観・環・感

野鳥観察や旅行、映画などの趣味と日常生活や世の中の状況について、
感じる事を書いています。

清めの塩と迷信

2006年01月31日 | 日記
迷信について検索していたら、どこかの市のホームページに葬儀における「清めの塩」を廃止する必要性の年代別アンケート結果が載っていた。驚くなかれ、廃止する必要ないと答えた人は、
20歳~61.2%、30歳~60.7%、40歳~48.4%、50歳~48.4%、60歳~47.9%、70歳~35.4%
まさに若い人ほど迷信を信じているというか、死者は穢れているから清めないけないと思っているのか。自分の身内が亡くなったときでも遺体は穢れていると感じるだろうか。明治以降の葬儀社が考え出したしきたりを若い人ほど尊重するとは信じられない結果である。これも若い人の保守化と右傾化している証拠の一つだろうか。

偽装問題

2006年01月30日 | 野鳥
私(サンカノゴイ)のカムフラージュと米国産牛肉、耐震強度、ライブドアの偽装3点セットを一緒にしないでください。


小泉首相、マスコミを批判

2006年01月27日 | 日記
8月23日に書いた
「メディアにイエローカード」でマスメディアの自民党や刺客の応援をするような過熱した報道の在り方を非難した。
今度は、ホリエモンのことを盛んに持ち上げたメディアが、小泉首相に、「メディアが広告塔みたいにしたんじゃないですか。時代の寵児(ちょうじ)みたいに取り上げたのはどうなのか。」と反対に非難されている。やはり、メディアは「社会の現実を真正面から見据え、常に批判精神を忘れず」の姿勢を貫いてもらいたい。特に、テレビは、勝ち馬に乗って一緒に騒いでいたような感じで、今後、規制緩和が進むめば進むほど彼のような成功者が出てくるような事を言っていた。評論家と言われる人もごく一部の評論家(テレビ局におもねない)を除き同じような対応だったではないか。


藤原正彦氏とライブドア事件

2006年01月25日 | 日記
今日の読売朝刊「ライブドア事件を語る」の記事、語っているのは、小説家新田次郎氏の次男で、お茶の大学教授、数学者にしてエッセイスト。
ちなみに教授の
「国家の品格」という本が売れている。
記事の中身を私流にかいつまむと
マスメディアなどが「ホリエモンが法律違反をした。」ということに焦点を当てるから事件の背後にある「市場原理主義」の問題点が隠されてしまう。
市場原理主義は、人々を勝者と敗者に容赦なく分ける。しかし、勝ち負けは五分五分の確立でなく、1割の勝者に対して9割が敗者となる。(ギャンブルと同じ)
市場原理主義の進んだ米国では人口の1%が国富の40%を得ているという統計もある。
金銭主義がまかり通る現状(ホリエモンの台詞「金で買えないモノはない。」)に対し、アメリカに植民地化されている日本には自由はない状況だ。
2003年度 日本は25兆円の米国債を買っている。その額は対米黒字の3,4倍に相当。日本のもうけで米国の赤字を補填しているようだ。その上この国債は、米国のコントロール下にあり自由に売れない。そのため、国内ではゼロ金利が続いてる。(日米の金利が変わらないとわざわざ為替リスクのある米国債など買わない。)
日本人があっけないほどアメリカの市場原理に毒されされたのは、祖国に対する自信、国柄を失ってしまったためだろう。
(と言っているが、氏は右翼ではない。)
1549年にフランシスコ・ザビエルが来日して驚いたのは、貧しい武士が金持ちの町人に尊敬されていたことだ。武士は権力と教養は身につけても金は持たなかった。それでも尊敬されたのは、高邁な武士道精神、非常に高い行動基準のもとに生きていたからだ。
市場原理主義によって「情緒」という日本人の行動基準、特に弱者に配慮する”惻隠の情”が昭和初期から根こそぎやられた。だから戦争をした。

記者は結びとして「堀江容疑者を生み出した市場原理主義の流れは、単に経済だけでなく日本の文化の美点までも損なっている。」と指摘している。
記事の中の注:「武士道」
鎌倉武士の戦闘の現場仁おけるフェアプレー精神から生まれ、江戸時代に慈愛、誠実、忍耐、正義などを盛り込んだ倫理体系として洗練された。

そして、小泉改革という国家上げての後押しが、更にそういう風潮を増大しているのではないかと私は思う。このままでは日本は、二流、三の国に成り下がってしまう。
しかし、日本人の魂を取り戻すための教育が必要といっても、教える先生にしても団塊の世代以降の人間だと「”情緒、惻隠の情”はウェットだ、世の中はアメリカのようにドライにやるのがいい。」で育ってきているで難しそうだ。



