観・環・感

野鳥観察や旅行、映画などの趣味と日常生活や世の中の状況について、
感じる事を書いています。

IT時代の寵児

2005年10月31日 | 日記
パソコンのソフト、使いこなせないのにソースネクストの製品はどういう訳か多く持っている。そういう話を環境アセスメント勉強会のメンバーと飲み会で話してたら、メンバーの一人がソースネクストの開発プロジェクトのマネージャーの父親だった。世間の狭いのに驚いた。父親もITと音楽のプロでマルチな才能の持ち主だが、リッチ度では時代の寵児にはかなわないらしい。

ゴカイを誤解しないで

2005年10月30日 | 自然・環境
10数種の絶滅寸前種や絶滅危惧種が生息し、学術上からも大変貴重な場所である徳島市の沖洲海浜でマリンピア二期事業の人工海浜周辺の突堤や護岸工事が予定されている。このため、日本野鳥の会徳島県支部が、沖洲海浜の良さをもっと認識してもらうため、学習会29日(土)と観察会30日(日)を開催した。講師は、鹿児島大学理学部の佐藤正典助教授、先生はゴカイ類、カニ、貝などの底生生物、いわゆるベントスの専門家で、干潟を中心とした有明海の水質浄化機能について造詣の深い方である。徳島の沖洲海浜の調査は今回で3回目である。過去の2回については、参加させていただいたが、残念ながら今回は行事が重なったので、参加することが出来なかった。代わりに高松空港まで車でお送りする役を担当し、車中いろんな話を聞かせていただき楽しかった。
特に、貝類やカニの仲間で日本にほとんどいなくなった貴重な種が、沖洲海浜にはこれだけ多くいるということは、素晴らしいことだと言っていた。大学も法人となって大変らしい。先生のように即、利益に結びつかない「ゴカイ」などの研究は、肩身が狭いらしい。
しかし、食物連鎖のピラミッドの底辺が、多様で広いほど豊かな生態系が築かれるのであって、そのための研究も地味ではあるが貴重と思う。ピラミッドの頂点に君臨し、他の生物の生殺与奪の権を握っている人間としては、これら生物の多様性こそが必要なのである。

季節の使者ジョウビタキ

2005年10月28日 | 野鳥
ジョウビタキは、我が家にいつも同じ時期に来て楽しませてくれる鳥だ。近寄って撮れる割にはうまく撮れない鳥でもある。今年はまだかなと思っていたが、25日の朝、出かけるとき見た。朝は写真を撮る余裕などないのでこれは去年の写真。(駐車場から撮った写真)

政治に誘惑されたテレビ

2005年10月27日 | 日記
8月23日の私の記事
メディアにイエローカードに「現在のメディアの対応だと小泉首相が自民党を割ってまでやろうとしている郵政民営化が今一番大事な事なんだと思う人が増え、まさに小泉政権中枢の思うつぼだ。」と書いたが、そのとおりになった。このことが、10月25日読売新聞の「論壇2005」“政治に誘惑されたテレビ”で分析されていた。
この記事の中で石田英敬東京大学教授(情報記号論)のメディア論の一部が紹介されていた。(氏はバラエティー化したテレビを舞台とした「メディア戦略」こそが勝利の原動力だったと言う。ここにあるのは、「政治によるメディア支配」ではなく両者の共犯関係である。「政治権力は、様々な『話題』をセットすることによってテレビを『誘惑』しようと働きかけ、テレビは政治権力が設定するトピックをメディア的に増幅し、バラエティー的おしゃべりを組織することで視聴者による『話題消費』へと差し向ける。」政治的テーマが「「バラエティー的な話題」に置き換えられた時、『話題性』とは、『論点』を隠蔽する機能を果たす。」との指摘は、なぜ郵政民営化のみが注目されたかについての回答になっているように思われる。)

マガモ(雌)

2005年10月23日 | 野鳥
徳島県那賀川町にある出島野鳥園の学習舎で毎日曜、野鳥の会・徳島県支部のメンバーがボランティアで交代して詰めることになっている。本日は私の当番。学習舎の前の池にはカワウしかいない状態が続いたので、オオタカが来ているのかと期待したが、今日は見つからなかった。
写真は、3羽のマガモの雌が何かに驚いて飛び立とうとしている瞬間。

餌ゲット(ヘラサギ5)

2005年10月22日 | 野鳥
今日は休みにしては早く起き、勇んで鳴門山に向かったのだが、雨が降り出したので途中から引き返し、家事を少しだけ手伝うことにした。
昨日Y'sさんが鳴門山で撮った目線のところにいるオオタカの写真を見て、弁当と携帯の椅子まで用意し、万全の体制で出かけたのに、残念。
仕方なく家で写真の整理をすることにした。
明日は天気が良さそうだが、出島野鳥園学習舎の当番、鳴門山には行けない。残念。

失礼(ヘラサギ4)

2005年10月22日 | 野鳥
コサギがヘラサギの頭越しに着地しようとしている。最初は、上に向かってクチバシを向け威嚇していましたが、あきらめ憮然としている感じ。気づくのが早ければ、面白い写真が撮れたのに残念。私の一番長い望遠レンズは、20年前の500mm、F4だがマニュアルなので、焦点を合わせてるうちに鳥がいなくなることも多く、ようやくシャッターを押してもよくボケてる。

どじょうすくい(ヘラサギ3)

2005年10月21日 | 野鳥
ヘラサギの採餌についてコメントをいただいたので、採餌している写真を掲載。
写真のように水に嘴を入れ弧状に動かし、小魚、エビ、カニ、カエルなどを採る。
どじょうすくいをしているように見えないこともない。
ところで、ヘラサギに関する記事を検索していると漫画の語源について、
中国の「漫筆(思いつくままに、とりとめもなく書き記すこと)」からと言う説と、ヘラサギの一種である「漫画(まんかく)」と言う鳥の名から「種々の事物を漁る」意になったという説があるらしい。
どちらも元は文章に対しての用語だったが、それが後に絵に転じたと言われている。 という記述を見つけた。
ヘラシギ1から3までの写真はいずれも車の中から撮ったものである。ヘラサギ3については、車の近くの蓮田に飛んできたので、これからいい写真が思って、残りのコマ数を確認したら、表示が1のときの写真。こんなときに限って、予備のコンパクトフラッシュを忘れていた。先に撮った写真を確認して消去するという作業をしているうちにヘラサギが飛んで行ってしまったらむなしいの、で泣く泣く引き上げることにした。

どこ見てんのよ!(ヘラサギ2)

2005年10月20日 | 野鳥
ヘラサギの後ろに写っているのがダイサギ、全長(嘴端から尾端までの長さ)は、図鑑の上ではヘラサギ86cm、ダイサギ90cmだが、ヘラサギは全長に占める嘴の割合が大きいため、実際のところ体はかなり小さく見える。

鴫でも鷺でもない(ヘラサギ1)

2005年10月19日 | 野鳥
ヘラシギは撮れなかったので、ヘラサギを撮った。
サギと名前が付いているが、トキの仲間。
ヘラサギも環境省レッドデータ希少種Rに指定されている。レンコンは安い中国産に押されて大変な上に、水の中の作業なので重労働、栽培する農家は減っている。昔は蛇行する川に沿って湿地もたくさんあったが、今は、このような鳥がいられるのも蓮田という人工の湿地があるおかげ。田畑に水があるということは、環境面からも貴重で有用である。