観・環・感

野鳥観察や旅行、映画などの趣味と日常生活や世の中の状況について、
感じる事を書いています。

カワウ

2013年12月29日 | 野鳥
ガン・カモ調査の予備調査に出掛けた。
、ここは、いつもなら私のお気に入りの緑色のナポレオン帽子を被ったようなヨシガモがたくさんいる所だが、今年は全くいない。
ヒドリガモやマガモさえほとんどいなかった。目に付いたのは、カワウばかり。



ミサゴが3羽止まっている杭の後ろに浮かんでいるのもカワウばかり。以前は、カモばかりだったのだが、最近は本当にカモの姿が少なくなった。


カワウは、1年を通して繁殖が可能だそうだ。

今では考えられないが、このカワウ、1970年代には3000羽以下まで減少し、絶滅が危惧されていた。しかし、公害規制による河川水質の向上で
餌となる魚が増え、1990年代以降に爆発的に増加した。現在12万羽以上に増えているとの推計もある。
徳島での実態については、少々古いが、2003年4月18日に放映された地元四国放送の番組「おはようとくしま」での「増えるカワウ 生態と実態」という
記事がよく分かる.
この10年前の番組では現在は約6万羽と言っていたので、10年で2倍に増えたのかな。
カワウの漁業被害で有名な滋賀県の取り組みについては、滋賀県カワウ特定鳥獣保護管理計画(第 2 次)が詳しい。

安部首相の靖国神社参拝

2013年12月27日 | 日記
安倍首相の靖国神社参拝に対する中国や韓国、北朝鮮の反応は、予想されたとおりだが、米国やEU、ロシアの反応も厳しい。
この参拝についての意見交換のため、11月中旬に、衛藤首相補佐官が米国を訪問した際、米国側から参拝すれば「日米関係を
害するだろう」などと、強く反対されていたことが明らかにされている。米国の国務次官補など要人と面会した際、「オバマ大統領
が理解を示すことはない」、「日本の評判を落とし、日本のアジアにおける影響力低下を招く」などと、厳しく反対されていたようだ。
また、日韓関係のさらなる悪化への懸念のほか、中国に対しては、日本側が緊張をあおっていると主張するための口実を与えることに
なるため、結果的に、中国の立場を有利にするといった声も上がっていた。
そのことを承知の上での安部首相の参拝である。
ネットでCNNニュースの見出しを見ると「Japanese Prime Minister Abe visits controversial Yasukuni war shrine」とあった。
ワシントンポストの見出しは、「Japanese prime minister's visit to Yasukuni war shrine adds to tensions in Asia」である。
両紙とも靖国神社のことを靖国戦争神社と表現している。普通、靖国神社の英語訳は、Yasukuni shrineでwarの文字は入らない。
やはり、アメリカ人の感覚としても靖国神社は、戦争を賛美している神社として捉えているのだろうか。
世界の人々が靖国神社のことを戦争犠牲者の鎮霊社としてでなく、戦争を賛美している神社と理解しているであれば、安部首相が
「不戦の誓いをした。」と言ったところで、誰も聞く耳を持ってくれないのではないか。

琵琶湖クルーズ

2013年12月26日 | 旅・風景・グルメ

琵琶湖周遊で乗船したこのミシガン号は、1982年進水の総トン数1,038トン、全長59m、幅11.7m、定員787名の外輪船。
ミシガンという船名の由来は、滋賀県が姉妹携帯しているアメリカのミシガン州からきている。船体は、かつてミシシッピ川を往来した船をモチーフと
しており、「外輪船」と呼ばれる推進機構にしたのは、琵琶湖南岸は浅瀬が多く、水位が低下した場合でも運航が可能であるため。ウィキペディアに
よると建造費用97億円のうち70億円は琵琶湖総合開発に伴う代替船建造の補助金だそうだ。
私の乗ったコースは、琵琶湖の南湖の大津港を出港し、また大津港に戻るという80分の「ミシガン・モーニング」と言うコース。11月の始めだったが、
寒くてしかも小雨の降る中でのクルージングだった。しかし、結構大勢の客で賑わっていた。


こちらは、ビアンカ号
ビアンカとは、イタリア語で白を意味する女性単数形で女性の名前にも多い。ちなみに、男性単数形はビアンコ、男女両性複数形はビアンキ。現存する
世界最古のイタリアの自転車メーカーの名前にも使われている。
定員は、604名とミシガン号より少ないが、大きさは、ミシガン号より少し大きいアルミ製の船体で琵琶湖最大の船舶。


