言ってあげたら喜ばれるのに、いつもながらに気がつかない私だった。
これが、大高翔さんのホームページ
プロフィールに母親のことも載っている。

淡路島の風力発電

2006年09月21日 | 自然・環境
写真は、鳴門での「タカの渡り」の観察ポイントの一つである岡崎海岸からみた淡路島の風力発電機 。全部で15機、建設されるそうだ。
風力発電は、二酸化炭素を出さないので温暖化防止のためにも、火力発電の代替エネルギーとして積極的に取り組んでいかなければならないとして、各地で建設の動きが出ている。
現在、電力会社の購入予定電力の何倍もの計画があるようだ。
自治体も、固定資産税は入るし、観光資源にもなると建設に積極的だ。
しかし、風力発電のデメリットは、何分、自然の風任せなので不安定な電力供給システムであるいうことと、風力発電機の寿命が非常に短いということだ。
工事費自体は安いが、発電量に比べれば割高、わずかな稼働年月で建設や維持管理にかかる経費以上に電力収入があるだろうか。
リゾート開発のときもそうだったが、ブームに乗り遅れるなと飛びついたら自治体は借金地獄に、そのつけはすべて住民に押しつけられる。そういうことのないよう、収支バランスを徹底的に検証しておかないと、ブームと目先の利益を追うだけでは、老朽化していく風車を壊す金もないという事態に陥る。
実際、日本では1年を通して風力発電に適した質のいい風が吹いている所は、少ないと聞いている。技術革新により風速がもっと弱くても、また一定していなくても採算が取れることが確実になれば、話は別である、また、そのための技術研究は必要であると思う。しかし、ここもそうだが、風光明媚な自然景観を破壊しての計画というのも多い。だからそのマイナス分の価値以上のメリットがないと建設の意味がないと思う。補助金をあてにしての建設ならやめたほうがいいい。
最近読んだ、気仙沼市の熊山での風力発電計画が採算性などから事業中止となったという三陸河北新報社の記事(2006.05.07)

トビの視線

2006年09月18日 | 野鳥
特に九州地方には大きな被害を与えた台風だが、幸い徳島はあんまり影響がなかった。今日も朝から天気が良かったので、「昨日の続き」を期待して鳴門に出掛けることにした。
しかしその前に変わったシギ類でもと川内のハス田に立ち寄ったが、生憎、シギ類は見つからなかった。その代わりにトビが休耕地で10羽ほどいた。
写真は、その中の3羽。
3羽とも同じ所を見ている。一体、何を見ているのだろう。
(鳴門での探鳥は、期待はずれに終わった。)

タカ渡り1

2006年09月17日 | 野鳥
(写真は、南に帰って行くサシバ)
朝7時過ぎに目覚めて驚いた。今日は台風13号の影響で100%雨と思っていたのに、なんと青空が見えるではないか。
メールをチェックすると7時30分に観察を開始し、46分現在でハチクマ3、ノスリ1というメールが入っているではないか。
でも、やはり天気が気になるので、インターネットで天気予報をチェックしてみると、どこの天気予報のサイトを見ても徳島県北部は雨。
しかし、行かなくて後悔するよりも行って後悔した方がましだと思うことにして、行くことにした。
鳴門市の島田島にある四方見展望台での今日の12時15分現在の探鳥記録は、
ハチクマ43サシバ46ノスり2オオタカ1。(私でなく観察のプロの記録から)
やはり出掛けて正解だった。

落書き

2006年09月16日 | 日記
どうも、この3連休の間、天気は悪いようだ。
「鷹の渡り」の真っ最中、バードウォッチャーにとっては貴重な3連休なのに。
今年の夏の猛暑にはまいったが、あの青空をせめて1日でも見たかった。
この夏の青空に落書きしてみた。

グーグルアース日本語版

2006年09月14日 | 日記
「グーグルアース」とは、人工衛星から見た地球を細部まで見ることができるソフトだ。バージョンが4になってからは3Dで見ることができるので、さらに楽しめるようになった。パソコン上で自宅から近所の公園、パリのエッフェル塔まであっという間に見ることができる。(ただし、徳島のような所だと家一軒一軒がはっきり見えるような区域は限られている。我が家はかろうじて見える区域内にあるので、グーグルアースを立ち上げた時に地球の形から我が家まで直行するように設定している。)
このグーグルアースのバージョンが3から4に変わったときに、これを使って、オーストリアに住んでいる姪の家族とうちの家族で旅したオーストリアやドイツの旅行ルートなどをメールでやりとりしていた。しかし、何分、すべて英語なので恐る恐る使っていた。機能も十分使っていなかったのではないか。(もちろん有料のでないと使えない機能も多いのだが。)
9月1日初版の「グーグル・アースの使い方が分かる本」を買ったので、さらに楽しく使えるようになったので、ブログに書こうと思っていたら、本日14日に日本語版が正式にリリースされた。サポートも日本語であるので安心だ。
ここ「Google Earth ホーム」からグーグルアースがダウンロードできる。
こんなサイトを作られている人もいる。いろんな所を見ることが出来て得した気分になる。
Google Earth Wiki