観・環・感

野鳥観察や旅行、映画などの趣味と日常生活や世の中の状況について、
感じる事を書いています。

大麻比古神社の御神木

2007年07月31日 | 日記
大楠の右後方に見える山は、徳島県鳴門市の最高峰大麻山(おおあさやま) 讃岐山脈東端に位置し、標高538m 
大麻山は航海の目印されていたため、航海の守護神として信仰されていた。また、古くから大麻山に祀られていた猿田彦大神がここ大麻比古神社に合祀されている。

     
    このクスノキは、この地で千年も生きている。この木を見ていると、やはり神々しく見えてくるから不思議だ。


姫の虎退治

2007年07月30日 | 日記
今回の参議院選挙は、格差と年金問題に対する国民の怒りが民主党を勝たせた結果となった。そのあおりで、他の野党は議席を減らし影が薄くなり、自民党、民主党という二大政党時代に突入した格好になった。これは、衆議院選挙で小選挙区制を採用したいきさつからして自然なのだが、参議院でも結果的にそうなった。私は、二つのうち一つしか選べないというのは、好きではないが、それは別にして、今回の選挙に関して小沢民主党代表の作戦は見事に当たった。
なかでも、大した手腕と思った代表の選挙区が、少々薹が立った姫が大虎を倒した岡山県である。「姫の虎退治」というキャッチフレーズと党のてこ入れが功を奏した格好だ。
キャッチフレーズとともに、買い手(有権者)と売り手(候補者)のコミュニケーションを戦略的に組み立てれば、相乗的なもの凄い効果を発揮するという代表事例と思う。
庶民を苦しめる悪い虎を普通の人間、しかもか弱い女性がやっつけるという「日本昔話」に出てきそうな話である。
虎退治の協力した普通の庶民の票の重さを忘れず、「初心忘るべからず」の精神で頑張ってもらいたい。

捨て猫

2007年07月28日 | 日記
大麻比古神社境内の北端の道路沿いで猫の家族を見た。
母猫と兄弟猫と思われるが、兄弟は白とトラの1匹ずつ
白い子猫より少し小さく見えるトラ猫の方は、好奇心が旺盛なのか、あるいは悪い人間と良い人間(私のこと)の区別がつかないのか、ずっとこちらの方を気にしていた。
猫好きだったら、持って帰りたいと思ったのではないだろうか。
神社境内のわりとよくよく目立つ所に中には、犬や猫、鶏などのペットを捨てないでくださいと書いてある看板がある。これらの猫も捨てられたのだろうか。
捨て猫と書いてあるのを見ると、いつも尾崎豊の歌”I LOVE YOU” のフレーズ「二人はまるで捨て猫みたい」と頭の中で口ずさむ単純人間だが、猫には罪はないが困ったものである。






暑中見舞い

2007年07月27日 | 日記
梅雨が明ければ、暑中見舞いを出すとは良くできたもので、さすがに暑い。
ヨーロッパは、異常気象でこの夏大変らしい。ハンガリーのブタペストでは40度を超えており、熱中症で大勢の人が亡くなっている。多分、温暖化の影響だろう。ところで、「暑中」とは二十四節気の「小暑」から「大暑」まで
暑中に出す見舞いの書状なので「暑中見舞い」となるらしい。
二十四節気の「大暑」の次の節気は「立秋」。暦の上では立秋からは秋になるが、秋になっても暑さが残っているので「残暑」となる。
実際には真夏と変わらず猛暑が続いていても、立秋以降は暑さの程度に関係なく「残暑見舞い」となる。
暑中見舞:「二十四節気」の小暑 (7月7日)~大暑(7月23日)~立秋(8月8日)の前日まで
慣習としては、梅雨が明けた後、夏の土用の期間に出す。
残暑見舞:立秋(8月8日)~処暑(8月23日)~白露(9月8日)の前日まで