我孫子市の新規予算

2006年01月24日 | 日記
昨日の朝日新聞の「天声人語」に千葉県我孫子市が予算編成に当たって新規事業を選ぶ過程を逐次、市のホームページに載せ、市民から意見を募っているとの記事が載っていた。
2006(平成18)年度予算の編成状況(新規事業)(第3回)
最近はどこの地方自治体も緊縮財政である。事業はしたいが、金も少なくなったし、さらに、役所の幹部と与党の有力議員との取引で決める時代ではなくなっている。事業費は市民の税金でまかなうのだから、この際、直接、住民にお伺いすればということだ。
新規事業案をA、B、Cにランク付けしてその理由まで記している。ここまで透明化してる自治体はないのではないか。
特に市町村の事業は私たちに身近なものだから市が計画している事業を一つ一つ見るのも面白い。

勝浦川のマガン

2006年01月22日 | 野鳥
朝、目が覚めると予想に反して晴天ではないか。風邪がひどくなるといけないのでじっとしておこうと思ったが、あまりに良い天気なので、ごく近いところでバードウォッチング。
三度目の正直でマガンを見つけた。
ここ徳島ではガンの仲間は滅多に見られません。今年は、オオハクチョウ、コハクチョウ、マガンと来るのは、寒さのせいか?







前から2番目の個体の胸の部分、大きな痣みたいになっている。



時効警察

2006年01月21日 | 映画・テレビ
金曜の夜は、いつもより寝るのが少し遅い。この日も遅めの風呂のあとテレビをつけたら筑紫哲也のNEWS23、ちょうどライブドアのニュースをやっていた。いつもの金曜ならそれまでだが、チャンネルを変えたら時効警察という番組だった。
内容は、時効になった事件を主人公が個人的な趣味として調べるというものだが、
いわゆる刑事物として作っておらず、なんとなく「ゆる系」、なんだこれという感じだけど面白い。
明日は鳥を見に行く天気ではなそうな予報だからつい最後まで見てしまった。ABCテレビは午前0時24分から1時19分まで。
これが10時始まりだと毎回見るのにこんな遅くじゃ今日限りなるだろう。残念!

ライブドア捜索

2006年01月20日 | 日記
巷では、またもやライブドアが世間を賑わしている。私は、株のかの字も知らないけど、ネット株をやってる知り合いがライブドア関連の株も持ってると言ってたけど、どうなったんだろう。
メール仲間から
偶像破壊の季節
2ちゃんねるのライブドア関連板が送られてきた。
記事の真偽は、全く分からない。
とにかく、カメラとかパソコン、車といったモノでないマネーの話はややこしい。だから、いつまでも貧乏?


長距離バスの中で

2006年01月19日 | 日記
昨日、バスで松山まで出掛けた。バスで松山へ行くのは初めてだったが、列車よりずっと便利。しかし、往きの乗客は全部で6人、これでは採算取れないだろ、空の便のスカイマークのようにこのバスも撤退したら困ると心配になった。採算ベースの乗車率はどのくらいなのだろうか。復路は、長距離トラックや前を走ってた松山→大阪便を追い越したりして、少し飛ばしてると思ったら、案の定20分速着くことができた。ちょっとだけ得をした気分がした。
帰りにTHE21の香山リカと三浦展の対談”団塊ジュニア「2極化」の心理学”を読んだ。
その中で香山氏が三浦氏に「下流社会」を書いたのは、「いま社会はこうなっている」という状況分析が目的か「こういう社会になるのはまずい」と言うメッセージかと真意を質した。
三浦氏は「ただ、………差が出るのもかまわない、けど次世代のことを考えると階層の固定化は避けたい」と答えていた。「下流の人は自業自得だ」というような考えの人ではないと分かって安心した。

学生の仕分けについて

2006年01月17日 | 日記
1月11日の毎日新聞に”学生 「仕分け」する大学”という記事があった。 
そして、「大学が経済界の求めに応じて学生をエリート、非エリートに分けて教育する動きに賛成か、おかしいと思うか」のアンケートの回答を募集していたけど結果はどうなのだろうか。
国公立の大学の法人化と大学全入時代の到来を迎え、大学も経営重視をせざるを得なくなり、大学という業界に転身している経営者も増えている。
「大学の役割は、民間の会社と同じで、学生を仕入れ、加工し製品に仕上げ、卒業証書という保証書をつけて企業に出す。これが産学連携だ。」だと言ってるのが元日本郵船の副社長で首都大学東京の高橋宏副理事長。
現在のアメリカ型経済社会が未来永劫続くのか、学問の府としての大学は、そういう機能を担うだけでいいのだろうか。何もかも経済優先の社会でいいのだろうか。