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9/7、先端最新技術を見てみよう  「あいち産業科学技術総合センター 産業技術センターを見学しました」

2016年09月07日 23時14分07秒 | 見学 ゆうゆうなごや

見学サークルの9月例会に参加しました。今回は刈谷市のあいち産業科学技術総合センターの産業技術センターを見学させて貰いました。産業技術センターは刈谷市に有りまして、自動車産業が盛んな地域の中に位置します。
あいち産業科学技術総合センターには繊維技術や食品工業技術、窯業技術な色々の研究分野が有りますが、今日、訪ねた産業技術センターは職員数が多く、あいち産業科学技術総合センターの中でも中心的な存在の場所です。

集合場所は名鉄の一ツ木駅です。駅に集合して産業技術センターへ向かいました。

名鉄一ツ木駅

集合場所は名鉄の一ツ木駅です。
一ツ木駅は無人駅でした。
誰かが言っていました。普通列車しか停まらない駅は、大抵は無人駅だと。




踏み切りの横に供養碑が建立して有りました。




裏側に廻りましたら、字が刻まれて居るのが判りました。
読み難くなっていますが、昭和33年11月24日の日付が判ります。
検索しましたら、このような事故を表すサイトに当たりました。
http://www.weblio.jp/wkpja/content/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E9%89%84%E9%81%93%E4%BA%8B%E6%95%85+(1950%E5%B9%B4%E3%81%8B%E3%82%891999%E5%B9%B4)_%E4%BA%8B%E6%95%85%E4%B8%80%E8%A6%A7

昭和の事故で年代順に書かれていますが、S33.11.24にシンナーを乗せたオート三輪が一旦停車せずに踏み切りに突っ込んで電車と衝突。炎上して、二人の職員が殉職したものでした。
大きな事故でした。
あの時代。戦後の混乱期を引きづっていたのか、大きな事故が繰り返されています。

興味本位で石碑の裏側に回って見ましたら、思わぬ発見が有りました。
石碑の表を眺めただけなら、こんな発見は生まれませんでした。
新しく知る事が面白いです。
石碑の裏側に廻りこむ事が出来たのは、時間に余裕があったからです。


産業技術センター

あいち産業科学技術総合センターの産業技術センターへ歩いて来ました。




産業技術センターに到着です。
職員の方が表に、迎えに出てくれていました。




第2研修室に通されました。
私たちがセンターに入ったのは2階からでしたが、階段を下りましたので、地下の階に降りた様な錯覚がしました。
センター長の挨拶です。
そして、産業技術センターの業務紹介ですが、パワーポイントを使っています。



パワーポイントを使って説明されたものと同じものです。
引用させて貰いました。
産業技術センターは愛知県産業労働部の一部だと紹介が有りました。





あいち産業科学技術総合センター全容です。
その中でも産業技術センターが最も大きな規模となっています。





製造品出荷額の都道府県での順位です。
愛知県は2位の神奈川県を大きく引き離しています。
レースに例えるなら、独走状態と言えるでしょう。




業種区分別の順位です。
殆どの分野で愛知県が独占と言う状態です。
ゆうゆうなごやでキューピーマヨネーズや大同特殊鋼、新日鉄を見学した事が有ります。
鉄鋼業で1位。食料品製造業で2位。あの時の企業の出荷額が含まれています。






産業技術センターの業務で無料の技術相談。有料の依頼試験を紹介しています。
有料の依頼試験が大きなウエイトを占めています。








センターから渡されたレジメです。
これからセンター内の見学に入ります。
所内見学で、廻る順序が書かれています。




最初に訪ねた、4階の科学材料室です。
燃料電池試験室です。
若い男性が説明してくれました。




燃料電池のしくみを説明してくれました。
窓の光が反射していて、上手く写っていません。
水の電気分解ですが、これは学校で習った原理です。
電極に白金を使っているのだそうです。
今、燃料電池車で話題となっているトヨタの「未来」。
白金を使用しているので高価となっているのだそうでした。




3階の環境材料室に来ました。
ここでは女性の担当者が説明してくれました。
セルロースを材料とした分野の説明です。
この分野の応用では、紙オムツや鉛筆の芯に生かされていると説明していました。