目の前の地上38階の建物は、大津プリンスホテル。上下船する予定の客がいる場合にここ大津プリンスホテル港に寄港する。
大津港から大津プリンスホテル港への所要時間は、25分。


右端が出発した港で左端が大津プリンスホテル
この日は朝から雨だったので、雨降り用に買ったオリンパスの防水デジタルカメラTough TG-1を使用。パノラマ写真を撮ってみた。



空中戦をするオオタカ

2013年12月25日 | 野鳥
遠く離れた木に止まっているオオタカ成鳥の雌を見ていて、ふと目を離すと2羽になっていた。
時間順に並べてみた。


上がオオタカの雄で下がオオタカの雌


同じく上が雄で下が雌


左が雄で右が雌


上が雄で下が雌


上が雌で下が雄

オオタカの体長は、雄が50cm、雌が57cm。体が大きく、丸みがあるのが雌
オオタカの上面は、暗青灰色ないし黒灰色  雌は、上面が褐色がかっていることが多い。
雄は、下面の横斑が雌より不明瞭なので、雌より白っぽく見える。
上記オオタカの雄雌の識別点に留意して判別してみたが、雄雌が並んだ鮮明な写真でないと識別は難しい。

識別の困難さ加減

2013年12月23日 | 野鳥

昨日見に行ってた場所から眺めた風景。 一眼レフ35mm換算 900mmで撮影 トリミングなしの写真
前に見える島は、淡路島。


トリミング


さらにトリミング
右にウミウ、左にヒメウが写っている。


ヒメウ(姫鵜)の特徴を見るため、無理にトリミング
漢字名が示しているように国内で生息しているウの仲間では最小である。首とクチバシが細く顔に露出部がほとんどない。
ここにいるウミウとカワウの成鳥同士の識別の第一ポイントは、上面に緑色光沢があるのがウミウで、褐色光沢があるのがカワウとされているが、光の
加減で分かりにくい場合も多い。
クチバシの基部の黄色い露出部が口角で三角形に尖っているのが、ウミウと覚えるのがいいのではないだろうか。体の大きさはそれほど違わないので
識別ポイントにはなりにくい。
ところで、オオセグロカモメとセグロカモメの識別も難しい。名前からだとオオセグロとあるからセグロよりかなり大きいのかと思うが、その差はごく僅か
しかないので、比較の対象にはならない。成鳥の見分けは、背の羽が黒いか灰色かだが、カモメの寿命は長い。特にセグロカモメは30年を超えるものも
いるらしい。
カモメは、成熟に数年を要し、1年に2回換羽する鳥である。セグロカモメを図鑑で見ると、幼羽→第1回冬羽→第1回夏羽→第2回冬羽→第2回夏羽→
第3回冬羽→第3回夏羽→成鳥冬羽→成鳥夏羽の絵が載っている。羽の色だけでなくクチバシの色も足の色も変わるのが多い。
しかし、識別のベテランになると第4回冬羽のセグロカモメだと即答できる人もいるようだ。
写真に写っているカモメについては、セグロカモメと思うが、大きくトリミングしても写真が不鮮明になるだけで、識別は困難なため触れない。



350対2

2013年12月22日 | 野鳥
昨日来たメールには、「本日、○○海岸にウミアイサがたくさん来ました。その数350羽」と書かれていた。添付の写真を見ると
ウミアイサが砂浜まで来てた。今日、写真の撮影場所と思われる場所に正午前に着いた。
昨日、350羽もいたんだから、今日、全部いなくなるなるということはまず考えられない。しかし、駐車スペースに車は1台も
駐まっていない。どうも嫌な感じがする。悪い予想が当たった。
しばらくすると、同じくメールを見たOさんがやって来て、「こんなはずはない」と、○○海岸の端から端まで車で走ってみた。
そして私に「1羽もいない」という電話をくれた。
今日、見ることができたウミアイサは、たったの2羽だった。


これでも相当トリミングしている。





あまりにも遠いので、証拠写真程度にしか写せなかったウミアイサの雄

お目当てがいない時

2013年12月20日 | 野鳥

モズの雌 (トリミングなし)
一眼レフ35mm換算760mmで撮ってもこんなに小さい。
だけど、モズは、小鳥の中の猛禽でスズメやメジロを狩ったりする。時には、自分より大きなヒヨドリを襲うこともあるようだ。