開運招福

2007年07月24日 | 日記
  昨年の10月、大麻比古神社に建てられたフクロウの像。私の好きな梟の像がここに建てられたことは、大変嬉しい。

        
         宮司の識した碑文
         私の子どもの頃にはそこいらの神社の境内にフクロウが棲んでいたが、いつの間にか木は切り倒され、やがて駐車場に
         変わったり、いつの間にか宅地へと変わっていった。人々が氏神を見捨てたせいかどうか、私たちを取り巻く環境も悪化している。
         ここに宮司が書かれているとおりであり、我々は自然保護の尊さを謙虚に学びたい。

       
         像の作者で地元の氏子でもある著名な彫刻家が識したもの
         このフクロウの像がまさに鎮守の杜の守り神となって欲しい。
         守り神様、願わくは、私の写真も上手く撮れますように。

遊べるグーグルアース

2007年07月22日 | 日記
日経から送られてくるメールでグーグルアースが新しくなったというニュースを見て2ヶ月が過ぎてようやく試した。
2年前だったか英語版をダウンロードしたときは、使い方がいまいち分からず苦労したが、日本語バージョンが出てきてからは楽になった。
たとえば、ルーブル美術館と日本語で入力し検索ボタンを押すと



大ピラミッドと入力すると


ピサと入力し、出てきた場所の周辺を探索すると世界遺産の日本語ロゴが出てくる、そこで今度はサイドバーの基本レイヤの
3Dボタンをチェックし、斜塔を3D表示させてから地面の角度を変えると、やはりピサの斜塔は傾いているということが分かる。
(画面ではサイドバーは邪魔になるので出していない。)



グーグルアース4.1β版の日本語バージョンはここからダウンウンロードできる。
今回といっても5月9日の最新バージョンでの大きな変更点は、現在地をGoogle Mapsで開くためのボタンが追加された。
メニューバーの右端のボタンを押すだけでよい。

Vフォー・ヴェンデッタ

2007年07月18日 | 映画・テレビ
金曜日に借りたDVDの2本目を今日やっと見た。まだ、1本残っている。
映画の原作の「Vフォー・ヴェンデッタ」は当初、英国のコミック雑誌に1982年から85年にかけて連載されたらしい。
ちょうどこの頃の英国は、女性としての初めての保守党党首で首相となった鉄の女と呼ばれたサッチャーの政権(1979年~1990年)に重なる。彼女は公約であったインフレを抑えることに成功したが、失業者は増大し、1982年には300万人を数えた。また、彼女の政権当時は北アイルランド紛争でテロが日常化していた時期でもある。だから、このVフォー・ヴェンデッタも多分に当時の世相を反映をしているのでないかと思われる。
映画とコミックの内容は、大筋では同じだが、部分的に違うところも多いようだ。実際、映画になったのは20年後なので、コミック連載時の近未来予想とは異なる部分も多いからということも考えられる。
それにしても、土曜日に見た「トゥモロー・ワールド」もこの映画にしても英国の近未来は全体主義的な管理社会となっており、米国は駄目になっている形で扱われているのだろうか。
主演のナタリー・ポートマンは、「レオン」で映画デビューし、「スター・ウォーズ」の新3部作のヒロイン、アミダラ役でスターの地位を確立。「スター・ウォーズ」以外には学業に専念し、1999年にハーバード大学に入学、心理学を専攻し、2003年に卒業している。彼女は、坊主頭にになることを承知でオーデションでこの役を射止めたらしいが、坊主頭になってもきれいな人はきれいなんだなと妙に感心した。

トビハゼ2

2007年07月17日 | 日記

台風の後なので、いろんなものが流れ着いていた。
写真の3体は別個体、みんな体の模様が違う。


巣穴からはい出してきたところ
トビハゼは、6月7月頃が年に一度の繁殖期でオスが産卵のための巣穴を作り、メスを誘うらしい。



頭部の拡大写真
両側の背びれを手のように使い這う。腹ビレ(エラの真下に見える)は、両側一対が癒合して吸盤状になっており、体を支えたり石に張り付いたりする。
ハゼの仲間の目は左右が大きく離れているものやこのようにひっついて飛び出ているものまでいる。