セルロースナノファイバー。
花粉除去フィルタで空気清浄に活用されています。




こちらは科学材料室です。
蛍光X線分析装置の説明です。
この機械でX線を照射して、どのような金属の成分を含んでいるか、測定できると言っていました。
合金の元素分析で、銅65パーセント。亜鉛35パーセント。などと分析できると話していました。




自動車・機械技術室です。
超精密測定・デジタイザーの分野ですが、この部屋に来る前に接触測定の部屋を見学しました。モノに接触する事でより精密な測定できるとのことでした。
こちらは、非接触測定で物体を3Dで図ります。モノにさわらない代わりに、測定精度は接触測定には及びません。





映し出されたモノです。
立体的なモノを測ります。





こちらは環境材料室で木材加工の分野の説明です。




木材を圧縮加工する説明が有りました。




展示して有ったキューピットの矢です。
小さな穴に大きな矢が射抜いています。
これを見た時は、不思議だと思いました。




センター内の廊下です。
案内され、センター内を移動していきました。




金属材料室です。
摩擦攪拌接合の機械のところへ来ました。
摩擦攪拌接合の頭文字を取って、FSWと言われています。
金属を接合する技術の紹介です。


こちらは、その摩擦攪拌接合を行う機械です。




摩擦攪拌接合の実演を見せてくれました。
アルミ板の接合でしたが、このような技術が自動車製造などの分野で生かされているのだろうと想像しました。



最後に来た所です。
グラスファイバーの応用などについてお話が有りました。




見学を終え、最後にお土産を頂きました。
先ほど、木材加工の場所で見かけたものと同じものです。



最後に
私たちの質問に丁寧に答えていただきまして、予定時間をオーバーしての見学となりました。
率直な感想は、この場所が愛知のもの造り産業を支えている。ここ、産業技術センターの周りにはデンソーとかアイシンと言う大きな企業が有ります。自動車産業全般をバックアップしているのだと感じました。また、大きな企業でなくても、製造業者が困ったときの駆け込み寺的な役目を果しているのではなかろうかと想像しました。
先端技術を支えている産業技術センター。有意義な見学をする事が出来ました。


えび善でランチ

見学を終えて、向かったのが、えび善です。
これから、えび善に入ります。

えび善
刈谷市恩田町154番地2
0566-23-4657
http://r.gnavi.co.jp/n713600/





ランチタイムのメニューです。
メニューを見ただけでも、お値打ちな品が並んでいます。




案内され、部屋に向かいます。




メンバーは、それぞれ好きなモノを注文しました。
殆どの人がエビフライランチを注文しました。
有頭エビが3匹乗っていますが、写真が上手く撮れていません。
このお料理にドリンクが付きました。
コーヒー、オレンジジュース、ウーロン茶の何れかが頼めました。

誰かが言っていました。
これなら、お値打ちだと。


お土産はハートに刺さった矢です

お土産に戴いたハートと矢です。
ハートに矢を射って、お湯を注ぎます。
時間が経つと矢が大きくなりました。




これが完成した状態です。
矢に木材加工がして有りました。
自分でやってみて、秘密が判りました。


感想
集合場所が一ツ木駅でした。時間が有り、供養塔を眺めたりしました。
昭和33年の大事故。
オート三輪車。今も残っているメーカーではダイハツやマツダです。あの頃、三輪車を製造していた、くろがねと言う名のメーカーも有りました。初期のオート三輪車はバタバタと言う音でオートバイのようなハンドルでした。それが推移し、丸ハンドルの三輪車に変りました。
33年頃の名鉄電車。下がチョコレート色。上はクリーム色のツートンカラーでした。まだ、パノラマカーが登場する前の時代です。
そんな電車と三輪車が衝突した大事故。その場面をセピア色で想像できます。
たまたま、寄った駅の一隅。
事故史を垣間見た気がしました。


最初に表まで迎えに出てくださった職員の方。
真摯な対応でした。
時間をオーバーしての見学。
色々のセクションで丁寧な説明をして貰えました。
センター内の機器。家、1軒と同じくらいの値段のモノも有るとの事でした。
知らない事を知る。その面白さが有ります。
私は愛知県民では有りませんが、愛知県がこのように産業の支援をしている場面を見て、頼もしく思えました。


ミンナで揃っての昼食でした。
安価で美味しいエビフライを味わう事ができました。
このように、体験できたのも世話をしてくれる人が居るからこそです。
有り難いと思います。



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