クイナがよく鳴いていたので、これが飛び出した時、バチ、バチバチと撮ったらバンの幼鳥だった。(バンもツル目クイナ科の仲間)


ジョウビタキ雄

せっかく鳥を見に行って、何も撮らずに帰るのはしんどいので、出てくる物は何でも撮ることにしている。

杵原学校と映画「母べえ」

2013年12月19日 | 旅・風景・グルメ
映画「母べえ」(かあべえ)は、映画スクリプターの野上照代の実話に基づいたエッセイを元にした2008年の山田洋次監督作品
単行本が2007年12月、翌年の映画公開を前に、中央公論新社から『母べえ』として、刊行されている。野上照代の父親である野上滋は、戦前から新島繁の
ペンネームで活躍したドイツ文学者。映画とは異なり、戦後も存命して、神戸大学教授などを歴任されている。
この映画、バスツアーで2回見た。2回目の今年11月に見たときは、この映画の中に出てくるシーンのロケ地に行くからよく見てなさいということだった。

校舎に架かっていた映画の場面の写真
左側は、母べえと子どもたち 右側は、父べえ (映画は、父べえが思想犯として特高警察に捕まるとこから始まる。)

11月20,21日に行ったバスツアーのタイトルは、ミステリーツアー。乗客は、何処に行くのか何処に泊まるのか知らされていないし、ヒントも行程表も
一切ない。それでもミステリーシリーズは人気があるようだ。さらに、今回のミステリーツアーは第1回目だったので、添乗員も運転手も初めてのコース。
最初に着いたのが長野県飯田市山本にある旧山本中学校杵原校舎
昭和24年に新制山本中学校として建築。(南校舎に寄棟造りの玄関ポーチが付いたり、玄関内部腰板にベニヤが使われるなど当時の社会情勢が反映されている。
新制中学校校舎として全国で初めての国登録有形文化財である。)


ここで母べえ(吉永小百合)が代替教員として働く国民学校の教室でのシーンに使われた。




ここは、しだれ桜が有名だが、紅葉も良かった。

ところで、この学校の敷地の大半は無償提供によるもので、神社林の神木を売ったり、婦人会が兎を飼育して資金にあてたりしたようだ。また、村民が藁、竹、縄など
資材を提供し、勤労奉仕するとともに、生徒も資材を運搬するなど村民手作りの学校だった。昭和32年に体育館が竣工、そして村は飯田市に合併された。昭和60年には
伊賀良中学校との統合(現旭ヶ丘中学校)によって廃校。平成21年4月から「山本地域づくり委員会」が指定管理者となり、施設管理や施設を活用した事業運営を行っている。
私たちツアーの一行は、この事業の一環として、教室で委員会のメンバー?による2時限の授業を受けた。1時限目は、社会(歴史)でこの由来の話。
2時限目は、古いオルガンでの伴奏による童謡「故郷」の合唱(この時に始めて歌詞が3番まであることを知った。)

チュウヒの落とし物

2013年12月17日 | 野鳥

チュウヒが獲物を物色中?


攻撃開始か?


地上の獲物につかみかかる準備かな思いきや糞をしたのだった。(右下の白い物体)

タカの仲間は上記の写真のように、普段、足を後ろに伸ばして飛んでいるが、糞をする時はそのままだと足に糞がかかってしまうので足を前
に出してするそうだ。


今日のチュウヒ

2013年12月16日 | 野鳥
駐車場に着くと車が1台しか止まっていない。前回は6台も止まっていたけど鳥の出方の方はさほど良くなかった。
今日も駄目かもしれないが、ととりあえず観察舎の方へ回ってみた。予想どおり寒いだけ。
暖を求めて旧堤防の上を歩くことにする。早速、チュウヒがお出ましになった。


トリミング大


トリミング小

クリックして拡大をしてみると何か口元に付いている。狩りをした後だろうか。

このチュウヒが葦原の方に降りたように思ったが、あかなか見つからない。

そこに浮かび上がったのが、写真の上のトビ。このトビをチュウヒと間違えて撮影したのだが、下には何とチュウヒがいた。
しかも、チュウヒの方にピントが合っている。
トリミング大