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秋の里山ウオーキング

2017年11月07日 23時38分32秒 | 各種講座

各務原市教育委員会の西ライフデザインセンターが主催する秋の里山ウオーキングに参加しました。
5月に「さわやか初夏のウオーキング」と言うのに参加しました。今回は、その秋版です。木々が紅葉を始めていました。そんな中をウオーキングしました。



今回の秋の里山ウオーキングのチラシです。
講師は春の時と同じ中さんこと。中山 久仁夫さんです。
NPO法人 ふれあいの森自然学校 森の案内人  中山 久仁夫
http://www.gifu-fureainomori.com/index.html

参加者は16名でした。その内男性が5名で、ご夫婦(だと思う)が3組でした。里山の自然に触れるウオーキング。こう言う事業は女性に人気があるのかも知れません。



今回、資料として配られたコース図です。
自然遺産の森にスタートとゴールが着いていますが逆になっています。
遺産の森から寒洞の池へ向かい、各務原カンツリーの北側を東へ向かって来る、時計回りのコースを歩きました。




集合場所が各務野自然遺産の森です。




少し遅れて歩き出しました。
これから各務野自然遺産の森。そして東海自然歩道と各務原カンツリー北の道を歩き、戻ってきます。




歩き始めて最初に来たところが「ひすい池」です。
小さくアオサギが見えました。



ひすい池を観察します。
左は翼を休めているアオサギです。トリミングしてみました。





東海自然歩道を歩き出しました。
この辺り、「発見の森」と言う場所です。
春の季節になると、ミカワバイケイソウの花が咲きます。
中さんが本を取り出して説明しています。




歩いていて、赤いカラスウリを見かけました。
熟していない時ですと目立ちませんが、赤色を帯びて来ると目立ちます。




自然歩道を歩きながらドングリを拾います。
ここで拾ったドングリ。シリブカガシと言うドングリです。近畿地方以西の暖かい地方にに自生するのですが、各務原のように北限を超えて自生しているのは珍しいのだそうです。
シリブカの名のように下の部分が凹んでいます。




寒洞池へ歩いてきました。
ここで、中さんが柵に上り、ツルを引っ張りました。




ツルから実を取りました。
このツル。アオツヅラフジと言う植物でそのツルでした。
ブドウ状の実です。
テッシュが配られ、その上に実の中身を出してみました。画像では判り難いのですが、アンモナイト状のタネが入っていました。




寒洞池の岸辺を歩いてきまして、あずま屋が見えてきました。




気に巻き付いたツル状の植物を見かけました。
こちらは宮ちゃんこと、宮部さんの説明です。




ツル状の植物はテイカカズラと言う植物でした。
左の長く垂れ下がっているのがテイカカズラの種で弾けて風に運ばれるのだそうです。見難いですが、右は虫が入っている袋状のものです。中を開いて見せてもらいましたが、小さなウジムシが入って居ました。
なお、テイカカズラの名は藤原定家にちなんで居ます。




宮ちゃんが見せてくれたテイカカズラの花の絵です。




東海自然歩道を歩いています。




東海自然歩道の休憩場所に来ました。
ベンチやテーブルが見えます。




休憩場所では大チャンこと、大野さんの説明です。
何本も真っ直ぐに上へ伸びる木がありました。この木はユリノキと言うのだそうです。別名、半纏木とか奴凧の木と呼ばれています。それこそ、葉が半纏や奴凧のかたちをしているからで、今の人に半纏と言っても解からない。Tシャツの木と言って解かってもらえると話しました。
この木、アメリカのフロリダ地方に多い木で日本に渡って来たですが、主根が無くて風に弱く倒れやすいのだそうです。実際、横に大きな木が倒れていました。
右はユリノキのタネで松ぼっくりのようなものです。タネが一杯詰っていました。




落ち葉を踏みしめて東海自然歩道を歩きます。
先ほどの休憩所から階段の登り坂になりましたが、登り坂を過ぎて、やっと楽になりました。




自然歩道を歩き、峠のような場所を越えました。
電柱のようなユリノキが林立しています。
秋の日差しを受けています。




自然歩道沿いの場所で地獄洞古窯跡が有ります。
階段を上り古窯跡をガラス越しに見学しました。
かつて、ここでは須恵器が生産されていました。その完成品が奈良の都へ送られていたと言う説明です。




窯跡の南側斜面。
キチジョウソウと言う花です。漢字では吉祥草と書きます。「家に 植えておいて花が咲くと縁起がよいといわれるので、吉祥草の名がある。」とWikipediaに書かれています。




各務原カンツリークラブにいたる道に来ました。




足元に少し大きめの松ぼっくりが転がっていました。
大チャンの説明ではテイダマツという松だそうです。普通、日本の松はV字型なのですが、この松は3本になっていて、不倫松だと冗談を言っていました。
この松も主根が無く風で倒れやすいのだそうです。




ウラギンチョウと言う蝶です。
この蝶。初めて見ました。
晩秋の日を翅に受けて、エネルギーを蓄えているのでしょう。
検索してみますと、雄と雌で全く翅の色が異なります。これはウラギンチョウのメスだと思います。




「出合いの森」まで歩いてきました。この辺り「くもの丘」と言う場所であずま屋が有りました。
あずま屋で女性4人がランチをしていました。
それに、前方のベンチではお二人がランチです。




各務野自然遺産の森へ戻って来ました。
ここで解散となりますが、中さんが最後に今日の感想を聞いていました。

若い女性がこんな好い場所が有るとは知らなかったと感想を話しました。
歩いてみて、自然に触れてこの場所の良さを実感できた事でしょう。各務原市にこんな好い自然の場所が有る。誇りに思って好いですし、大切に残していかなければなりません。
後ろの建物。那加地区に有った庄屋の家屋を移築したもので、自然体験塾となっています。昨年、12月に門松作りが有りました。親子が対象でしたが、夫婦で飛び入り参加させて貰いました。http://blog.goo.ne.jp/gifu2212/e/1ea3b5a9968e198af832278d48076102


感想
各務野自然遺産の森から東海自然歩道を周回してきました。アオツブラフジとかテイカカズラを目にしました。ツル状の植物です。採取してきてクリスマスリースの原料に出来るのではと思いました。それにこれらのツル植物。春には花が咲きます。テイカカズラの花の絵を見せて貰いましたが、花の咲く時期に訪ねてみたいと思いました。

秋の時期であり、色々のドングリを目にしました。シリブカガシやマテバシイを目にしましたが、イマイチ。その区別が出来ません。でも、太ったドングリはアベマキであることを知りました。知らない事を知る面白さが有ります。

現地で現物を見ての勉強でしたが、ナマの学習と言う感じがしました。有意義な時間でした。
ぶっつけ本番の困難性。顔が映るのが嫌とかの理由が有るでしょうが、このような講座をテレビの「各務原市の時間」で紹介すれば好いのにと思いました。この講座にテレビクルーが付いて来れば、テレビ番組が1本出来上がってしまった事でしょう。

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