Kオジサンの気の向くまま

日々のあれこれ・・・・・思いつくまま

歴史勉強会 ヒストリー各務野会  古墳発掘現場の見学

2017年01月13日 23時05分05秒 | ヒストリー各務野会

1月例会の計画では、加治田城跡の見学がテーマとなっていましたが講師の都合が悪く、講師が担当しておられる古墳の発掘調査現場の見学となりました。


集合場所となっていた富加町郷土資料館です。
富加町は正倉院に古い戸籍が残る町と言われて居ます。
そのような事から、校倉造のイメージがする建物にしたのでしょう。

奈良正倉院に残る最古の戸籍-冨加町
http://www.town.tomika.gifu.jp/tourism/rekishi/saiko_koseki.html



富加町郷土資料館のすぐ前が古墳の発掘現場です。
杉林の中を歩きます。




古墳発掘現場も杉林の中に有ります。
今日の講師。
富加町教育委員会の島田さんです。
文化財が担当で発掘に携わっています。





図を手にして説明していますが、この図は前方後円墳の図です。
今、立っている場所は後円部なのですが苗田づくりの際に、古墳とは知らずに土が削り取られてしまっていると話しました。

古墳の敷地に杉洞1号古墳の標柱が立っていました。
島田さんの説明ですが、この古墳には石室が無く、木棺を直接埋葬したのだそうです。古墳に付随する葺き石も埴輪も出ていないと話していました。
それに、この古墳では、一旦埋めた後、再び掘り返しているのが判るのだそうです。何故そのような行為をしたのかが謎だと言っていました。
この古墳。西暦、200年頃。3世紀前半のモノだと説明が有りました。
まだ、発掘途中なのですが、発掘結果が楽しみです。



トレンチ(壕)をまたいで、説明しています。




こちらは前方部です。
L字型に掘られたトレンチです。




土の層が重なっている状況の説明です。




こちらは前方部の説明です。




土器が出土して来ています。




土器をアップで。
「つき」と言うモノでする




トレンチを覗き込みます。



夕田茶臼山古墳の発掘報告書と杉洞1号古墳の標柱です。

杉洞1号古墳は前方後円墳です。それに夕田茶臼山古墳も前方後円墳で、この他にもう1箇所前方後円墳が有るのだそうです。狭い地域に3箇所も前方後円墳が集中しているのは珍しいと話していました。



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« Kオジサンの家庭菜園日記  ... | トップ | Kオジサンの家庭菜園日記  ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ヒストリー各務野会」カテゴリの最新記事