トビハゼ

2007年07月16日 | 日記
トビハゼ 跳鯊と書く
吉野川河川敷のグラウンドになっている所の道路沿いの護岸に腰掛けてずっと眺めていた。下記のウィキペディアでは敵に狙われるとジャンプ云々とあるが、別に敵などいなくてもよくジャンプするのもいるようだ。みんな忙しそうに動き回っているが彼らにすれば用事があるのだろう。動作と姿がユーモラスで見飽きない。ムツゴロウの仲間だがこちらの方が大分小さい。
ウィキペディアによるとスズキ目・ハゼ亜目・ハゼ科・トビハゼ属
汽水域の泥干潟に生息し、潮が引くと干潟の上を胸びれで這いまわる。皮膚と口の中に溜めた水で呼吸するため、干潟の上で行動することができる。敵に狙われるとカエルのような連続ジャンプで素早く逃げ回るので、捕えるのは意外と難しい。食性は肉食性で、干潟の上で小さなカニやヨコエビ、ゴカイなどを捕食する。












種なしすだち

2007年07月15日 | 日記
栽培をしている親戚から職場の人がもらった種なしすだちのおすそわけにあずかった。
種なしすだちは、徳島県立果樹研究所が開発し、2004年に品種の登録を受けている。確か、翌年から農家にも苗木が供給されたと聞いているので、おそらく今年ぐらいから種なしすだちも普通のすだちと一緒に出回るのだろう。
ちなみに、まだ露地物ではなくハウス物だが、いずれにしても普通のすだちに比べて収穫時期が少し早いようだ。
種なしすだちの特徴は、普通7,8個ある種がない。その分果汁が多いし、絞っても種が入らないので便利だ。すだちは果樹にとげがあるので、収穫の際に気を使う。しかし、このトゲは樹齢が経つにしたがって小さくなるよういわれている。我が家も1本植わっており、毎年お盆過ぎに鈴なりになる。(盆を過ぎれば、露地物が一斉に出てくるので、価格は驚く程安くなる。)
中国四国農政局 徳島農政事務所のホームページから
”すだちは、ゆずの近縁種で、ゆずの偶発実生と推察される 徳島県原産の香酸柑橘である。色は濃緑色、切るとさわやかな香りがする。その独特 の香りと風味は、徳島県民の食卓に欠かせない郷土の味覚として広く親しまれている。
発生の起源についての詳細は、不明で、どの時代から栽培されたかも明らかでは ない。 すだちの呼び名については、現在では「すだち」または「スダチ」の仮名文字が多 く用いられ、販売面においては昭和56年から「すだち」に統一されている。”
徳島県のすだちが、いつ頃から栽培されたかは、はっきりしないが、伝承では私が野鳥を見に行っている大麻比古神社(鳴門市大麻町板東)の裏山のすだちの原木から県下に伝播したとのことである。
このため、「大麻山の見える所でないとすだちは育たん。」との言い伝えがある。露地物が出始める阿波踊りの頃には、よく冷やしそうめんや冷奴などに果皮をすりおろして使う。実が大きくなる9月頃には、実を横に二つに切って、さしみ、焼き魚、焼きまったけ(我が家では焼きしいたけ)、漬け物、大根おろしなどに絞って使う。
また、ビタミンCが極めて豊富で、リモネンという成分が醸し出す香味は、心気を調える効果があるらしい。成分としては、果皮に含まれる香気成分、果汁中に含まれる 糖、酸、ビタミンである。


ほぼ実物大(左が普通のすだちで、右が種なしすだち 種なしすだちの果皮表面の方は、つるつるしている感じ。)



上二つが普通のすだちで下二つが種なしすだち(このすだち種が少ない)